香港の情勢は予定通り(?)再び混沌としてきている。以下、「平穏な週末だった」選挙当日を含めた三日間の話なので、最新の情報は各店のウエブサイトやオープンライス等で確認してみてください。
1.朝ご飯
最近はなくなりつつあると言われる茶餐廳を中心に行くことにしているが、今回入った「佳記餐庁」(尖沙咀の寶勒巷、GDHホテルの向かい)、「新源粉面茶餐庁」(漢口道)はいずれも写真メニューの朝食セットで注文出来て、入りやすい。必須の「呢個、唔該(=this one,please)」で、十分通じる。佳記餐庁ではその後に「飲咩呀?」と即座に聞かれ、咖啡!で、私の広東語生活は終わった。次の客が普通語でしゃべる中国人で、私と会話したウエイトレスが普通語で応対していたが、今の尖沙咀は渋谷の10分の1も中国人観光客はいないのではないか・・・。昔は重慶大厦の前で私にだけ「ニセモノドケイアルヨ」と声を掛けられるのが不思議で仕方なかったが、今の渋谷だったら十中八九、中国人を見分ける事ができる。今になってようやく悟りを得た。・・・
2.飲み屋
いつも行ってる北京道のDelaney'sの1パイント98HKDのギネスはやはり高い(ちなみに営業はしていた。)・・・ということで、全て新規開拓、と出かけていったのだが・・・
(1)Ciao Chow(1日目)
http://www.ciaochow.com.hk/
蘭桂坊は敷居が高い、と思っている人がいれば、お勧めである。逆に蘭桂坊らしくない、と言われるかも知れないが・・・私は18時までのハッピーアワーでしか飲まなかったが、つまみもおいしい。中環からもそんなに遠くない。
(2)Hong Kong Island Taphouse(2日目)
香港島側でクラフトビール屋、と言うと銅鑼湾の近くにある「Second Draft」がよく挙げられるが、何となく交通の便がよくなさそう・・・と言うのもあって、天后站のちょうど反対側にあるこのお店に行ってみた。
https://www.facebook.com/HKIslandTaphouse/
非常に入りやすく、香港のものも含めて、クラフトビールの種類についてはピカイチ、と思う。また、香港最大のドラフトビールであるYong Masterも何種類か飲める。が、やはり、やや高めである。どっちかというと、サンミゲルとキルケニーを合わせて4リットル飲みたい、みたいな飲み方は出来ない。つまみもおいしく、香港のクラフトビールを俯瞰するにはとてもよいお店である。
(3)Playa de Papagayo(3日目)
選挙当日は香港島-九龍間の交通遮断(?)を恐れて、九龍側で飲むことにした。ハイアットリージェンシー近くの河内道にはなぜかいくつかの西洋料理飲み屋が並んでいて、TAか何かで評価が高かったこのお店に行くことにした。
https://www.facebook.com/playa.de.papagayo/?ref=page_internal
値段もまあまあだし、タパスもそれなりにおいしい。生ビールが三種類ある(後は瓶ビールだったと思う)を一つずつ飲んで、何となくいまいちだなあ、と思いつつ、グラスワインにするか、とか飲んでいると、あれよあれよと500ドル近くのお勘定になってしまった。まあ、選挙は平穏に終わったから、お祝いだ・・・というのが言い訳だが、この通りにはもう二つくらい気になるお店があり、次回は一つずつ開拓していこうと思う。
と言うことでDelaney'sに匹敵するような飲み屋を見つけられなかったのが残念である。あと、大牌檔は本格的に挑戦していないので、有名な沙田の陳根記を目標にしているが、ここで飲んだ後にホテルに戻るには東鐵がきちっと動いてないと・・・。
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29620/
3.ワインマーケット
やはり日本よりたくさんのものがあるというか・・・MS Foods、シティスーパー、エノテカ(日本より高めのワインに特化している)等の高めのお店ものぞいてみたが、活況である。特にびっくりしたのは中環のワトソンズ・ワインで5,000ドル(最初、桁を間違ったかと数え直した。・・・)台のワインを平積みにして、10種類近く売っている。一体、どんな人達が買うのか・・・ちなみに香港ではゲテモノ(?)扱いで、エノテカやシティスーパーでさえ売ってない日本ワインはドンキ尖沙咀店で見つけた。香港でどうしても甲州を飲みたくなったら・・・ここに駆け込むといい。