レポート

新型コロナウイルス対策その6

公開日 : 2020年03月16日
最終更新 :

中国の大きな都市ではどこもこの「健康码」制度をやってるみたいだが、
http://www.gov.cn/xinwen/2020-03/01/content_5485179.htm

こんな感じらしいが
https://www.ruan8.com/soft/63060.html

これは外国人には難しい。(外国人は対象にしてない?)例えば、上海の日本総領事館は最初から「日本人の移動」をあきらめているのか、
https://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00033.html
これが上海?と言うくらい変わってしまっている。20世紀の「初訪中」の時もこんなことはなかった。・・・

https://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00025.html
「日本風」に解決できれば、それは一つの成果となる、みたいに言ってた人がいたが、このような「中華風」にならずに果たして済むものか。・・・
https://www.orientalpearltower.com/#/
东方明珠广播电视塔は営業を再開している。やや明るい兆しとは思うけど。

一方、あっとびっくりは英国である。
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=81372
2.英国政府は,これまで新型コロナウイルスの影響を大きく受けている国をカテゴリー表に分類し,これら特定国・地域から英国に入国する者に対する方針を発表していましたが,上記1.の声明を受けてカテゴリー表そのものを廃止しました。
従いまして,3月13日以降,英国にいつ入国したか,どの国に渡航していたかに関係なく,新規に発症した継続的な咳や高熱が見られる場合は,原則として7日間は自宅やホテルの部屋にとどまるようにしてください。この間に症状が悪化したり,7日後に改善が見られない場合はNHS専用ダイヤル111に連絡するようにしてください。

と言うことで、日本人が自由に出入り出来る数少ない国の一つとなった。症状がなければ自由にうろうろしても構わないということである。(とは言え、あそこの首相も突然何を言い出すか分らないので、方針が変わる可能性も大いにあるが)これも色々な説明がなされているが、基本的には「全員がゾンビになれば、人間の方が特殊な存在になる」という戦略(?)と理解している。

この「集団免疫」と言う考え方がどうなのか・・・英国内の少なくない科学者が反対しているが、本当にそんなことが計算通りに行くのか、相手はウイルスだし・・・と素人考えでも疑問に感じる。「大切な家族や友人をたくさん失った」だけで終わらないことを祈るが・・・。私は何度も書くがダニー・ボイルの「28日後」「28週後」の英国政府の防疫対応が頭にどうしても浮かんで、シャーロック・ホームズだってワトソン君を近づけなかったんだし・・・他の欧州諸国の逆を行くこの対応は成功するのか、これも様子を見ていたい。

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4件のコメント

  • ヨーロッパ(欧米)のあほどもは中国が大変で新しい病院を作ったり

    呼吸困難な人が廊下にあふれたりしていたのを ただぼ-とみていたのでしょうね。トランプは ベンチレーターがなかったかえばいいのにと マリー・アントワネットみたいなこといってますね

    https://www.businessinsider.com/coronavirus-trump-told-governors-get-medical-equipment-on-their-own-2020-3

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    Re: ヨーロッパ(欧米)のあほどもは中国が大変で新しい病院を作ったり

    ポチとミケさん、こんにちは。

    確かに、
    We will be backing you, but try getting it yourselves. Points of sales, much better, much more direct if you can get it yourself."

    We will be backing you, but try getting it yourselves
    と言うのは、「我々連邦政府は影ながら暖かく見守っているよ(でも、お金は自分で出してね)」と言うことですかね。カルフォルニア州知事が「グランド・プリンセス」の入港決定記者会見で「大統領は(ツイッターとかの「公式」見解と異なり)全面的なサポートを約束してくれた。」と強調してましたが、あれも精神的サポートなんですかね。・・・・私は納税者でないですが、誰がお金を出しているか、ちょこっと注目しておこうと思います。

