レポート

シチリアリゾートとバロック都市の旅報告(かなり食い意地系)

公開日 : 2006年08月23日
最終更新 :
退会ユーザ @*******

7月29日から8月11日までシチリアでリゾート&観光、
その後この掲示板で知り合った方の結婚式に参加するため内モンゴルへ寄って、
8月16日に帰国しました。
(彼は日本人で、日本に留学中のモンゴル人女性と恋と落ちたのです)
ここでは前半のシチリアのご報告をさせていただきます。

今回の航空券は、帰りに内モンゴルに寄るため、
成田⇔北京⇔ローマと北京⇔フフホトを中国国際航空で、
ローマ→パレルモ、カターニア→ローマをアリタリアで取りました。

で、初日に成田を飛び立って、北京、ローマを経由して一気にパレルモへ。
遅い到着でしたので、中央駅からは近いホテルだったのですが、
空港からホテルまでは、タクシーで行きました。
空港から市内まで近くはないので30ユーロほどかかりました。

市場を覘きたかったこともあり、一気にパレルモまで行きましたが、
体の疲れや、ホテルまでの足を考えると、ローマでエアポートヒルトンに泊まり、
翌朝の早い便で飛んだ方が楽だったと反省。夏のローマはホテルも安いですし・・・

シチリアは、ちょっと寄ったのも含めると5回目になります。
今回のテーマは、昨年日帰りで行って気に入った
エガーディ諸島のファヴィニャーナ島でのんびりすること、
そしてラグーザ、ノートなどのバロック都市を観ることです。

その合間に、この春ウルルン滞在記に出たレストランで食べるために
パレルモ近郊のポルティチェッロにも2泊することにしました。

以下、小分け(と言ってもかなり長文)にしてご報告します。

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21件のコメント

  • Re: シチリアリゾートとバロック都市の旅報告(かなり

    帥Vチリア島の帰国レポート、とても楽しく拝見しました。
    わたしも一昨日までシチリア島に行ってたので、まだシチリア熱が下がらず、思わず胸がジーンとなりました。わたしは、ノートとシラクーザの中間ぐらいの山中のアグリに家族で滞在してて、ラグーサやモディカにも行きました。まだまだ観光ずれしてなくて、素晴らしいところだと思います。とうぶん現実に戻れそうにありません(笑)

    http://www.geocities.jp/kozurevacation/

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    退会ユーザ @*******
    06/08/29 22:42

    すごいですね

    イルカパパさん、ありがとうございます。
    イルカパパさんもシチリアに行ってらしたのですね。
    HP拝見いたしました。
    子連れで、年4回も海外にご旅行されているなんて、すごいですね。

    私も、仕事をしながら気もそぞろといったところです。
    (秋にアルバに行くので、もうすっかりその気で)

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  • 【喰い意地 敗北宣言】

    いさぎよく、両前足を挙げて、グラ姐さま+ご同行者+10代イタリア~ン達
    の喰い意地+喰った量に、敗北宣言をしたいと思います。

    UーQ。ーU 負けた~

    負けた~、負けた~、負けた~、負けた~

    グラ姐さまののし歩いた後には、骨しか残らず・・・

    内モンゴル共和国での結婚式の模様も、楽しみにお待ちしております♪
    その日本人の花婿は、馬を乗りこなし、羊の放牧をする羽目になる
    のでしょうか?

    負けた~♪

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    退会ユーザ @*******
    06/08/25 00:41

    負けた~といいつつ

    旅クマさんは、今頃ソウルで夜食でも食べているのではないでしょうか。

    >グラ姐さまののし歩いた後には、骨しか残らず・・・

    ウニの殻も残してきましたよ~

    しかしマルサーラから来ていた一族郎党の、
    特に2人の娘たちの食べっぷりには、私も負けました。

    あのぐらい美味しいものを知っている娘を嫁にする男性はきっと幸せだと思いますね。

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  • 楽しい旅行記をありがとうございました。

    楽しく読ませていただきました。
    仕事や家庭の環境(老父を抱えておりますので)でこんな旅行は
    できないので、うらやましく思っております。
    9月半ばにフィレンツェと南トスカーナを老父と妹で旅をする
    予定となっておりますが、当然こんな自由はきかないでしょうし、
    もしかしたら、当分これで海外は行けなくなってしまうかも
    しれません。
    うらやましいです。

