基本、現地で買った方が安いです

アメリカの携帯電話会社で、
最大手 Verizon
2番手 AT&T
3番手 T-Mobile
です。Verizonがもっともカバー率が高いです。T-Mobileだとカバーされてないエリアもけっこうあるかと思いますが、大きな都市にしかいかないなら大丈夫ではないでしょうか。
AT&T回線を使用するSIMは、日本でも買えると思います。

基本、現地のショップで買う方が安いですが、日本で買えるSIMには「現地でショップを探して英語で交渉しなくて済む」安心料が含まれていると考えれば、どちらを選ぶかは人それぞれというところです。


上の方が書かれていることを少しわかりやすく説明すると、携帯電話会社によって、使用している電波の周波数が異なるのです。そのため、スマホ側がその会社が使っている周波数に対応していないと、SIM自体は認識するのだけど、圏外になったり、通信できなかったりします。日本でもNTTドコモのスマホをSIMロック解除してauやソフトバンクのSIMを差すと、4G通信ができなかったり、地方では圏外になったりします。
これと同じことが、海外の携帯電話会社でも起こります。国によっては日本とはまったく異なる周波数帯を使っていたりしますし。ヨーロッパやオーストラリアは、わりと日本と近い周波数帯を使っているので、SIMロックフリー(あるいはSIMロック解除した端末)で現地のSIMで通信できることが多いです。
ところが、アメリカやメキシコなど北米・中米は、Band2やBand4など、日本では使われていない周波数帯がメインなのです。日本のスマホは、これに対応していないことが多いので、現地では圏外になるかもしれません。

自分のスマホが使えるか調べるには、スマホメーカーのサイト(キャリアで買った機種ならキャリアのサイト)で、仕様表が載っています。

アメリカの通信会社が使用するLTEの周波数帯(バンドとも呼ばれます)は以下の通りです。
AT&T 2,4,5,17
Verizon 2,4,13
T-mobile 2,4,12
Sprint 25,26,41
この全部に対応している必要はありませんが、2つくらいは対応していないと厳しいです。最低1つ対応していれば通信可能なのですが、圏内になるエリアは限定されます。
ご覧の通り、ちょっと特殊なSprintをのぞき、2、4がメインなのがわかりますね。

iPhoneなら、間違いなく対応してますので、心配いりません。言うまでもなくSIMロックは解除しておきましょう。
Androidの場合、SIMフリーで発売されている機種で比較的値段の高いものしか対応していないかも。仕様を確認してください。
さらに、キャリアから買ったAndroid端末は要注意です。Androidの場合、キャリアが自分とこが使う周波数に最適化するよう、グローバルモデル(SIMフリー)では対応している周波数をカットしていることがよくあるのです。SIMロックを解除したとしても対応周波数は変わりませんので、キャリアから買ったAndroidは、必ずキャリアのサイトで仕様を確認してください。
iPhoneはアップルがそのような仕様変更を販売業者に許可していませんので、キャリア版でもSIMロックさえ解除すれば問題ありません。

ところでVerizonは特殊なCDMA方式と書かれているサイトが多いのですが、CDMAは3Gの規格です。いまは4G(LTE)が主流で、LTEなら日本のドコモなんかと同じ方式ですので、Verizonが特殊というのは過去の話です。
ただ、4Gが入らないかなりへんぴな場所だと、CDMA対応のスマホじゃないと圏外になるでしょう。とはいえ、今の日本でiPhoneを除いて、CDMA対応のスマホは売ってないと思います。

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