日本と香港とでは対応が全く異なる 香港は古くは(対して開きはないのですが)、ヒトへの感染が初めて成立したH5型インフルエンザの発症と全鶏殺傷、SARSの中国からの感染拡大への基地という経験があるからでしょう、日本とは比べものにならない対応です。台湾入国ができなくなるので、ここ最近は入国ができないのですが、空港とエアラインの対応には目を見張るものがあります。キャセイラウンジでは、客が直接手を触れるものは全て撤去。サラダですら、一皿(小鉢形式)ずつラップを掛けて置いています。パンもクッキーも全て一個ずつ包装。 一方の日本は相変わらずのマスク信奉。クルーズ船と屋形船からは接触感染が主だとしか思われないのに、まだマスクなのです。上の記事でも、 Travelers going to Hong Kong or Japan should stay away from sick people and wash their hands with soap and water or use hand sanitizer with 60% to 95% alcohol, the CDC ・・・ ただし、香港の新聞が、発症者の住居を行動まで公開するのはやり過ぎでしょう。日本での黒い雨や水俣病やカネミ油症など、苦い(人間の哀しさ愚かさを露呈)経験があるし。 これで、日本はカゼでの保険適応除外は不可能になのは残念です。でも、2千万人分の備蓄のある薬は効く可能性が高いので、これを試せば、国民は安心するはずなのに。
そういえば香港風邪とむかしはいっていましたよね。 https://h-crisis.niph.go.jp/?p=82921
1968ねんですか。 https://kotobank.jp/word/%E9%A6%99%E6%B8%AF%E9%A2%A8%E9%82%AA-632132
違います 所謂、香港風邪は1968年7月(今回の新型も暖かくなって湿度が高くなれば終息すると言うのには根拠がないのです)に香港で発生したもので、これが広東省がインフルエンザの発生源と言われる所以。元々はトリ様のウイルスだったのが豚様を介して人間様に伝播し、感染を繰り返し、今では季節性インフルエンザとして人間界に君臨しています。もう一種が、2009年の新型で、不思議なことにそれまであったソ連型を駆逐してしまいました。ですから、あれほど世界(特に日本)を混乱に陥れた新型ウイルスは、今では平凡なただのインフルエンザウイルスに成り下がってしましったのです。これはH1型であったがためで、もしもH5だったら、人間は滅んでいたかも知れません。そして、1997年にそれまでヒトには感染することがないと思われていたH5型ウイルスが、世界で初めて香港で確認されたのです。その時の保健所所長(正しくは香港衛生署長)として、世界に類をみない全羽殺処分を実行したのが、その後WHO事務局長となり2009年のパンデミック(レベル6は勇足という意見が強い)を指揮した陳馮富珍(マーガレットチャン)なのです。政治の世界同様に、論功行賞で出世させると問題を起こす例と指摘する人もいるくらいで、2003年時も香港の所長で、この時の対応は不十分(中国が隠蔽した罪は重いと思っていますが)で、2009年はやり過ぎ。まさに泰山雷同して鼠一匹だった訳で、これがその後の気の緩みの原因となり、いままた世界はパニックになろうとしているのです。少なくとも、日本の新型ウイルス対策は間違いで、それがわかっただけでも、価値はあったのです。しかし、その失敗が生かされていない。 クルーズ船の対応で世界の信頼を失ったのは確かで、感染拡大を阻止出来なかったのか。中国以外では、日本だけが感染拡大を続けているのが不思議です。それだけ暴露量が多かった(大量の感染者が流れ込んできた)からか、日本の対応に根本的欠陥があるのか、単に日本では検出の閾値が低いだけなのか、これも検証が必要です。ただし、今回の新型が特殊すぎて、少なくない例で、病院を転々としているうちに、症状が悪化し、漸くPCRをして貰えた結果判明したことがあります。他国では表に出ないだなのか? 蛇足ですが、日本人と欧米人を含む他国人との違いを観察していて 気がついたことがあります。某国市内列車内で、フランス人カップルがN95のマスクをしていました。彼らとは家族ではないが、もう一人の欧米人もN95でした。呼吸用フィルターなしタイプなので、歩くだけでも息苦しくなります。一方、中国人(大陸、香港、台湾、それに所謂華人の区別は外見だけだは無理)のかたはフィルター付きが主流です。しかし、最低でも400円近く、ブランド品なら千円するものを毎日替えているのか・・・。不思議。それと、店などの入り口に置かれている除菌スプレーを必ずつかいます。もしかしたら、日本人以外はちゃんとウイルス対策を心得ているのか。