Geld Lieber ohne Karte という記事があるように、確かに欧州先進国のなかでは現金信仰が強い気がします。 少し古いが、www.welt.de Warum die Deutschen immer noch das Bargeld lieben Veröffentlicht am 28.10.2016 この中に統計データがあり、 Darum zahlen die Deutschen bar 現金を払う理由:65%がbessere Ausgabenkontrolle、すなわち出費管理が良い点を挙げていて、それに次いで43%がeinfacher als mit Karte、使用が簡単、33%がカードよりも確か、29%がカードよりも速やか、、、 米国人との比較では、彼らがKontokarteとBargelt(それぞれPrepaid Debit CardsとCashで、ドイツでは前者はEC-KarteまたはGiro Karte)が1/4と弱と1/4強、クレジットカードも1/4強なので、半分以上がカード払い、現金は1/4以下。これに対し、ドイツ人は現金が半分以上で、Kontokarteが約1/3、クレジットカードは何と4%です。ドイツ人にとってKontokarteは現金と同じ捉え方なので、8割近くが現金払いと言うこと。それでも1994年(ベルリンの壁崩壊直後なので東側は特に現金だったはず)は8割だったのが20年で(2015の統計)約半分まで落ちました。それに代わるのがKontokarteでしょう。 同じくWeltの記事に、 Die manische Liebe der Deutschen zum Bargeldとかもあり、箪笥預金がなんと2500ユーロとかで、10年で2倍になっている。 一方で、 Die grenzenlose Liebe zum Bargeld bröckelt という記事もありますが。 しかし、クレジットカード利用が増えているのではなく、他の欧州同様にエーツェーカルテ(彼らはそう呼んでいます)が現金(紙幣とコイン)利用の減少を補っているだけでクレジットカード利用が少ないのも欧州共通だと思います。これからはプリペイドカードの進化型?である電子マネーが増えるのは世の必然。これで店の負担となるカード手数料を回避できるので、店側も積極的なのでしょう。 あああ、トイレ問題。何処も有料なので、小銭は必須ですね。後は、超大衆的な店とかもそうだし。そもそも、クレジットカードは管理が面倒で(実はWeltの記事のドイツ人の心情に私も近いのです)、海外で不正使用が疑われて使用停止になったら大変。まあ、通常は必ず複数枚持つでしょうが。その点、デビットカードやプリペイドカードなら安心。 EC Karteは日本人観光客では作れないので、必然的に現金となると思います。特に大都会以外で、しかも食事も買い物も大店舗を避けて個人商店でするのなら。カードが使える店だけに限れば現金なし(最低限は必要)でも乗り切れますが、欲しいものが買えなかったり、敢えて高い店で買い物や食事をする羽目になると思います。
Re: Geld Lieber ohne Karte ご回答ありがとうございます。 細かなデータや記事まで挙げてくださり、非常に参考になりました。やはりヨーロッパ諸国のなかでも現金主義が強いのですね。 地方都市も巡りたいと思っていたので、現金払いを前提に両替していくことにします。