    尚、かつてまだ中国がこんなに便利になる前にフホホトは行ったことが
    あります。パオに泊まって星をみました。そのころはホテルの予約も
    できず、いきなり飛び込みで「部屋ある?」といった具合。
    (実は私、中国語が少しできるもので...)移動手段も硬い木の
    椅子の夜行列車。そのころにくらべると大都会になっているのでしょうね。なつかしい場所です。

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    退会ユーザ @*******
    06/08/25 00:37

    よいご旅行を

    PRICHANさん、有難うございます。

    私の父も、明日80歳になります。
    元気ですが、もう海外旅行はいいそうです。

    お父様と姉妹で一緒にトスカーナの旅なんて素晴らしいです。
    もう、親孝行と考えて、自分の見たい、したいということは2の次3の次で
    お父様が楽しく過ごせることを最優先させ、
    自由はきかずとも、思い出深い旅になることでしょう。
    よいご旅行になりますように。

    フフホトは、なかなかの都会で、食べるものも美味しかったですが
    空港やホテルでも英語の通じない人がたくさんいて、
    なかなか大変でした。

  • 退会ユーザ @*******
    06/08/23 20:39

    その18

    やはり、まちには1泊はしなくては…と改めて認識し、ノートに戻りました。
    その後、翌日にはイタリアを離れるので、スーパーで食材の買い物をし、
    夕食は、同行の友人が、全くお腹がすかないというので、
    1人で、宿のお母さんがお薦めのトラットリアへ。
    安くてボリュームはあったけど(この宿に泊まる日と向きということ?)
    味は普通でした。

    その夜、テレビで、ロンドンのヒースロー空港でのテロ未遂騒ぎのニュースが流れました。
    ロンドンはもちろんのこと、ヨーロッパ中の空港が警戒を強め、大混乱していると。
    うへ、私たちのローマでの乗り継ぎ時間は2時間だから、かなり厳しいことになりそう!
    いや、恐らく無理なのでは。
    よく考えれば、アリタリアがちょっと遅れたら、普段でさえヤバイ乗り継ぎ時間。
    本来ならば、16時過ぎのフライトなので昼のバスでいいところですが、
    朝のバスでカターニアへ行き、換えてもらえるものなら、
    できるだけ早いフライトにしてもらおうと決めました。

    翌日カターニアに着いたのは12時10分。
    12時30分発の便が1時間遅れると表示がありました。
    やはり。
    もし、振り替えてもらえなければ、新規に買ってでも、
    ローマから北京に飛ぶ方をふいにするよりはまし、とも考えながら、
    チェックイン・カウンターに並びました。

    なんと
    13時台のフライトに振替できればと思っていたのが、
    1時間遅れる12時10分のフライトに振替ができました!

    そして無事、ローマに到着し、北京へと飛ぶことができたのです。
    長々とお読みいただき有難うございました。
    続きのモンゴル結婚式の様子などは、アジアの方でご報告いたします。

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    Re: その18

    ふぅ、読んだ読んだ・・・。食事写真等一覧はAmigoの方でお目に掛かること期待しております。

  • 退会ユーザ @*******
    06/08/23 20:36

    その17 モディカ

    ノートには2泊しました。
    到着した日に一通り見たのですが、
    翌朝ニコラチ館だけ再度見に行きました。
    ここは、朝の光の方が映えるので、写真を撮りたかったのです。
    その後、バスでモディカへ日帰り旅。

    ラグーザからの方が近いのですが、
    ラグーザは1泊しかできなかったし、バスの都合で寄り道もできなかったので
    仕方がありません。
    この日は、だいたい定刻に近いところで運行していたので助かりました。

    モディカの目当ては、
    長い階段が劇的効果を生み出していると書かれているドゥオーモ(サン・ジョバンニ教会)と
    階段に12使徒を配してアクセントにしているというサン・ピエトロ教会。
    そして、なにより美食のまちだというので、
    古代の作り方で、カカオバターもミルクも使っていないというチョコレートと
    モディカ種の牛肉を食べたいと思っていました。

    老舗の菓子屋「ボナユート」を訪ね、各種味見したら、
    もともと甘いものに目がない人間ではないので、
    味見ですっかり満足してしまい、結局そこでは買わず、
    向かいの、イタリア語はもちろんフランス語、英語でも説明しながら試食をさせて
    販売促進に励んでいる菓子屋の方で土産用のチェコレートなどを買いました。

    そしていよいよ昼食!
    と思ったら、歩いても歩いても、レストランが見つかりません。
    バールやカフェ、アイリッシュ・パブなどはたくさんあるのですが、
    モディカ種の牛肉を出してくれそうな店が見当たらないのです。
    訊こうと思っても、この時間帯は、飲食店以外は閉まっていますし、
    飲食店で飲食店のことを尋ねるのもどうかと思いますし、
    こんなことなら、インフォメーションに地図を貰いに入ったときに訊いておくんだった!

