自由な日程 楽しそうです

ベースをグリンデルワルド、ツェルマットも行動範囲ということであれば面白いロープウェイのある山はいくつかあります。箱の大きさ、長さ、地上からの高さという点から見ればスイスには無数?といっていいほどの路線がありますが、変わり種でまず思い浮かぶのは ルツェルンの南東(電車で約15分) シュタンズ Stans 駅からレトロな電車で10分、そのあとに続くシュタンザーホルンバーン の屋上付きロープウェイです。通常の客車の中から螺旋階段で屋根部分に登ることができ青空天井の屋上に立ってかなりの風を体に受けながら頂上へ行くものです。遠くルツェルンの街を、眼下にフィーアヴァルトシュテッターゼーの広がり、西にはピラトス山を眺めながらの空中散歩ができるロープウェイです。
ルツェルンからの電車の終点、エンゲルベルクから行く ティトリス山には歴史の古い回転する箱のロープウェイがあります。僕の行ったときは乗った箱の内部が回転するものでナンダというものでしたが、その後箱そのものが回転するタイプに代えられたと聞いています。
グリンデルワルド周辺では特別変わった趣向のロープウェイは知りませんが、グルントから乗るメンリッヒェンバーンの麓駅がこれまでは500mほど歩く距離がありましたが、グリンデルワルドからの電車駅グルントに直結した構造になったとの情報がスイス政観からありました。おそらく終点駅も改良されたと思われ、やや寂しかった駅はトイレ等も便利になっていると思われます。
ラウターブルンネンのどん詰まりシュテッヘルベルクからシルトホルンへ行く一本目のロープウェイはほんの短い路線ですが、そのロープの急角度はすごい。このロープウェイのすぐ近くにミューレンから落ちる滝がありその滝を背景に斜めのロープにつり下がった箱の風景は見ものです。
ツェルマットではマッターホルングラッシャーパラダイスの長大路線でトロッケナーシュテックで乗り継ぐクラインマッターホルン行きロープウェイが昨年これまでの路線の隣に新規に架設されました。型式は特に変わったものではないのですが、見るべきはその箱の大きさで、この箱が交走式ではなく循環式ゴンドラでバスほどの大きさの箱が次から次と来るのです。循環式の為ぴたりと停まった箱に乗るのとは違い動く客車に乗るのですが輸送力は何倍にもなったと思われ寒い頂上駅で待たされる時間が短縮されました。全山岩盤という地の利はあるもののスイスという国の技術と思い切りには驚くという点で一見の価値があると思います。

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