20/02/29 12:22

中国が極端な移動制限で成功した言っているのがひとつの要因

中国の情報がほとんど入ってこないというか、何が真実で何が虚偽かが検証できない状態。大鹿に数値上は武漢とその周辺以外では、死者も少ないし、爆発的な感染が起きていません。

中国で行われている封鎖は、二種類あって、地域間の移動制限と、地域内の拠点封鎖。特に後者半端なものではなく、自宅からすら出られない。人と人との接触が抑えられ、買い物にすら行けない。中国ではスマホ決済とか家庭での通信による家電制御などは確かに進んでいるのですが、当然情報を政府が握っているので、個人の動きも制御できるのです。これが成果を上げてきているという中央政府の言い分や、やはり、かなり厳しい個人の管理をしている台湾や香港では中国との接近度からすればかなり少ないと言うデータからも説得力があるような気にさせられます。韓国も実は厳しい管理をしているのに爆発的拡大になってしまったのですが、これは例の新興宗教が震源地なのと日本と違って積極的PCR検査の結果が大きく寄与していると思われます。前から書いているのですが、表に出るのは一部で、症状が出てから周辺や濃厚接触者を洗い出すことでしか、今の方法では感染者は出ません。ある意味、真面目に検査すれば日本でも今の10倍以上が出るのは間違いなく、他国でも同じでしょう。

イタリアでの感染の急拡大も実は、それまできちんと調べられていなかっただけで、死者がでてから焦って検査し出したら、時間的にも市中感染の結果、重症者が出てくる時期と重なり、次々と見つかっただけのことだと思います。要するに、医師も新型コロナウイルスでの感染が何であるかを知らなかった。これも日本と似ているのですが、中国関係だけを疑っていたので、病院での感染は運びこまれた患者が新型コロナウイルス感染者だとは気がつかず、医師や看護師が次々感染した。そこで、検査を急ピッチで実施した結果、次々と引っかかったのです。ですから数は、感染者の数はあまり関係ないのです。

北海道の場合は地域の特殊性で、何かの用事で大都市に集まり、地元に戻るという行動が、同時多発を招いたのでしょう。

最近TVに出る専門家と言われる人達も、その背景で主張が異なります。要するに誰も経験したことがないので、正解がわからないのでしょう。私は学校封鎖(休校)は効果の点ではかなり懐疑的。金を含めて別の所に力を注ぐべき段階にきていると思うのです。重症者を出さない、出したら治療に専念する。5日くらい熱のある状態が続いた時点で快復か重症化の分岐的に到達する。この重症化だけでも阻止できれば、大騒ぎしなくても済むと思います。ただし、今現在、その方法は見つかっていません。これが最大の問題で、このような感染は過去にも例がないのです。

武漢での感染拡大の時点で今の状況は予想できていたので、封じ込めるのならその時点が勝負でもう手遅れ。今回の新型コロナウイルスでは、入国等を規制できる法律が本当はなく、あるのは新型インフルエンザのものだけ。これしか想定してこなった国の責任は免れないでしょう。25日まで何もせず、この日の基本方針でも言及しなかったのに、明らかな焦りで学校閉鎖を突如言い出したものの効果の点でもかなり疑問が出ます。ゼロではないものの、そのために失うものと社会全体に動揺を与えたことのほうがマイナス。きちんと異議を唱えた愛媛県知事などはむしろ立派です。人の流れは急速に萎むし、旅行、飲食関係で倒産が加速されます。

ここで、海外旅行に転じると。このサイトでも、お気軽旅行相談ができない雰囲気が完全に形成されてしまいました。本来は、「行くべきではない」などと説教する場ではなく、気軽に旅を楽しくのが目的だったはず。すでに日本はレベル2になってしまい、海外からも危険視されています。しかし、本当に国が移動を規制している中国は仕方ないものの、他国まで同じような扱いが必要か。はなはだ疑問です。検査していないから出ないだけの国がほとんどなのですから。インフルエンザの場合は、抗体での簡易検査で瞬時に判明するが、PCRを病院や診療所で誰もができるなんて無理だし、そもそも感染しても検出できるとは限りません。クルーズ船に乗り込んだ厚労省の職員をPCR検査しても絶対に出ません。また、自治体の長がマスク姿で会見するのも止めるべきで、これも不安を増長させるだけです。強行的なことを物々しい格好ですると、”指導力がある”と思い込む人のでしょう。

現地では、ウイルスを拾わない、自分が持っている可能性のあるウイルスを他人に運ばないととに注意すべきでしょう。何故か、タイのことが良く質問に上るのですが、作り置き料理にはご注意を。フードコートのカウンター越しに店員が盛り付けるタイプは安全ですが、客が取るのは危険で、屋台は全く注意が行き届いていないので、現地のほうがむしろ危険だと思います。

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1件のコメント

  • Re: 中国が極端な移動制限で成功した言っているのがひとつの要因

    JORGEさん、こんにちは。

    土曜日は山梨でどんちゃん騒ぎをしていましたが、その飲み屋は盛況で「混んでいるから、料理のオーダーが遅くなる。」と言われるほどでした。山梨は講の一種である無尽という制度が都市部でも残っている不思議な県(これも何度も飲み会予約を断られて、ようやく知ったという外部の人には分らない風習ですが)なのですが、それが影響しているかも。・・・

    その山梨人が密かに話しているのが、「山梨県コロナウイルス感染者ゼロ陰謀説」です。「富士五湖にあれだけ中国人が来ているのに、同じ北海道があんな状況なのに山梨に感染者がいないはずがない。」というもので、官僚出身の知事が握りつぶしている。・・・北海道との違いは知事の姿勢だ。・・・

    北海道については、あそこまでやるとは意外でした。北海道は道内を満員電車が縦横無尽に走っている訳ではないので、私は満員電車危ない説は信じてないのですが、やはり元は雪祭り等の道内各地のイベントとスキー場に来ていた中国人説、の方が説得力があるような気がします。今日も山手線の中でプラスチックとゴムで出来ている「防毒マスク」(香港で催涙弾対策で付けているようなやつ)を付けている人がいましたが、めがね姿です。そこまでするんだったら、顔に密着したゴーグルも付けないと「頭隠して~」ですよ、と喉元まで出ましたが、止めました。感染原因がはっきりしないのがやはり最大の問題で、地道に手洗いするしかないか、と思ってます。今回は「うがいをする」ことについての言及は皆無なので、人類は進歩した、と思います。

    来週は民間にPCR検査が開放(=保険適用される)されるので、隠れていた患者数が一挙に増えて一時的にパニックになるのでは、と踏んでいますが、一週間は会社往復以外は真っ直ぐ帰って静かにしておくのがいいかも・・・ユーチューブの旅行系の動画をテレビでみることで、予習復習をしましょう、というところです。

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