レポート
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2度と行きたくない国………インド

公開日 : 2021年04月17日
最終更新 :

インドは、旅行者の間でも、「行ったことがある」だけで、箔が付きます。
それは、なぜか?
行った人にだけ、わかります。

私は、2007年3月から、2008年3月まで、約1年間、インド中を旅行しました。
ダージリン、コルカタ、チェンナイ、バンガロール、マイソール、ゴア、デリー、アーグラー、カジュラホ―、ブッダガヤ―、バナラシに、滞在しました。

インドでは、買い物等で、おつりをもらった時、よく、破れたお札を、混ぜてくることで、有名です。
この破れたお札は、使えず、インド人に、受け取って、もらえないので、お釣りをもらった時、いちいち、確認しなくてはいけません。

まず、金額を、確かめ、つぎに、お札を、一枚一枚、表、裏を返して、破れていないか、確認し、破れていたら、突き返して、破れていないお札と、交換させます。

私は、偽コインも、経験しました。
走って帰って、交換させました。
インド人は、もちろん、交換したがりませんが、交換させないといけません。
私は、1年間、インド中を旅行しましたが、一度も、泣き寝入りをしたことがなく、必ず、破れていないものと、交換させました。(「嘘だ!」と言われそうですが)

バンガロールでは、市場で、果物を買って、南国フルーツを、堪能しました。
パパイヤ、マンゴー、バナナ等、めちゃくちゃ、おいしいかったです。
畑で、採れたばかりのフルーツは、生あたたかいです。
現地の農民女性と、値段交渉して、買います。
「小学校しか、行っていない」と思われるけど、絶対、計算間違いしません。
(中国人と、インド人は、計算間違いしません)
でも、ありとあらゆることで、だましてきます。
はかり売りだけど、気が付くと、はかりに、手を載せて、重量をごまかしてきます。
「手をどけろ!」
財布を、のぞき込んでいる間に、買うはずの果物を、小さいものと、取り替えて、袋に入れようとします。
「それは、違う!取り換えるな!」

おつりも、いちいち、確認しないといけないし、大変です。
インド旅行は、大変なんです。
へとへとに、なります。
(「中国は、もっとすごい!」そうです)

バナラシでは、ホテルを探していると、男の子供が、大勢、ついてきました。
きっと、
「俺たちが、連れてきた。手数料をよこせ」
と言うつもりだ、と思ったので、
「彼らは、関係ない。手数料を、払う必要は、ない」
と、まず、言ってから、交渉に、入らなければ、いけませんでした。

次々と、襲いかかってくるトラブルは、
「たった10円のことで、そこまでするか?!」
という感じでした。
でも、絶対、だまされては、いけないんです。
「あの日本人は、簡単に、だませる」
と思われたら、インド人が、さらに、だましに来るでしょう。

1年経って、最後は、コルカタにいました。
「もう、すべてのだましを、経験した」
と思っていました。
レストランで、食べた後、テーブルで、支払いをしていると、ウェイトレス(インドで、初めて見た女性労働者)が、一度、帳場へ戻ってから、帰ってきて、
「あなたの払った、このお札は、にっせものだった」
と言い出しました。
私は、
「それは、私が、払ったお札では、ない」
と言いました。
ウェイトレスは、黙って、引き下がりました。

インド旅行で、私の価値観は、180度、変わりました。
インドは、意外と、凶悪犯罪が、少ないんです。
外国人旅行者も、多く、旅行しやすいところも、あります。
ただ、食事は、まずいです。
栄養失調にならないために、私は、薬局で、サプリメントを買って、飲んでいました。
(紙に、英語で、書いて、持って行くといいです)
インドは、まだ、英語が、よく、通じます。
中国は、英語も、通じないそうです。

東南アジアへ行くと、食べ物もおいしく、インドほど、消耗しません。
特に、仏教国は、日本人には、旅行しやすいです。



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6件のコメント

  • インド楽しいです

    私の初インドは2000年頃です。
    当時はバックパッカーしてました。

    その後、2回渡印しましたが、少しずつ変化してますね。

    去年は南インドドライブ旅行を計画してましたがコロナでキャンセル。
    コロナが終息したら、南インドドライブを実現させたいと思っています。
    期間は1ヶ月ほどでしょうか。

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    ドライブは、やめた方が、いいでしょう。

    2007年夏に、バンガロール ー マイソール間は、鉄道に、乗りました。
    インドは、車で、移動する国では、ないと思います。

    できたら、高くても、飛行機に乗りましょう。
    次は、列車ですね。
    最低でも、エアコン付き指定席の2等車に、乗りましょう。
    列車に乗るときは、駅で、ポーターを雇い、荷物を、持ってもらいましょう。
    インドの列車は、よく、遅れます。(有名)
    私は、バナラシから、ブッダガヤ―に行くとき、列車を利用しましたが、6時間遅れでした。
    発車予定時刻が、6時間も、遅れました。
    いつまで経っても、列車が、来ないのです。
    アナウンスも、電光掲示板も、ヒンドゥー語なので、理解できません。
    ポーターがいれば、助けてくれます。
    「あの列車だ!」
    と、荷物を持って、案内してくれます。
    私の場合、列車は、プラットフォームまで、変わり、ポーターがいなければ、乗れないところでした。
    ポーターが、座席のところまで、荷物を運んで、座席の下に、荷物を、押し込んでくれました。

