Re: 海外データローミング こんにちは高島さん >(ドコモは中国聯通とローミングしているが、なぜ、中国聯通とのローミングだと金盾の影響を受けず、中国聯通のSIMを買って使うと金盾の支配下に入るのか、いまいち仕組みが分らないのだが。) という疑問について、知っている範囲で書いてみたいと思います。 ただし、間違いがあるかもしれません。 ポイントは2つ。 (1)社会的な信用、通信の秘密保持。 ドコモの携帯(というよりSIMカード)が日本だろうと世界のどこにあろうと、 その端末はドコモのネットワーク内での通信なのです。 海外で、物理的なドコモの通信回線(ケーブルや電波)の範囲外では現地通信会社の物理回線でデータ転送を委託しているだけで、 データの通信自体はドコモのネットワークの中だけでやり取りされている。 物理的な回線はちょうど乗り物のようなものです。 日本郵便が九州から北海道まで郵便物を配達するとします。 郵便物は日本郵便が収集します。それをANAなりJALで北海道へ空輸します。 そこから、日本郵便が宛先まで配達する。 途中、空輸しているのは航空会社です。それでも、その郵便物は依然として日本郵便の管理のもとにあるのです。 航空会社がその郵便物を無断で開封してしまうと大問題です。 こういうことではパートナーとして一緒に仕事をすることなどできません。 それに、海外ローミング中にデータが盗聴されるということが普通にあるということなら、 ドコモは契約者に対して、そういうことがあることを告知する義務があるでしょう。 乗り物と、それに乗っているモノの管理者は異なるということです。 (2)技術。ドコモのSIMはドコモの所有もしくは管理する(日本の)物理的なネットワークに接続します。 これはドコモの中だけに閉じたプライベートなネットワークです。インターネットとは完全に異なります。 海外に出たドコモのSIMからインターネットへの接続は先ずドコモの物理的なネットワークに到達後に、 ゲートウエイからインターネットへと出ます。 ドコモのSIMからドコモのネットワークまではデータが他者に解析されないように ドコモが独自の符号化(暗号化)をしているので盗聴できない仕組みです。 ということで、金盾が中身を解析して何かをするということは技術的にできないようになっているということです。 いま話題のネットワーク器機ではどうなのでしょう? 以上、私なりの解釈です。 仕事上、通信回線を組み込んでいても、物理回線は通信会社が通信サービスとして、 まるごと用意してくれているので物理的な技術仕様について詳細を知りません。 よって間違った説明をしているかもしれません。その点、どうぞご了承を。
Re: Re: 海外データローミング Wikiで検索上位に出てきたいくつかを読みました。 誤情報がとても多いようです。 他に、個人もしくは私的組織の解説する情報のほうが正しくて詳しいようです。 Wikiは誰が編集、記述、責任を持っているかわからない情報です。 基本的に信用に足るとは思えません。ただし、参考として使えることもあると思います。 少しですが経験に基づいて、書いてみたいと思います。 (1)グーグルin中国 北京市街地西部、ICT会社の集積地にとして有名な中関村近くにグーグルの立派なビルがあります。 ITにあまりなじみのないひとはグーグルって中国から撤退したんじゃなかった? って疑問に思うようですが撤退したのは検索サービスです。 開発やその他のサービスは依然として中国でしています。 (2)Gmail iOSプリインストールの2つのメールアプリの両方、 うち、GmailアプリもVPNを使わずにPOP、SMTPという通常の方法で送受信ができます。 Windows10プリインストールのメールソフトでもGmailアカウントを設定することで利用できます。 Android、Chrome、グーグルサイトのWebベースのアカウントでは使用できません。 ですから、iPhone、iPadでの使用は問題ありません。 (3)httpsプロトコルを使う暗号化通信は利用できます。 (4)VPNは利用できます。ただし、利用できないVPNもあります。 VPN通信を開始する際に、相手側とVPN接続するための最初にネゴシエーションという段階があります。 プロトコルによってこれ自体を解析されてブロックされることがあるということです。 有料商業ベースのVPNはたいてい問題ありません。使えます。 以上、ご参考まで。 それと、空港でWi-Fiを使う時にパスポート情報を提供したくないので使いたくないという人もいるよう。 でも、そもそも出入国時に提供しているのでそれほど気にすることもないと思います。
(5) Wiki閲覧について。 VPNを使わず、ふつうにWikiサイトにアクセスできます。日英サイトで確認。
wikiによると 金盾は、海外ローミングには規制をかけていない、ということです。 海外ローミング以外は、暗号化されるhttps等の通信は規制されるそうです。 なお、NHKワールドは外国人向けで、日本人向けには、ワールドプレミアムというのがあります。 皆さんは、何も考えず、ヤフーニュースをみていれば十分でしょう。