9月4日、未明、4時ごろでしょうか? いきなり地震で目が覚めました。だいぶ揺れているみたいでしたが、なんだ、たいしたことないじゃん。また寝てしまいました。起きてみたら棚の醤油瓶が床に! 但し、じゅうたんの上で割れずにすみました。停電で夕方までテレビは付きません。震度3強ぐらいだと思ったら現地発表は震度5(M7.1)でした。こちらではカンタブリー地震と呼んでいます。(カンタベリーと書かれているものが多いですが、CANTERBURYのスペルからは読みにくいので)
外を見ると隣のレンガ造りの古い建物は煙突がもげていて、うだつみたいな屋根の突起がなくなっていたり、古いビルが何箇所かで壊れています。みんなレンガ造りの古いビルです。窓ガラスがたくさん割れているビルも多いです。もちろんメッシュ入りのガラスなんてーものはこの国にはありません。
9月5日以降はCity Centre (中心部)のアチコチが通行止めになり、中の住民以外は中心部には一般の人は入れませんでした。6日からは軍も出動して通行規制が続いています。さながら戒厳令下のようです。工事車両、重機も頻繁に行き交うようになり、復旧の工事が各所で始まりだしました。8日には目抜きのコロンボ通りが(歩道は片側だけところもありますが)通行可能になりました。コロンボの東側の数ブロックはまだ通行止めです。
クライストチャーチ大聖堂は被害がないようです。まだ、観光の人はほとんど入っていないようですが、主要なポイントへは歩いていけそうです。トラムはまだ動いていないと思いますが、確認しておりません。RED BUSは無料のシャトルも含めて動いておりますが、BUS EXCHANGE(バスセンタ)には9日現在は入れません。
余震は少なくなってきていますが、まだ続いています。昨日(8日)朝は震度3程度?(M5.1)の縦ゆれがありました。こちらのテレビでは日本のようになんとかプレートがずれたとか、専門家の解説がないので全く予測が付きません。昨日は短い時間でしたがまた停電しました。地震国の日本から来た私も縦ゆれには自信がなくなります。
ホテルも休業のところが多いみたいでしたが、もう入れるところがあると思います。但し、観光を予定していた皆さんは、今しばらくお待ちになったほうがよろしいかもしれません。今はやっているのは壊れたビルの撮影です。記念撮影を兵隊としたりする人もいます。テレビキャスターによれば、正常に戻るのには1週間以上かかるとのことです。
またまたお邪魔しました。