    結局、モディカには、そのうちまた行こうということにして諦め、
    アイリッシュ・パブでピッツァやパニーニをいただき、ビールをたっぷり飲んだのでした。

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  • 退会ユーザ @*******
    06/08/23 20:35

    その16 侮れない店

    この日の夕食は、ごくごく普通の鶏や
    サルシッチャ(ソーセージ)の焼いたものが食べたくて、
    メニューを確認しながら、そこら安そうな店に入りました。

    ノートは海がすぐそこだから、魚介もそこそこ美味しいだろうと、
    店のプリモのメニューでは一番高い(と言っても10ユーロの)ウニ・スパゲティを注文。
    たいした期待もしていませんでしたし、
    皿が届いたときも、こんなものね、という感じでした。
    ところがどっこい、1口含むやいなや、鮮烈なウニの香りがいっぱいに広がったのです。
    美味しい!!!
    もう形のほとんどは、とけてしまっていますが、
    けっこうな量のウニを使っているのでしょう。
    これって、わたし的には、イタリアで3番目に美味しいウニ・スパです。
    (1位が、マリーナ・デル・カントーネの「ロ・スコーリオ」
     1位タイが、プローチダ島の「ゴルゴーニア」のもの)

    その後の、鶏胸肉とサルシッチャは、
    イタリア人がよく使う脂が落ちる筋付き鉄板で焼いたもの。
    2人でそれぞれを注文し、半分ずつ交換して食べました。
    これは普通で美味しい。
    さっぱり塩味にレモンを搾っただけの鶏と
    スパイスを効かせたパンチのある味のサルシッチャ、
    両方あってどちらも楽しめるという味でした。

    セコンドは、そのものだけがデンと出てくると思っていましたから(当たりでした)
    コントルノに、ルーコラのプチトマトのサラダをオーダーしていましたが
    この、プチトマトがものすごく美味しくて、感動ものでした。
    酸味も甘みもあって、味が濃厚なのです。かつ爽やかな口当たり。
    これは、前述の「ロ・スコーリオ」と甲乙つけがたい味。

    素晴らしいのが、ワイン。
    ハウスワインをくださいと言ったら、うちのはボトルになるけどいい?というので
    もちろんOKしたのですが、
    水のようなワインではなく、そこそこいけたのに、6ユーロ。
    この店は、全部で1人20ユーロほどでした。ウニスパ食べたのに!

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  • 退会ユーザ @*******
    06/08/23 20:34

    その15 ノート

    翌朝は、イブラから見て日が当たり美しく見える新市街を眺め、
    公園を散歩してからチェックアウトし、またタクシーでバスターミナルへ。

    ところが、これからが大変。
    このターミナルから利用できるバスの会社は3つ4つあるのですが、
    ここからノートに向かうASTバスの切符売り場もなければ
    時刻表もどこにも貼られていないのです。
    他の2、3社の切符を扱う切符入り場はあるのですが、閉まっています。
    切符は、バスの運転手からも買えるシステムになっていたのでいいのですが、
    とにかくいつバスがくるのか、誰にも聞くことができないのです…

    事前にネット検索で調べたところでは11時半のバスがあるはずで、
    同じノート行きの人たちが何人か待っていたので、
    (待合室などというものもなくて、みんな適当に日陰を見つけています)
    きっと来るだろうと信じて待つこと1時間半。
    どうやら11時半のはなくなったのか、飛ばされたのか、
    次の13時のバスがやってきたのです。
    ああ、今までが順調すぎたのだわ、
    イタリアなのですもの、このぐらいは仕方がない…
    冷房の効いたバスの中で涼みながら、ノートまで行きました。

    11時半のバスがあれば、モディカ行きなのでモディカで昼食をとり、
    どこか荷物を預かってくれるところにお願いして、
    半日観光してからノートに向かうつもりでしたが
    この状況ではモディカで降りても、次のノート行きバスがいつ来るか分からないと思い、
    一気にノートまで行くことにしたのです。

