蛇使いに追いかけられた話。(インド・コルカタ) ニューマーケットの近くで、蛇使いに出会いました。 蛇使いを見たのは、初めてでした。 「これが、蛇使いか・・・」 男が笛を吹くと、コブラがゆらゆら揺れてました。 「お~っ!」 感動しました。 男に、カメラを向けると、コブラを首に巻いてポーズを取ってくれました。 チップの1ルピーを渡そうとしましたが、男は受け取りません。 「いらないの?」 もう一度、渡そうとしましたが、やっぱり男は受け取りません。 「なんだ、いらないのか。ただで撮れてラッキー!」 足早にその場を立ち去りました。 「男の気が変わらないうちに。」そう思ったからです。 歩き出すと、何やら声が聞こえました。 振り返ると、男がコブラ片手に走ってきました。 こちらも走り出しました。 トラブル発生です。 揉めるのは面倒です。 しばらく走りましたが、男はまだ追ってきます。 「まずい!」「こいつは、しつこいタイプだ。」 100mくらい走りましたが、まだ追ってきます。 手に持ってた1ルピーを投げると、男はそれを拾い、追うのをやめました。 「最初から、受け取れよ!」 インドでは、何が起きるか分かりません。