レポート

ユスティスタールのチーズ祭り、シグリスヴィルの牧下りを見てきました

公開日 : 2014年10月03日
最終更新 :

9/17~9/20、スイス・ベルン州のキルヒェンツルネンという村の貸アパートに滞在して、9/19には、ユスティスタール(Justistal)のチーズ祭りに行ってきました。

9/19は、ユスティスタールへは通行止めになるため、シグリスヴィル(Sigliswill)という村から、シャトルバス(有料)が出ます。

チーズ祭りは、まさにスイス観光局のページの写真の通り
http://www.myswiss.jp/jp.cfm/season/autumn/events/offer-Event_Season-AutumnEvents-325275.html

素朴なチーズ小屋から丸いチーズが運び出され、板の上にどんどん積まれていきます。
積み重ねられたチーズに、札のようなものが置かれていって、全部の山に置き終わると、そこで拍手が。
それを合図に、イベント会場の周辺に停めてあった車に運ばれて行きます。
大量に積んでいる車もあれば、そこそこの車もあり。
それを4つの小屋、順繰りに行っていきました。

スイス観光局のページでは、「牧夫たちは夏の間、アルプ(アルプスの放牧地)でチーズを作り、小屋に貯蔵。そのチーズを山のように積んで並べ、自分の所有している牛の乳量に応じて分配していく伝統的な山の収穫祭」とあります。

牛の乳量を、どうやって記録していくのかな?
チーズの材料となる牛乳は、所有者に関係ないのかな?
大きさが違ったり色も違っているけど、不公平ではないのかな?
チーズの上に置いていった札は、なんだったのかな?

知りたいことはいろいろ。(^^)

チーズ小屋の前や、チーズを積んだ車では、チーズを切り分けて販売していました。

シグリスヴィルの観光局でもらった用紙に、16時半に「牧下り」を見ることができると書かれていたこともあり、イベントがひと段落したところでシグリスヴィルに戻って、村を観光しました。
トゥーン湖の景色が、とてもきれいでした!

観光局で確認したら、チーズ祭りの後、牛たちはシグリスヴィルに向かってユスティスタールを出発し、その到着時刻が16時半くらい、ということがわかりました。

沿道で待っていると、牧童の格好をした子どもたちが、大きなカウベルをつけた牛たちを先導してやってきました!
中には、頭を花を飾っている牛もいます。

これが「牧下り」という、夏の間にアルプ(山上の牧草地)に牛を放牧して、山小屋でつくったチーズをもって、牛やヤギたちを連れて山を下りてくるという行事だそうです。
ドイツ語でアルプアプツーク(Alpabzug)、フランス語でデザルプ(Desalpe)と呼ばれています。

春には、牛をアルプに連れて行く「牧のぼり」の行事もあるそうです。
ドイツ語では、アルプアウフツーク(Alpaufzug)。
aufとabでなーるほど。
zugは電車のことだと思ってたら、行列と言う意味もあるようですね。

実は、スイスの写真でよく見る「頭を花で飾った牛」というのは、どこで見れるのだろうとずーっと思っていました。この時期にスイスに行くことになって、「牧下りに」辿り着いたのです。念願叶ったわけです。(^o^)

宿泊したキルヒェンツルネンはベルンとトゥーンの中間にあり、アパートの窓から、なんと、アイガー、ユングフラウの山々が望めました!
隣は牧場で、カウベルや教会の音に癒されてきましたー。
http://bernthunapartment.jimdo.com/

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