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モスクワからニースまで列車で

公開日 : 2010年09月27日
最終更新 :

モスクワと南仏ニースを結ぶ列車が約100年ぶりに復活して、最初の列車が9月25日にニースに到着したそうです。列車は週に一本、モスクワを出発し、ポーランド、オーストリア、イタリアを経由して50時間でニースに到着するというスケジュール。そういえばニースにはサン・ニコラというロシア正教の大聖堂もあるくらい、かつてのロシア貴族が好んで訪れる保養地だったんですね。

http://japanese.ruvr.ru/2010/09/26/22374243.html

Rail-News.comというサイトの記事(http://rail-news.com/2010/09/24/new-moscow-%E2%80%93-nice-train-departs-on-maiden-journey/)によると、モスクワ=>ニース間のチケットは最安値の2等車306ユーロから、上はデラックス個室1200ユーロまであるそうです。このサイトにある個室の写真を見るとなかなか居心地がよさそうですが、ロシアのニューリッチ層が上得意客になるのでしょうか。

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2件のコメント

  • 10/09/27 21:44

    ニースを含むコートダジュール方面はロシア人のあこがれなのでしょうか

    こんにちは

    フランスの報道から拾ってみました。
    http://www.ladepeche.fr/article/2010/09/24/913545-Le-train-Moscou-Nice-un-voyage-de-luxe-a-travers-les-paysages-d-Europe.html

    この列車、客車は12両で、2等車は1両のみ、1等が6両、デラックス(lux)が3両、食堂車が2両だそうです。
    フランス国鉄関係者によると、
    「この列車は大量輸送を念頭には置いていない。余裕のある旅行すること(乗ること)を主眼に企画された。」

    それはまあそうでしょう。2等車が1両なのは、ひょっとしたら、使用人を連れて旅行する人のための、使用人部屋用?

    第1次世界大戦前夜までは、同じルートを走る列車があって、主としてロシアの貴族が乗って、ニースで余暇を過ごすために利用されていた。
    1900年代初頭に建設されたニースにあるロシア正教教会は、ロシア以外の国にあるロシア正教教会では一番大きいものだそうです。
    (おそらくロシア皇帝一族、それに繋がるロシア貴族がお金を出したんでしょうね。)

    客車の外装の色は、ロシアの列車と同じ灰色に赤の線のデザインになっているそうです。

    ロシア人乗客の反応は、
    中年の男性客:仕事では普通は飛行機だろうけど、この列車に興味があって、休みが取れたので乗った、時間が長いのはゆっくり過ごせるから、いいんじゃないの。(1等乗客)
    年配のご婦人:列車の中で過ごした時間は、言葉では言い表せないほど、たとえようがなく快適で良かった。(Lux の乗客)

    時間が長いことについて、サンクトペテルブルグの航空会社の責任者の言
    ロシアでは、モスクワから極東のウラジオストックまで列車で1週間かかるし、24時間程度列車に乗るのは特別なことじゃないので、2日とちょっとの50時間は、余暇を過ごすと言うことでは、ロシア人には別にそれほど苦痛ではないと思う。

    記者が見たところ、夕刻になると、ロシア人が食堂車に集まってきて、飲んだり食べたり、屈託なく過ごしているようだった、そうです。


    報道が数多くあるところを見ると、フランス人にも話題性はあるのでしょうね。


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  • タイムテーブルは?

    これは、知りませんでした。

    時刻表が検索できません。お分かりの方は?

    フランスサイドのニュースとしては、Youtube がありました。
    http://www.youtube.com/watch?v=-yCavJCfrCY&feature=channel
    http://www.youtube.com/watch?v=OMilVmx4KGo&NR=1

    ニースからウイーンなど、列車ではとても面倒です。
    これならいいですね。金と時間に余裕がある場合。


    実は、JR西のトワイライトエクスプレスもこの
    たぐいの車両かと期待したのですが、すでに減価
    償却を終えたポンコツだったので大いに失望しま
    した。

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    タイムテーブル風の画像がありました

    GGA02757さん、YouTubeのニュース映像、興味深く拝見しました。第1号列車のお客さんは、お金と暇がたっぷりあるロシアのニューリッチなのか、筋金入りのロシア版鉄ちゃんなのか、興味をひかれますね。

    こちら==>http://fr.rian.ru/infographie/20100908/187384393.htmlにタイムテーブルらしきものの画像がありました。モスクワを木曜の16時過ぎに発ってニース到着は土曜の19時過ぎ。ニースからモスクワは日曜19時過ぎ発の火曜深夜(23:17)着。快適そうなデラックスルームならまだしも、お手軽価格の2等車では気が遠くなりそうですね。

    日本人など外国人が乗車する場合、出発地ロシアのビザに加えて経由地のベラルーシのビザも必要だそうですから、ハードルが高そうです。