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  • 20/03/17 08:39

    イタリアからの例

    立て続けに三件の感染者が羽田で見つかりました。詳細が報道されていないのですが、一名だけは症状が出ているようです。このかたは恐らく、MUCからの全日空で、他の二名で症状の出ていないかたはエミレーツ。

    羽田の対応は、
    過去14日以内に上記の表の地域への滞在歴がある方は、検疫官へ申し出てください。
    なので、正直に書いて自主的に受けたのか強制的に受けさせられたのは不明です。日本の検疫は、自主申告なので、すり抜けている人は少なくないと思います。

    問題は、調査表には座席も書くところがあるので、その周辺まで後追いしたかです。むしろ、症状の出たかたの乗った全日空便乗客全員の追跡検査でもすれば、機内感染がわかるのですが、それには搭乗時の感染者の把握が必要なので、現実的には無理でしょう。要するに、搭乗時に他の乗客も感染していたら追跡は困難。

    一方で、たまたまかも知れませんが、三名ともイタリアというのは偶然ではなく、武漢からの”救出”便の感染者数が武漢の感染の実態をかなり反映していたように、今のイタリアの感染の程度を反映しているのかも知れません。やはり、欧州の武漢なのかも知れません。

    少し前までは、この掲示版で多かったのが、「欧州に行ったら日本人の差別がありますか?」とか「マスクをせず中国人に見られないようにすれば大丈夫」とかが溢れていました。これが、今は完全に逆転しています。欧州は感染症との闘いの歴史なので、対応はきちんとしていると言うのが通説でしたが、どうやら違っています。あくまで個人的憶測ですが、これには、
    1.中国とアジアだけに目を奪われていた。
    2.COVID-19の特殊性、すなわち、大多数の人には危険でもなんでもなく、感染者が自由に歩き回ったり、将来重症化する人でも、数日は少しキツい程度で動けてしまう。
    ことが大きく響いているのでしょう。

    一方、アジア人が感染源と欧米で思われていると信じていた日本人は多かったのですが、現実は日本以外のアジアで韓国を除き、感染者も少なく、死者はもっと少ないのです。韓国は今回は運が悪かったのですが、日本以外のアジアでは、SARSの教訓が効いていたのでしょう。ところが日本は幸運にも発症者ゼロ。これと2009年に騒いだインフルエンザが見かけ倒しだったのが却って慢心を生んだと考えています。恐ろしい程に対策が練られていなかったことが露呈。それが今の泥縄的、その場凌ぎの対応に現れています。

    日本が今後、欧米型に進むのか、アジアの封じ込めに成功している国型に進むのかはわかりません。ただ、なんとなくお手上げ状態であることが凄く気になるのですが。特に、先月末から唐突にだされた対策(御触?)が、国会議員や役人でもない、勿論専門家ですらない人達から出されているこに凄い危機感を感じてしまいます。

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  • 集団免疫はワクチンができてからが現実的

    新型コロナウイルス感染症対策専門家会議(座長:脇田隆字・国立感染症研究所所長)は3月9日に会合を開き、現時点での「見解」をまとめた。
    脇田座長は「集団免疫に期待するのは難しいと思う」と説明。各種の対策によって国内での大流行を抑え、その間に半年程度で治療薬、1~2年でワクチンのメドがついてくるとして、そうした開発に期待するのが「合理的だ」。

    3月19日頃、各種「政府の要請」など対策の効果を判断する方向。

    医療関係者専門サイトからの抜粋。
    https://www.m3.com/news/iryoishin/737774




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    東京大がカモスタットの新型コロナに対する臨床研究を計画

    ドイツ霊長類センターなどの研究班は3月上旬、新型コロナウイルスの細胞への侵入機構について細胞株を用いてin vitroで実験した結果を、ライフサイエンスの学術誌「Cell」に論文投稿した。この研究論文では、カモスタットメシル酸塩が、新型コロナウイルスのヒト細胞への感染を妨げることを培養細胞などを使った実験で確認したと報告している。こうした研究に基づいて、東京大学医学系研究科では新型コロナウイルスによる肺炎(COVID-19)に対するカモスタットの臨床研究を計画している。

    https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/20/03/16/06694/?n_cid=nbpbto_cpco


