20/02/16 09:07

感染症での死亡率ダントツ一位

日本人の総合死亡率でも第四位。それより上位はガン、心疾患、脳血管疾患なので、肺炎が如何に危険かがわかります。これを嘗めてはいけない。特に85歳以上になれば1~3位となるので、高齢者の感染は絶対に阻止すべきです。これが気道上皮限定のインフルエンザとの最大の違い。100年前に世界を震撼させ、各国の人口減少に統計上顕著にでた所謂スペインカゼ(震源地は米国なので、本来はアメリカカゼ)では確かに主要な死因が肺炎でしたが、フレミングのペニシリン発見とその後抗生物質活躍の前ことで、弱った身体への細菌感染によるものでした。

感染力に関しても、最近のまともな専門家は一様にインフルエンザ以上と指摘しています。日本初の死亡者が出て、感染ルートの追跡ができない患者(屋形船での宴会を除き)が発生した時点で、最早楽観視はできなくなった筈。今回のウイルスの厄介なのは、多くが無症状か軽症で、その中にある割合(中国の例で2%、分母が公表値の10倍として0.2%)で重症化する人が居るのです。前者は自由に動きまわります。これが水際作戦がすでに手遅れ状態であるという理由です。ただし、感染が拡大し続けている国からの入国またはその国への入国を制限するのは意味がありますが、現実問題としてそれ以外では鎖国でもしない限り、効果は限定的でしょう。

先にも書いたのですが、台湾は日本を渡航注意国に指定し、これが今後レベルが上がれば、禁止国のお仲間入り。可能性のある国としては、中国以外に、香港・澳門を入れ、さらに経由も禁止している国で、台湾を入れている国は悪いが、責任者が無知(中国の一部だと思い込んでいる)なのでしょう。次は日本かも・・・、この可能性は否定できません。中国の武漢を中心としたエリアとクルーズ船のようになるか、このまま散発で続く(直ぐの収束は無理でしょう)のか、この点、屋形船での集団感染は宴会や会議等の中止を必ず誘発する筈。

企業や大学のなかには、「不要不急の海外渡航を自粛せよ」というお触れを出しているところが少なくなく、それでも行って感染が判明したら、袋だたきに遭うことは今の日本社会では避けられません。最近、「欧米や豪州で日本人が差別されないか?」いう質問がモグラたたきのように出ますが、凄く違和感を持たされます。だって、10年前にも、この国は、イン型インフルエンザを発症した高校生がいた高校を寄って集って虐めたのですから。最近、その学校の当時の校長の記事が載っていましたが、愚かな人達が無言電話や抗議電話を掛けたのは知っていたが、なんと制服のクリーニングまで業者から断られたそうな。その学校の生徒が発症する以前に、別の学校の校医が海外渡航経験のない生徒からの感染を発見し、”冤罪”を晴らしたのです。その時の日本人と今の日本人とが変わっているとは到底思われないし、海外でも、事実を冷静かつ客観的に理解しようとしない極右を中心として、差別に走る層は必ず居るのです。特に、今は、理性とか知性とか縁遠い人間が舵取っている国が少なくないので、ある意味諦めの境地。

ここから本論。ここ1~2週間が運命の分かれ道でしょうから、それから決める。購入はエアライン直接で、できればアジア経由便は避け(間引きが多い)、日系か欧州系にする。運航中止とかになれば、無料返金やルートまたは日程変更に応じます。宿予約も大手代理店や予約サイトなら、きちんと対応しますが、安さに釣られて飛びつくと、その後の対応で痛い目にあいます。今のところ機内での感染例がないこと、クルーズ船、屋形船、観光バスとタクシーでの感染、それも最後は運転手とガイド。なんとなく接触感染が主流ではないのかと推測します(あくまで個人の推測)。一昨日あたりに、キャセイは中国、香港ラウンジでのビュッフェ形式の食事提供を中止し、全てパッケージとし、麺コーナのようなカウンター越しの提供は続けるとアナウンスがありました。以前から、ホテルのビュッフェは危険だと思っていたので、これは正しい方法でしょう。日本人はマスク過信ですが、手(口)からの感染にもっと注意を払うべきです。マスクに関しては、効果は限定的なので、皆がしている国ではしたほうが違和感ないのと、機内と空港、さらに子供が指を口に入れるのを阻止する点では効果あり。
While face masks are popular, scientists doubt their effectiveness against airborne viruses.
People are racing to buy face masks amid the coronavirus outbreak, but they probably won't protect you from illness
How to Avoid Coronavirus on Flights: Forget Masks, Says Top Airline Doctor・・・
Masks may provide some protection to you and others, but because they are loose and made of permeable material, droplets can still pass through.

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