  • 21/04/19 00:09

    かなり変わりましたよ

    えっ?箔がつきますか?笑
    その頃のインドとはかなり変わりましたので来たら驚くかもしれませんね。
    少額のお札も新札が増え、破れたものはかなり減っています。あと偽のコインって10ルピーですか?₨10の硬貨は何種類かあり、インド人でも偽物だと信じていて受け取らない無知な人がいますが、偽コインと言われている₨10硬貨は本物で使用可能です。
    あと食事が口に合わなかったようですが、どの程度のレストランに行かれたのでしょう?ある程度のホテルなどでの食事は日本人が食べても美味しいですけどね。安いお店は油が悪かったり、お腹を壊したりすると思いますが、大都市ならまともな食事にありつけます。おしゃれなカフェも増えていますよ。それなりに予算はかかりますけどね。

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    テレビで見ていると、すっかり、豊かになったようですが。

    ここ10年ほどで、変わったのかもしれません。

    インドは、カルチャーショックを、受けに行く国でした。

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  • incredible INDIA

    インドに行くと旅行なのか修行なのか分からなくなりそうですね。
    私は20年程前にコルカタで1ケ月ほど過ごしました。安くホームステイ&英語勉強出来たらなぁ…と考えた結果の渡印でした(笑)
    第一印象は大阪のダウンタウン「昭和の新世界」でした。寝転ぶオッサンやうろつく野良犬に据えた臭い…
    私が出会った人々は優しくて親切でしたよ。
    ヨガ留学を考えていた矢先のコロナ騒動。
    また渡印出来る日を楽しみに頑張りたいと思います。

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    インド人の英語………?

    私は、インドに入国して、2週間ほどは、インド人が、しゃべっているのが、英語だと、気が付きませんでした。
    なまりが、ひどいからです。

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  • 気力!体力!根気!のようですネ o(^-^)o

    インドでの1年間、楽しく・珍しく拝見いたしました。
    私共夫婦も旅行好きなんですが、「インド」は何となしに「二の脚」でございます o(^-^)o
    しつれいながら・・・「不潔」ってなイメージを持ってしまいまして。。。

    今後も、楽しい(?)旅行体験記をお待ちいたします\(^_^)/

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    大名旅行なら、いいかも。

    高級ホテルに、泊まって、高級レストランで、食べて。
    それなら、あんまり、大変な思いは、しないかもしれません。

    安宿に泊まり、安食堂で食べ、切り詰めた生活をしていると、インド人の生の実態が、見えてきます。
    外国人は、金持ちに見えているはずです。

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  • インドは今コロナが大変そうだけど、

    わたしは よその国にいってお金で解決できる問題は あああんなこともあったというぐらいで、

    2度と行きたくない国…

    にはならんですねえ。

    プンジャブ(パンジャーブ?)出身のインド人ルームメイトがいて 彼の結婚式によんでもらったのですが、いきそこねたので、インドいってみたいです。 はやくコロナおわってほしいです。

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    東南アジアへ行くと、華僑文化になって、少しわかりやすくなります。

    インド人は、こちらが、相場をわかっていると、相場で売ってくれますが、東南アジアでは、外国人には、相場で売ってくれません。
    インド人は、華僑に、負けています。

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  • 21/04/17 21:22

    それでもインドは面白い

    インドは3回行ってます。

    最初は1971年、3週間のツアー旅行、いわゆる大名旅行でした。

    それでも、自由時間が各地であったので街中を歩きました。

    イングランドのペンフレンドに香港で買った絵葉書を出しに、カルカッタ(コルカタ)郵便局までホテルから歩いて行ったら、何人ものインド人がくっついてきて、やたらに案内するといって小遣いをせびってくるのにはびっくりしました。当時チャイは5パイサでした。東京喫茶店でコーヒーが1杯100円ぐらいでした。

    旅行で値切る面白さに気づいたのはその時でした。

    2度目は2010年、1か月いました。コルカタのチャイは5ルピーになってました。今度は一人旅。寝台列車の3Aで同席したインド人と議論したときは疲れましたが、彼らは僕をそっちのけで各自で議論しあう始末。結局慣れましたが。

    タクシー、オートリキシャの値段交渉が少々厄介でしたが。いじわるされて渡されたお釣りの破れた50ルピー札は、3階のGHへ荷物を担いでくれた暇そうな男に渡しました、相場は20ルピーほどですが破格の値段です。彼は怒っていましたが、いやなら1ルピーしかないといってとぼけました。

    3回目は南インドに3週間、あなたのように1年ではなかったですが、機会があればもう一度行きたい。南インドはのんびりしてて、コーヒーもおいしい。南のチャイは7ルピーでした。

    Good luck.

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    rリーマンショック前は、どこのツーリストエリアも、外国人旅行者で、いっぱいでした。

    リーマンショック(2008年9月)前の、景気の良かった時代が、懐かしいです。

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