20/03/17 22:13

それを許したら政府の存在意味がない

何もせずに放置するのなら国家や政府の意味がないのです。現時点では抗ウイルス薬は存在せず、ワクチン実用化には時間がかかり、一年先です。この書き込みから知識を得る方もいるので、敢えて書きますが、ワクチンは薬ではなく、感染後には、ましてや発症したら、それを治療する力はないのです。ワクチンとしての例外が狂犬病で、このウイルスは感染しても神経経由での移動がきわめて遅いため、犬に噛まれた後でも間に合うのです。これも蛇足ですが、世界で狂犬病発症後に快復した例は一例のみ。担当医師が有りとあらゆる方法を試した結果、何かが効いたのです。このような状況下では、感染をさせない、拡げないことが最大の武器。勿論、早期発見で重症者を減らすのは当然。このウイルスはかなり複雑なのですが、複雑なほど特異性が高いのでそこをターゲットにして薬を作ることは可能です。インフルエンザなどはその良い例で、現在承認されている薬は、タミフルやリレンザはウイルス脱出、ゾフルーザはウイルスが感染細胞中に自己複製させる(自分ではできないのがウイルス)はじめの重要なポイントを阻害するのです。インフルエンザの薬ができたのは、誰もが感染するので、治療薬を作れば儲かるから大手製薬会社が頑張って研究し開発したのですが、SARSはその前に消滅し、エボラは先進国病ではないので、先進国の薬屋さんは手を出さない。今回のウイルスが定着して毎年感染者を出せば、必ず新薬できます。エボラとインフルエンザはコロナとは似て非なるウイルスなので、共通点はほとんどありません。しかし、日本の富山化学が開発したインフルエンザ薬はインフルエンザには当然効きますが、性質を共有するエボラにも効いた(戦場のような環境で最期の手段で使って効果があったというきちんとした証明がなされていない)ので、コロナでも共通部分があるので、効く可能性は高いと思います。米国はエボラのために作られて薬を試していますが、中国の研究者は効果のある薬として発表しています。3月はじめですが、中国の医療現場では、富山化学の薬が効果的である発表が
中国語でなされています。

まだ解明されていないのですが、 5日程度は少し重い風邪状態が続くようです。このような患者は抗ウイルス剤を飲む。これが効けば、重症者はなくなるので、少し重めの風邪として対峙できます。結核も赤痢も抗生物質が発見される前は恐ろしい感染症だったのです。これも解明できれば制圧に繋がると思っているのが、この軽度から重度への変遷。この機構がわかれば、それを抑えることで、重症化しないただのコロナウイルスにできるのです。誰も言わないが、気道上部にも弱い受容体があり、そこで増えている間に一部が暴走して、肺に到達し、本来のACE2と言う受容体を介し肺胞細胞に侵入、増殖し細胞を破壊する。これが重症化です。心臓もやられる人がいるのは、肺経由で血流から心臓に到達し、そこには沢山のACE2があるからでしょう。

政治の役割ですが、やってはいけないこと。例のご乱心殿がいい加減なことを言い出すので市場が完全に引いてしまったのは報道をみれば明らかなのですが、彼と我が国の北部九州出身の失言王が言ってしまったこと。それは、中国とか武漢の名をウイルスにつけて公の場で発言。これはWHOが禁止した用語で、米国は勿論、日本でも、知的水準の高い人は決して言ってはいけない言葉でして、知的でもなくても(彼らがそうであるか否かは別の話)立場のある人は発してはいけないのです。

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