    ノートの宿は、VENEREで検索してもよさそうなのが見つからなかったので
    BBPlanetというサイトで見つけたB&Bです。
    ご夫婦で数年前に始めた宿で、自宅の隣のアパートの一画を買い取り、
    そこをB&Bにしたものでした。
    部屋は小ぎれいで、余計なものはありませんが、必要なものはちゃんとあります。
    朝食は、ご夫婦の家の庭でいただきます。
    庭に面して作ってあるキッチンも冷蔵庫も自由に使っていいと言われました。

    とてもフレンドリーなご夫婦で、
    近くにスーパーがないかとか、お薦めのトラットリアはあるかとか
    気軽に聞ける雰囲気でした。

    それにも増していいのがロケーション。
    バスターミナルから近いし、中心部にも近いのです。
    おまけに結構大きなスーパーまでも歩いて10分ぐらい。
    ハイ・シーズンでしたが、ツインで70ユーロは、優秀だと感じました。

    さて、ノートのチェントロは、ラグーザよりも、翌日行ったモディカよりも、
    小ぢんまりとまとまっています。
    それが18世紀に一気に造り上げられたバロック都市なのですから、
    とても統一感があります。

    ここでの目当ては、何と言っても、ニコラチ通りとニコラチ館。
    前述の芸術新潮に陣内さんが書いていますが、
    この通りは坂になっていて、上って行くと、
    突き当りのモンテヴェルジニ教会の正面入り口が凹型になっていて、
    それが行き止まり間を感じさせない空間になっているのです。
    そして、ニコラチ館の建物のバルコニーを支える部分に、
    いろいろな楽しい彫刻が施されていて、いくら見ても飽きません。
    例えば、ペガサスが5頭彫ってあっても、皆表情が違うのです。

    市庁舎やテアトロなどバロック建築の数々の外観を楽しみながら散歩をしていると、
    結婚式を終えたカップルが、市内のあちこちを巡り、
    カメラマンを同行して写真とビデオ撮影をしているのを見かけました。
    イタリアでは、おなじみの光景です。
    撮影風景を写真に撮り、彼らに祝福の言葉をかけました。

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  • 退会ユーザ @*******
    06/08/23 20:26

    その14 ラグーザ 2

    一旦、宿に戻り、着替えて夕食へ。
    このホテルは、イブラの中心部に同じ名前のレストランも経営していて、
    そこもなかなかよさそうだったので、ホテルを通じて予約を入れたら
    外の、入り口に近いいい場所をとっておいてくれました。
    テーブルの飾り方も、テーブルウェアも、ホテルと同様シックでエレガントです。

    食前酒にシチリアのスプマンテをいただき、
    手作りの数種のパンは、食べやすいサイズでいろいろ楽しめそうと思っていたら
    美味しいと言われるシチリアのオリーブオイルの中でも
    特に香り高いとされるヴァル・ディ・ノートのEXヴァージンオイルを添えてくれました。
    目の前で瓶から皿に注いでくれたので、鮮やかなグリーンの色とともに
    青りんごのような香りが立ち上りました。
    パンに付けて食べれば、口の中一杯に香りが広がります。
    やっぱりパンには、バターよりオリーブオイルだわ!

    フルコースは、無理だと思ったので、
    (こういう店は、1皿1皿が材料も味もしっかりしていて
    かつボリュームもちゃんとあることが多いのです)
    今日は、品良く(?)プリモを飛ばすことにして
    前菜に魚(鯵のようでした)と野菜(ペペローネ)とラグザーノチーズの重ね焼き、リコッタソースとバジリコソース、
    セコンドに、仔羊のロースト夏野菜のダイスとチーズのラビオリ添えをいただきました。

    友人はセコンドに牛肉を選んだので、
    牛にも羊にも合う赤ワインを1本いただこうとソムリエ氏に相談したら
    ボトルでご注文をいただかなくても、グラスでお楽しみいただけますよ、
    というので、彼のお薦めをグラスでいただき、
    もっと飲みたかったら別のワインをまたグラスで注文することにしました。
    出されたのは、フラッパートという種類の葡萄で、
    シチリアワインにしては、穏やかで、渋みのないエレガントなワイン。
    ソムリエ氏が、この店の料理とよく合います、と言っていた通りです。

    料理も、どれも美味しく仕上がっていましたが、
    ここの料理は、洗練されていて、都会のおしゃれなレストランのよう。
    昨日までの、海辺で出されるシチリアならではの
    気さくで、素朴で、それでもすんごく美味しい店とは対極にあるように感じます。
    こういう店もたまにはいいけれど、やはり私が好きなのは…。

