レポート
  • 女性
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  • 元県庁職員
  • 香川県
  • 英検2級、ロシア語教員免許、ドイツ語4級

夜汽車の旅

公開日 : 2022年01月20日
最終更新 :

タイの首都バンコク長期滞在者の多くは、隣国ラオスの首都ヴェンチャンのタイ大使館でタイビザを取得する。バンコクからは、日系旅行会社が、たくさんのビザ取得ツアーを催行しているが、私は、いつも、一人で、最初のうちは、往復、飛行機で(片道約15000円)、慣れてからは、往復、列車で(片道約2600円)、ヴェンチャンへ行き、タイビザを取得していた。
バンコクのフアランポーン駅で、国境の町ノーンカーイまでの往復切符を買う。夜行しかない。私は、いつも、2等エアコン車の下段を指定して買っていた。夜8時頃フアランポーン駅を出発し、ノーンカーイ駅には翌朝9時頃到着する。到着はよく遅れる。
帰りは、ノーンカーイ駅を夕方6時頃出発し、バンコクには翌朝8時頃到着する。
ノーンカーイーバンコク夜行列車は、日本の旧ブルートレインを再利用していた。ガタイもしっかりし、合理的な作りになっていた。椅子がベッドに変わり、シーツ、毛布、枕も配られ、カーテンを閉めて個室にできる。だが、私は、いつも、座ったまま、寝ずに一夜を過ごした。盗難が多いからだ。いつも、缶コーヒーやチョコレートなどを買い込み、窓の外を眺めながら、バンコクに着くのを待った。
飛行機の方がずっと楽だが、ラオス出国時に「20万円以上は没収」と金を取られそうになったので、以後ずっと、バスか列車でラオスへ行っていた。(ラオス人の平均月収は約1万円だそうだ)

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2件のコメント

  • 22/01/22 13:03

    懐かしいね、タイ

    行けなくなってまだ2年なのに遠い想い出になってしまった

    ヌシさんの記事、楽しく読んだ
    渡航再開したら真っ先にタイと考えてる日本人は多いだろうね
    もちろん歩き方最新版を持って

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    バンコク、いいですね。

    タイは、政変は、多いけれど、政変でもなければ、ボーっと、人生が過ぎてしまいます。
    バンコクの気温、湿度は、誰でも、ボーっとしてしまいます。

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  • 22/01/21 10:25

    タイ滞在が50日なるため一時ラオスに出国しました

    私もバンコク〜ラオスを一泊二日で旅行し、懐かしく読ませていただきました。
    15年前、ワット・ポーのマッサージ学校に通学していた時の事です。列車は1日2本しか無かったので、私は長距離バスで行きました。ノンカイで休憩時間があるのですが、バス代に食事が含まれていてガパオライスを食べたと思います。友好橋を渡った所に両国のイミグレーションがあり、当時は簡単に通過でき再度バスに乗る事ができました。行先を確認せず乗車券を買ったのですが、ビエンチャン終点だったのでしよう。小さな田舎町だったので、首都のビエンチャンとは思っていませんでした。たまたま入った喫茶店で老日本人に出合いラオスの話しを聴きました。穏やかで働き者の多いラオスは、老後海外移住するには最適だという話しをしました。その方は、炭を日本に輸出する会社の経営者だそうです。フランスパンのサンドイッチを奢っていただき、翌朝のバス乗車券を購入してゲストハウスに戻りました。
    シリントンさんの記事で、のどかなラオスの事を思い出しました。前のアンコールワットもバンコクからカオサンの旅行会社で、2泊3日一人5,000円くらいの格安ツアーで行きました。英語のツアーですが、ガイドと運転手と客(私だけ)の3人で実施されました。4年程前カオサンに訪ねて行くと、旅行会社は無くなっていました。待合室の棚に日本語の「地球の歩き方」が10冊くらい残っていたのが、寂しい思いにさせられました。

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    昔は、良かったですね。

    2009年頃だと、ヴェンチャンには、安いゲストハウスがたくさんあり、安いレストランもたくさんあり、多くの外国人で、賑わっていました。
    その後、メコン川流域は、コンクリートで埋められ、安いゲストハウスは、高いホテルに取って代わられました。
    今は、安いホテルを探すのは、大変です。

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