レポート

シャフハウゼンという小さな街(お勧め)

公開日 : 2006年06月12日
最終更新 :

もしお詳しい方がおられたらごめんなさい。

実はグリンデルワルドからの帰りにチューリッヒに泊るのも
都会でつまらないしなあと思っていろいろ探したところ、
もう少し北にシャフハウゼン(Schaffhausen)という小さな
街をみつけました。・・・・がこの街、ライン河にたった
ひとつある滝のある街なのです。いやあ、ダイナミックな
滝でした。遊覧船もでていましたが、びしょぬれになります。
街自体はベルンを小さくしたようなところであちらこちらに
かわいい像のある噴水があり、ライン河がよく見える小さな
砦があり、その周囲はブドウ畑。有名な白ワインの産地
でもあります。ゲーテが泊ったというホテルもあります。

グリンデルワルドを朝早めに出て、電車をチューリッヒで
乗り継ぎ、午後に街に到着します。滝は駅からバスで10分。
小さな街なのでその日の午後や翌日の朝にでも軽く観光で
き、チューリッヒを経由せずに電車を乗り継ぎ、空港駅へ行けます。
ちょっとお勧めですよ。ちなみに日本人にはひとりも
会いませんでしたっけ。

なお、さらにライン河をきわめたい方はここからライン下りの
大きな遊覧船がでています。すぐお隣はもうドイツです。

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2件のコメント

  • ちなみに、おまけの「うんちく」

    景色も町もいいところですが、戦後日本に多大な影響を与えた町でもあります。

    日本の初代新幹線の重要な部分(台車)は、この町のメーカーで開発されたものをベースにアレンジしたものなんです。
    (台車が良くないと、超高速で列車は走れません。)

    戦後日本を大きく変えたもののひとつに、新幹線があります。
    そう考えると、この町で培われた技術が、戦後日本の産業発展を陰で支えてくれたんですよねぇ。

    戦後、日本の技術力が立ち遅れていたころ、多くの技術者がスイスへと渡りました。鉄道車両に関しては、ここシャフハウゼン等にて学び、得た知識を元に、今の日本の鉄道が作られてきたと言っても過言ではないと思います。
    (小田急ロマンスカーも、丸の内線も、国鉄の電車も、ここ発祥の技術を大いに取り入れたものから発展して今があります。)

    ちなみに、その会社(現Fiat-SIG社)の工場は、町から滝へ行く途中、川沿いの遊歩道へ入るところにあります。

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    Re: ちなみに、おまけの「うんちく」

    euromedさん 今日は

    二度ばかり物好きにも・・シャフハウゼンから歩いています。 この会社はもしかしたら 滝のところへ下る道の上の高台にある黄色いビル・ ・・いまその色かはわかりませんが 彼らはいつも変えませんから、かなと想像しています。 沢山の観光客が昔から通るのにお店らしいものがまったくない・・・ということは 大昔からの保護されてきた地域なのかも・・・。

    ところで日本の誇る?新幹線技術の土台がこんな所にとはオドロキです 。 もっとも今日本の誇る精密工業の母体のほとんどはこの国が培ってきたモノが多いんですね。

    時計、印刷機械、繊維機械・・・これらが合体した半導体技術。今の日本人のほとんどはこれらをみんな自分たちの特技?として威張りかねない・・・。 

    でも この会社 Fiat-XXという所を見ると どこかに吸収されたのでしょうか。

    ありがとうございました。 

  • ラインフォール ・・・・ 追記

    シャフハウゼンは ボーデン湖(ドイツとの国境)から流れ出したライン川が作るヨーロッパでも有数の滝(流量でですが・・・)で 大昔からの観光名所です。

    電車も停車する駅がちゃんとあって 滝の上のYH側の下から乗車できます。 シャフハウゼンからはバスですが 歩いても15-20分ぐらい。住宅地の散歩・・・でいけます。

    シャフハウゼンは ライン川の対岸・・・ドイツ領への飛び地?でライン川を下った昔の船荷はここでいったん陸に上げ、滝下の急流をさけてバーゼルまで運び、ここから再び舟で各地に運んだ交通の要衝でした。

    ドイツの詩人 シラーのしずめる鐘・・・の鐘?がある修道院や騎士の館など旧市街とにぎやかな近代都市が同居しています。

    なおここからの ライン下り・・・ではなくて、ラインのぼりは オモチャ箱のような町 スタイン・アム・ラインをへて ボーデン湖までの田園地帯をノンビリ遡上する小さな船旅です。 お時間のタップリある方にはおすすめ・・・。

    ついでに言うなら シャフハウゼンは 第2次世界大戦中 連合軍の爆撃を受けています。 灯火管制下のドイツ領のなかで煌々と灯火をつけたこの町をそそっかしい米軍機が爆弾をつい投下したのが真相。 戦後米軍が賠償金をはらったとか・・。 

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    補足ありがとうございます

    まさに、ぼうふらおじさんの補足は完璧です。
    歴史的にも実は重要な街です。
    ただ、日本人にはあまり知られていないようですね。
    シラーの鐘も見てきました。
    滝の高さはあまりないのですが、規模は大きいですよね。
    ちなみに私が泊りましたホテルは、クローネンホフという
    ホテルで街の中心にあります。街自体は非常に治安のよい
    ところでした。山から下りてきて、都会には泊りたくない
    方にはお勧めします。大きなco-opもあるのでお土産の
    チョコレートなどはそこで買えました。

    http://www.kronenhof.ch/index2.html

    古い建物ですが、内部は清潔でした。