サイトカインストーム

重症化に至る過程は、コロナウイルスによる直接の宿主細胞の破壊はもちろんですが、免疫系の暴走・過剰反応でサイトカインストームを生じ、SIRS 全身性炎症反応症候群(ウイルス細菌が起因ならば敗血症)を引き起こし、
肺胞への漏出液浸潤・肺水腫によるARDS 急性呼吸窮迫症候群、DIC併発による多臓器不全とするのが素直な考え方ですね。

呼吸管理にBIPAP/APRV、薬物的には免疫グロブリンで免疫の正常化(サイトカイン抑制)、ステロイドパルス(大量投与)、細菌性肺炎合併を防ぐためにエンペリック前提で広域スペクトル抗生剤のカルバペネムとキノロンで叩く。
決定的な治療がないが上記は重症化時には行われるはず。

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