    この記事を見るに意外に早く新規/既知転用治療薬の道筋が描けるかもしれない。
    ただみたいに安いカモスタットが奏功すれば世界中に喜ばしい結果が訪れよう。

  • 20/03/16 22:10

    集団免疫

    ができるのが、メルケルが言った70%の国民が感染。日本の対策の専門家のなかにも一千万から二千万人が感染する可能性を指摘していますが、その状態で集団免疫となるのでしょう。

    真の解決法を誰も見出せないのが現実ですが、中国はきわめて特殊な例(発生条件、経済発展と中国が経済を握っていること、感染拡大の威力=2003年の20倍の訪日客が17年後、中央の強権的対応が許されるのと一度決まると素早い)なので、やはり台湾とイタリアの例が参考になるのでしょう。今のイタリアの惨状をみるときわめて悲観的になる一方、政権が反大陸を貫いたというある意味幸運もあるものの、あれだけ近く人的交流が盛んなくせに見事に封じ込めている台湾を知ると元気になってしまいます。インフルエンザが撲滅されないのが、罹患しても動けるために、感染を拡げるからで、これがSARSやMARSクラスになると動けなくなるので、感染ルートも直ぐにわかり、SARSは幸か不幸か(幸であることは確かなのですが、治療薬やワクチン製造をする会社がいなくなった)制圧というか勝手に消滅してしまいました。

    しかし、今回のウイルスは表の顔はインフルエンザほど悪人ではないが、一皮剥くと、または衣の下には悪魔が隠れているのです。これが最大の問題で、人類は遭遇したことはないのです。この掲示板にも全盛期の記憶だけで生き延びている人がいますが、そのもっと先の飛行機がまだ一部の人だけのものならば、辺鄙な土地の風土病で済んでいたような感染症が人類にあっという間に拡がるのが現代なのです。これも何度も書いているのですが、スペイン風邪とSARSの拡がりかたの違いから、今回のような新型感染症発生は当たり前なのです。なぜ、世界でこのような状況を議論してこなかったのか。完全にセレモニー化してしまったG7というものがあるのに、このような危機をきちんと議論してこなかった為政者の責任は重大です。まあ、そのような人間しか選んでこなかった国民が悪いと言えばその通りなのです。

    今やるべきことは、イタリアのような医療崩壊だけは阻止すること。無駄なところに力を注がず、経済の崩壊も避けること。風が吹けば的な倒産をさせないこと。英国のEU離脱は愚かな行為だと今でも信じていますが、英国のボスは、どこかの国とその属国の首脳とは違い、又その容貌とも違い、意外に賢いのでしょう。国内でも、学校再開に踏み切った自治体もポツポツ出てきたとか、少しは希望を持てるニュースもあります。

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    Re: 集団免疫

    JORGEさん、こんにちは。

    確かに「集団免疫」と言うのは、簡単に言うと対象の60~70%が感染したところで、止まるはずだ、という理屈みたいですが、例えば日本で言うと、1億2000万人の7割で8400万人が感染、今まで見ていると仮にそのうち0.5%が亡くなる(これは低く見てると思いますが)として42万人が死亡して、収束(?)、と言いたい訳ですかね。これだと東日本大震災の20倍の死者になるわけですし・・・要はただ単に放っておく(?)と言うのとどう違うのか、この辺がいまいち分らないです。・・・

    日本の様子を見てると、感染者、死者とも横ばい、が続いているので、これもどう判断するのか難しいです。NHKが初めて「オリンピック、パラリンピック予選に影響が出てきてる」と真面目に放送してましたが、かと思うと組織委員会は聖火リレーは密集しないように観戦をせよ、とか、相変わらず訳の分らないことを真面目に説明してるし・・・19日の「政府判断」というのが、どうなりますかね。