5月28日・・・①「三年ぶりのウィーン」

関空からの直行便、オーストリア航空は、今回2回目の利用になります。
運が悪かったのか、座席の照明が付かない。文句を言うと、

「機内では修理できないから待っていてくれ」
だそうで。
ようは我慢しろってこと? せっかく買ったマンガ雑誌が読めないじゃん。。
悪い事は続くもの。機内でやってる映画も趣味にあわないものばかり。
日本語新聞も品切れだし、何もする事がなく、酒飲んで寝てしまう。

午後4時前、ウィーン到着。
3年ぶりのウィーンの空港は、あまり変わってないみたいで。
サクサクと西駅行きのバスに乗りこむ。車内はクーラーが効いておらず暑い。
西駅は相変わらず、灰色がかっていて綺麗な駅とは言い難い。
ここから予約してある宿泊先、ウォンバッツホステルへ歩く。

歩き方の地図が不正確で、徒歩10分くらいの道のりを30分かけて着く。
予約してある旨を告げ、ホステルカードをデポジットに部屋の鍵とホステル付属のバーのドリンク一杯分のタダ券を受け取る。
対応もよく、シャワー、トイレ、ベッドもなかなか綺麗なユースホステルです。

5時半頃、機内に押し込められた疲れをウィーンの街に癒してもらう為、地下鉄でシュテファン寺院まで出る。この巨大な寺院を見たとき、
「ウィーンに戻ったぞ」と実感。

そのままオペラ座まで、ケルントナー通りを散歩。マリアヒルファー通りも好きですが、こちらのほうがウィーンの道、という感じもします。

そのまま辿り着いたオペラ座は、まだ開演前の6時半。
チケットあるかな、と覗いていたら、ビシッと決めた初老の紳士がチケットをちらつかせてくる。値段の部分を見ると95ユーロ。ちょっと高いな、と思っていたら、80ユーロで売っているらしい。
チケットを見る限りは本物のようだが。。。

ホントはビールでも飲みに行くつもりだったのだが、結局購入。

開演まで時間があるので、カールスプラッツの傍のカフェ、ムゼ-ウムに足を運ぶ。このカフェは場所柄、前回のウィーン旅行でも何度か立ち寄りました。
店内は改装され、壁紙も明るい色になっており、店員の愛想もよくなった気がします。

しかし相変わらず、並木が邪魔で眺めがよろしくないですな。

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  • 5月28日・・・②「ウィーンの夜はオペラとホイリゲで」

    開演20分前の午後7時40分頃にオペラ座へ入る。
    前回の旅行では、ウィーンに6泊しながら殆どといってもいいくらいここには来ませんでした。あの時は夜何してたっけ。。。ホイリゲの飲み比べか、内部見学のできないユーゲントシュティ-ル建築を見に行っていたか。
    とりあえず今回の席はパルケットのかなり良い席。ダフ屋に感謝。

    内装の豪華さ、ハデさが売りの世界各有名都市のオペラ座にあって、ここウィーンのオペラ座は一線を画しているようにも思えます。
    豪華な天井画もなく、リング型のシャンデリアが天井にあって、そこから放射状に延びる直線が太陽を模しているようで、なんとも印象的。
    周りも彫刻や装飾は全くといってもいいくらい無い。
    このスッキリしたところがウィーンっぽくて好きです。

    本日の演目はオペラ、「アンドレ・シェニエ」
    英語の字幕説明が各席手前についていますが、僕にとってはドイツ語も英語もあまり変わらない。よって話の内容まではよくわかりませんでしたが、どうやらクーデターに巻き込まれてしまう悲しい話のようです。

    オペラは好きですが、飛行機の旅の疲れか後半、肝心の叩きこみのシーンで猛烈に眠くなる。
    なんとか見終えると、疲れがドッと出てくる。座り続けがよくなかったのかも。この体の疲れを癒すにはウィーン名物、ホイリゲに行くしかないですな。

    早速地下鉄乗り継ぎ、バスでグリンツィングへ。
    ウィーン南郊外にもホイリゲ酒場が何軒かあるようですが、観光客の扱いに馴れたここグリンツィングのホイリゲの方が、評判がいいようですね。