    夕方から夜にかけてのドゥオーモ付近は、
    ライトアップされた建物が美しく(ただしドゥオーモは修復中)、
    店もたくさん開いていて、
    夕涼みしているまちの人や、散歩をする観光客など人出も多く、
    賑やかで楽しい雰囲気でした。
    折りしもこの日は大きな満月が、ゆるりと昇ってきて。

    同じ場所でも、前回立ち寄った昼の様子とは全く違い、
    つくづく、駆け足の訪問で、ほんの一瞬のちら見ではよさは分からないと感じました。
    朝見て、昼見て、夕方も夜も見て、まちの雰囲気を味わいたいものだと。

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  • 退会ユーザ @*******
    06/08/23 20:24

    その13 ラグーザ 1

    ラグーザまでは、バスで4時間ちょっと。
    16時15分前に着き、客をつかまえようと待機していたタクシーでホテルまで。
    ホテルは、ロカンダ・ドン・セラフィーノという、
    小ぢんまりしたロマンティックな感じのホテルです。

    ヴァル・ディ・ノートの都市は、1693年の大地震で破壊され、
    ちょうど後期バロック様式の時代に再建された当時のニュータウンなのです。
    ノートの場合は、それまでの旧市街が壊滅的打撃を受けたので
    近くに、全く新しく都市がつくられましたが、
    ラグーザの場合は、旧市街(ラグーザ・イブラ)を残しつつ、
    隣の丘に新市街(ラグーザ・スーペリオーレ)もつくったのだそうです。

    ラグーザの何が見たいわけではなく、
    いろいろな本に掲載されている、
    新市街から見たイブラの全景(島のように浮かび上がる街)を見たいと思っていました。
    でも泊まるなら風情のあるイブラを散歩したいので、
    イブラの宿を、と探してこのホテルを見つけました。
    スタンダード・ツインが120ユーロでしたので、
    6月初めにに予約を入れたら、すでに満室で、
    180ユーロのデラックス・ツインしか空いていないとのことで
    本当は2泊したかったけれど、1泊にして、それでもここがいいと思って予約したのです。

    部屋は、センスのよいシックなインテリアでまとめられ、浴室の施設も十分、
    ソファもあってゆったりとくつろげる空間でした。
    朝食も美味しかったし空調もしっかりしていて、できれば3泊ぐらいはしたいところ。

    ラグーザには、3年前に車で立ち寄ったことがあるのですが、
    時間が足りなかったことと、ガイドブックがなかったことで、
    イブラの全景を見られるビューポイントがどこにあるのか分からず、諦めました。
    (昼食後に散歩したので、ほとんど人影もなく、訊くことすらできなかった)

    なので、宿で一息ついて、先ず行った先は、新市街のビューポイント。
    「ひょっこりひょうたん島」を思い浮かべていただくと分かりやすいと思うのですが、
    片方の丘が旧市街イブラだとすると、もう片方が新市街スーペリオーレです。
    ホテルは、ひょうたんのくびれに近い部分にありますから、
    ビューポイントにも近くてなかなかのロケーションでした。

    比較的近いとはいえ、階段を上って、上って、上って…
    やっと到着したビューポイントからの眺めは、思い描いていた通りの景色。
    これを見たい、と思ってから、何年経っているでしょう。(多分5年ぐらい)
    もう写真撮りまくりです。
    ちょうど午後の陽射しは撮影向きで、
    傾いた日を壁面に受けて輝いて建物群は、本当にきれいです。

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  • 退会ユーザ @*******
    06/08/23 20:22

    その12 パレルモの駅で

    さて、ここまでは、リゾート&グルメという感じでしたが
    この後は、世界遺産に指定されているヴァル・ディ・ノート(ノート渓谷)の
    後期バロック都市巡りです。

    ポルティチェッロを朝出てパレルモへ。そしてラグ-ザまで一気にバスで移動しました。
    パレルモ駅のバールで、超早めのランチを食べている時に見かけた光景。

    地元の子どもたちが、外国人の若い女性たちの観光客に愛想をふりまき、
    食べ物をねだり、1人女性が、彼らを可哀想と思ったのか、
    しつこいからさっさと追い払いたかったからなのか、
    近くのマックでハンバーガーと飲み物を買ってきて、彼らに与えました。

