他のトピックにコメントとして付けていましたが、目に入りやすい用に新トピックを立ててみることにしました。旅行をするのに旅行先の情勢というのは常に気になるところかと思います。スリランカ・コロンボの現地の情報に関して、スリランカ旅行を企画している方々にお知らせできればと思います。(ただのコロンボ在住者の集めた情報ですが、ためになればと思います。)
今月(2006年8月)に入り、北東部の情勢は悪化し、またコロンボも不安定な状態が続いていますが、外国人旅行者が被害に遭う、あるいは巻き込まれる可能性は極めて低いと思われます。
もちろん安全とは言えませんが、スリランカ旅行を企画の方は、他の国へ旅行に行くときと同様に注意をして過ごせば問題はないと思います。特に、南部のリゾート地域などは何の問題もないのではと思います。
いくつかニュースになっていますが、昨日14日にコロンボのコッルピティヤ(コロンボ2)にてパキスタン大使を狙ったと思われる、民間人を含む7名が死亡する爆弾事件がありました。また8月7日はキャンディ付近のヌワラという場所で、8日にはコロンボのバンバラピティヤ(コロンボ3)にて事件がありました。
“今も内戦がつづき、首都では爆弾事件が起きる。そんな国を安全だと言えば、ウソになる。けれど注目したい事実がある。外国人が事件に巻き込まれる確率が非常に低いこと。この点がほかの内戦の国々と違っている。過去のベトナムも現在のレバノンでも外国人は標的にされ、外国人の集まる場所に爆弾が仕掛けられた。しかし、スリランカはそうではない。外国人旅行客を狙った犯罪の少ない国だ。この国で外国人観光客が民族紛争に巻き込まれる確率は、交通事故に遭う確率よりも低い。”
アジア研究家の庄野護氏が著『スリランカ学の冒険』(南船北馬舎:1996)の中で述べている言葉です。2002年の停戦合意前に書かれたものです。
外務省の海外安全ホームページを見て少し驚きました。今月に入りすごい勢いで英国を含む様々な国で渡航勧告がでていますね。『観光が平和へのパスポート』とは言われましたが、『平和が観光へのパスポート』になっている今、『安全』を気に過ぎれば、どこへも行けない状況にありつつありますね。