    前回行って一番気に入ったホイリゲに飛び込み、ハムやチーズと白ワインを頂く。流石にオーストリアの白ワインは際立ってうまいです。
    新酒の時期に来れないのが辛いところですが。

    日曜だからか、閉まっているホイリゲが目立ちましたが、どのホイリゲもほぼ満席状態。
    酒のうまい店は、やはり込みますね。世界中、どこに行っても同じようなものでしょうが。

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    5月29日・・・①「思い出はこの街に」

    3年前、ウィーンに6泊、ヴァッハウに一泊してウィーンの街を観光しました。当時の目的はオットー・ヴァーグナーを始めとするユーゲントシュティ-ル建築と、グスタフ・クリムトの絵。

    ウィーンの街は、パリの街並みなどのような歴史の重厚さはなく、なんだかスッキリあっさりした街並み。かといって開発されすぎた某都市のような雑然とした面白みのない町ではない。近代的なビル建築も街中に溶け込み、美しい。
    これほど近代と現代がうまく溶け合った街はお目にかかった事がないです。

    今回のウィーン訪問は、前回の旅行でやり残した事の埋め合わせ。
    そしてウィーンが3年でどれだけ変わってしまったかを見てみる事。

    とりあえず、今日一日で、この目的を果たしてみましょうか。

    朝の観光。目覚まし時計のタイマーを2時間早くセットし間違え、朝6時に観光に出てしまう。ホステルを出てしばらくしてから、この間違いに気づく。
    朝6時なんて、観光地はおろかカフェでさえ開いていない。
    ガイドブックを開き、この時間帯に開いているカフェに目星をつける。

    「カフェ・インペリアル」

    最高級ホテル、インペリアル付属のこのカフェ。
    なんと7時から開いている。早速セレブの朝食を食べに向かってみる。

    さすがに最高級ホテルのカフェです。値段も最高級。
    コンチネンタルの朝食だと、なんと24ユーロもする。ビュッフェ形式だと33ユーロ。これにはびっくりです。
    コンチネンタルなんて、僕の勝手なイメージですがパン、コーヒー、ジュース、チーズ、ハム、よくてタマゴくらいのイメージしかない。
    もし本当にそれだけしか出なければ、24ユーロは高いっしょ?

    チャレンジしてみようか、とも一瞬考えましたが、予算の関係で諦め、安い一品朝食(茹でソーセージ)とパン、モカ、オレンジジュースの朝食。

    ホテルの宿泊客が朝食を食べに、次々と入ってくる。
    朝食はさすがにおいしく、カッぺの僕でもすごく居心地のいいサービスをしてくれる。まさに最高級カフェです。

    のんびり朝食を取り終えると、朝の8時過ぎ。ボチボチ国立劇場前売りセンターに並びに行き、今夜の観劇のチケットをゲットしに行く。

    センター脇にみゅうのツアーデスクがあったので、市内地図を手に入れに入る。ガイドブックの地図はイマイチ信用が置けませんので、地図は現地調達。
    ついでに映画館の情報も聞いてみる。日本ではまだ公開していない「スターウォ-ズ」が既に公開されていたので、旅行最終日に見てみようかな、と思いましたので。

    一つわからなかったのは、映画館の仕組み。
    日本のシネコンみたいな入れ替え制なのか、前売りを買わないと人気の映画には入れないのか、など。
    心配は無用のようでした。ウィーンには多くの映画館があり、よほどの事がない限りチケット購入は容易だそうです。オマケに前売りはインターネットか電話予約しかないそうです。

    注意事項は一つだけ。殆どの映画館がドイツ語のみか、一部が字幕無しの英語のみらしい。オーストリア人は字幕というものを知らんのか??

    英語上映の映画館は2軒ほど知っていたので、なんとかなりそう。
    いい情報を手に入れ、満足して再び国立劇場前売りセンターの列に並ぶ。

    僕が欲しかったのはブルクシアターの芝居のチケット。
    最近、旅行ではオペラばかりしか見ていないので、変化をつけようと。。。

    席は後ろのほう、バルコーンの7ユーロのチケットしかないらしい。
    入れりゃなんでもいいや、と購入。

    夜の予定は決まった。
    後は夜まで久々のウィーンの街を堪能しに行きますか。