    がつがつとむさぼるように食べた後、
    袋や容器類をテーブルの上に散らかしっぱなしでよそへ行こうとしている彼らを
    これまたこの辺りで、お片付けを日課にしているらしい
    きちんとした身なりの老人が呼び戻し、片付けをさせていました。

    彼らは、しぶしぶ片付け、ちょうど帰りかけていた、奢ってくれた女性に、
    男性が女性に対して使う、卑猥な言葉をかけて、別れを告げていました。
    (彼女が、そのイタリア語を理解したかどうかはわかりませんが、
    私なら、そんなことを言うガキがいたら、引き返して引っぱたいてやるでしょう。)

    その後彼らは、そばにあるマックに入り、別の観光客にお金をせびっていたようですが
    マックの店長に見つかり、追い出されていました。

    イタリアのあちこちで、家の人がバカンスには行けない商売のところの子どもたちが
    実にかいがいしくお手伝いをしている光景をたくさん見てきたので
    このパレルモの子どもたちを見て、とても悲しい気持ちになりました。
    彼らの親たちは、きっと彼らがこのようにして日々を過ごしていることは承知なのでしょう。
    いや、親の世代からこうして生きているのかもしれませんが。
    このような子どもたちに、奢ったり、お金をあげるようなことは、
    決してするまいと改めて思ったのでした。

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    06/08/23 20:20

    その11 テレビに登場した賄い飯を

    そして夜は、またまたフランコの店へ。
    フランコ初め、店の皆がもう昔からの馴染みのように微笑んで迎えてくれました。
    今日は、プリモに鰯のミネストラ、
    セコンドにズッパ・ディ・ペッシェを食べる話を決めていたので
    前菜はなくてもいいと思いつつ、
    昨日、あちこちのテーブルに運ばれていた生牡蠣が美味しそうだったのが忘れられず、
    (一人前4~5個ついているのは分かっているけど)ちょっとだけ食べたいので
    1人に2個ずつもらえるようにお願いしました。

    そして、牡蠣が届きました。
    2個ではなく3個ずつ。
    店の人にしてみたら、2個なんて食べるうちに入らないということなのでしょう。
    日本の牡蠣と同じように美味しかったです。

    そして待望の、メニュー外の品、鰯のミネストラ。
    なんと大きな陶器の蓋付きポットに入って登場です。
    フランコが、スープ皿に取り分けてくれました。
    見かけは、普通のトマトスープに鰯(サルデ=真鰯ではなく、アチューゲ=ヒシコイワシ)の欠片と砕いたスパゲティが入っているぐらいの印象。

    ところが、一口含むと、なんてインパクトのある味!
    まずこくのあるしっかりした鰯の出汁の味、濃厚なトマトの味、
    それにフェンネルの香り、レーズンの甘さ、
    そしてテレビにも出てきたフランコお気に入りの隠し味、
    日本のカレー粉の味もほのかにします。
    これは、初体験の美味しさです。

    砕いたパスタの火の通り加減も超アルデンテ。
    ポットに残っている分をお替りして全部食べました。

    続いて出てきたズッパ・ディ・ペッシェは凄い量!
    アルミ製の巨大フライパンごと出てきました。
    ズッパ(スープ)と言いつつ、スープではなく、具がたっぷり、
    そしてそれらから引き出した濃厚なお出汁がすこし出ているのを、
    添えられているパンに滲みこませて食べる料理です。

    赤い皮の魚とメルルッツォ(メルルーサ。日本で思っているイメージよりずっと美味しい魚です)、
    海老、手長海老、イカ、プチトマトが入っています。
    美味し~いでもお腹が苦し~い!
    (鰯のミネストラを食べ過ぎた…)
    4人で食べてもあまるぐらいの量でしたから、
    頑張れるだけ頑張って、残しました。

    やはり今夜もドルチェは食べられそうにありませんが、
    終わりにするのも寂しいので、デザート酒にリモンチェッロをいただきました。
    最後はやはりカフェで〆て、
    今夜はワインもちょっとだけいいグレードのにしたし、
    なかなかの質と量を食べたし、100ユーロはするだろうなあと思っていたら
    お会計は、一旦84と書いたのを消して、80と書き直したものがきました。
    や、安い!
    日本でこれだけ食べて飲んだら、1人1万円はくだらないでしょ。
    これって、ワインがもう1本あったら、4人で食べていい量だったのに…

    なんだか申し訳ないような気持ちでお勘定を済ませ、
    フランコや皆さんに、丁寧に挨拶して帰ってきました。
    今度はこのまちに泊まらなくても、パレルモで1日余計に日を取り
    お昼を食べに行くのもいいなと思っています。

    皆様も、もしパレルモに行かれて日程に余裕があったら、
    パレルモを朝9時ぐらいに出てバゲリーアでヴィッラ・パラゴニアを見て、
    それからまた1駅乗って1時ごろ店へ着き、
    昼食をのんびりと食べてパレルモに戻るなんていうのはいかがでしょう。

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    06/08/23 20:18

    その10 バゲリーアとチェファルー

    翌日は、朝食前に、魚市場を見に行きました。
    ところが、そう看板に書いてあった建物は閉まったままで、
    港に行ってみると、船から水揚げしたその場で売っているのでした。
    大きな魚はすでに契約しているところに運ばれたり、
    車で買いに来ている人に売られたりした後らしく、
    小魚と蛸が少し残っているだけ。
    私たちが面白がって覘きこんでいると、
    蛸を取り出して、ほれ、写真撮っていいよと、持たせてくれました。

    その日は朝食後、電車に乗って一駅のバゲリーアに。
    芸術新潮2006年1月号のシチリア特集で見て以来、見てみたいと思っていた
    ヴィッラ・パラゴニアを訪ねるのが目的です。
    駅からは歩いて30分ほどかかりました。

    ヴィッラ・パラゴニアは、18世紀に建てられた別荘で、
    敷地を囲む建物の上のグロテスクな彫像群で有名なところ。
    道化師、乞食、踊り子、楽隊、半人半獣・・・異形のものたちの大集合です。
    門には、なんちゃっておじさんと六つ目親爺。
    どれもへんてこりんなのですが、どこかしら愛嬌があって、
    怖いというよりは愉快。パレルモでちょっと時間が空いたら見に行く価値ありです。
    列車で15分ぐらいのものですから。

    その後、まだ時間があったので、チェファルーにも行きました。
    友人がまだ行ったことがありませんでしたし、
    私は冬に一度訪れているものの、夏のリゾート地だし、
    「ニューシネマパラダイス」に登場したのも夏なので、
    夏のチェファルーを見てみたいと思っていたからです。

    やはり夏の日差しの下の海の色、建物の色は違いました。
    映画に出てきた(のとはちょっと違ってしまったけど)駅を見て
    同じく映画に出てきた堤防の近くでランチをとり、
    ドゥオーモを見て、散歩をして、またポルティチェッロに戻りました。

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    06/08/23 20:16

    その9 気に入ると通う癖

    午後は、散歩したり昼寝をしたり。
    夕食もまた、(隣にも、その隣にも食べるところはあったのですが)その店に行きました。
    とりあえず、ちょっとだけおしゃれして。
    店の人たちは、私たちの顔を覚えていてくれて、
    みんな微笑みかけてくれたり、手を振ってくれたりしました。

    フランコがすぐに来てくれて、魚を見せに中に入れてくれました。
    彼のお薦めは、マグロ、甘海老のカルパッチョとズッパ・ディ・ペッシェでしたが、
    私たちは、どうしてもフリット・ミスト(魚介の揚物)が食べたかったので
    マグロと甘海老はいただき、ズッパは明日の晩食べるからと伝え、
    それから、明日はテレビで見た鰯のミネストラも食べたいと言ってみました。
    フランコのお父さんが、昔作ってくれたという、
    おふくろならぬおやじの味のパスタ入りスープです。
    メニューには載っていなかったのです。
    フランコは、いいとも、じゃあそれらは明日ねと約束しました。
    昼の反省を踏まえてプリモはなし。

    マグロのカルパッチョは、大きく薄くスライスしたマグロ赤身をヴィネガーで〆てから
    オリーブオイルをかけ、刻んだルーコラとプチトマトを添えたもの。
    ルーコラの味が濃くて、マグロやヴィネガーの味とすごく合います。
    フランコがやってきて、この料理は、
    サルヴァトーレ・クオモ(ご存知の方も多いと思いますが、日本で働く人気シェフです)がここへ来て、
    パフォーマンスしてくれたものなんだよ、
    彼は素晴らしい料理人だね、これは日伊融合の料理だと話してくれました。

    甘海老のカルパッチョは、頭はそのまま残して身の方の殻を剥き、
    軽く塩をしてEXバージンオイルをかけただけのもの。
    レモンを搾っていただきます。
    やはりこれも新鮮なので、身も美味しいけれどそれ以上に頭がいける。
    イタリアで日本の味に出会ったという感じ。

    フリット・ミストは、魚が3種類、そして海老、
    イカ2種類(甲イカ=セッピエの小さいものとヤリイカ=カラマーリ)。
    どれも美味しいのですが、チビのくせにちゃんと墨が入っていて
    その甘みを十分出している甲イカがすっごく美味しかったです。
    チビなので、中身を抜かずそのまま揚げていて、
    甲の部分がカリカリというかシャリシャリというか、
    面白い食感がして、これまた楽しい。

    フリット・ミストと同時に、フランコがサービスのパネッレを持ってきてくれました。
    パネッレとは、ヒヨコマメを擂って成型し揚げたもので、
    パレルモの市場などでパニーニにして売っているのをよく見かける庶民の食べ物です。
    フランコの店のは、まちで見かけるのよりも、小ぶりで少し厚手。
    おつまみ用パネッレといったところでしょうか。
    厚手の分だけ豆の味がしっかりして、油がしつこくありません。
    これ食べちゃうと、市場のはもう食べられなくなりそう…という味でした。

    ものすごいボリュームなので、魚を残してしまい、今回もドルチェはなし。
    カフェで〆ました。

    フランコは、料理はもう息子たちに任せ、
    店を回っては、客の全てに心配りをしていました。
    私たちのところにも、何回か声をかけに来てくれました。

    そして最後に、可愛い紙袋を2つ持ってきて、私たちにプレゼントしてくれたのです。
    中身は、スタッフが着ているポロシャツにもついている
    店のマークが入った布製の手提げバッグ。
    嬉しくて嬉しくて、心からお礼を言い、
    また明日、と別れてきました。

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    06/08/23 20:14

    その8 ウルルンの店へ

    翌日、バスでパレルモへ向かい、
    パレルモから列車に乗って17分のサンタフラヴィア下車。
    歩いて10分ちょっとのポルティチェッロのホテルへ。
    ウルルンに出た店をネット検索したときに、宿も近くに見つけておいたはずなので、
    さっそくそのトラットリアを探しに出かけました。

    小さな漁港なので、店はすぐに見つかりました。
    1時ちょっと前だったので、開いてはいるものの客はまだまばら。
    私たちのために、その店でただ1人だけ英語ができるらしきオニイサンが来てくれました。
    でもごめんね、オニイサン、どっちも下手だけど食事処ではイタリア語のほうが得意なの。
    イタリア語でお話させていただきました。
    (帰国後録画を見たら、そのオニイサンは、フランコさんの三男でした。)

    店の中の魚を見るかというので、もちろん見に行きました。
    そこへ、テレビに登場したお父さん、フランコが出てきました。
    思わずフランコね、テレビを見ましたよ、と声をかけたら、
    ああ、テル(ウルルンに出た役者)が来たときのね、とにっこり。

    店のもっと奥に連れて行ってくれて、
    あの番組とは関係のない写真や寿司の写真、
    賞状等の飾ってあるころを見せてくれました。
    彼は、テレビで言っていたように、
    料理コンテスト等でいろいろと受賞しているだけではなく、
    日本の会社と組んで日本のレストランのなんちゃらフェアで
    彼の料理を出したりしている人なのだと分かりました。

    実は、別のサイトで、彼とは仕事を通じて友人であるという方と知り合い、
    彼に会ったらよろしく伝えてくれと言われていたので、
    そのことも伝えたら、やはり信頼できる人を知っているということで
    ぐっと親しい態度で接してくれるようになりました。

    このときには、ズラリと並んだ前菜の中から好きなものを好きなだけ自分で皿に取り、
    そのあとマグロと小エビのカザレッチェ(断面がS字形のショートパスタ)を食べました。

    私の取った前菜は、茄子のトマト煮、南瓜のマリネ、豆とセロリのサラダ、蛸のサラダ、
    茸のマリネ、焼きズッキーニのマリネ、生マグロぶつ切りのマリネ、オリーブ(黒&緑)、
    焼きペペローネのマリネなど。
    オーソドックスなものが殆どですが、どれもきちんと作ってあり、
    素材の味のよさがそのまま伝わってくる美味しさでした。

    その中で、イタリアで初体験のものが南瓜のマリネと生マグロぶつ切りマリネ。
    南瓜は、日本の南瓜と違って甘みがなく、
    ザクザクとした食感で、これがビネガーの味によく合っていて意外な美味しさでした。
    生マグロは、日本人好みの味。
    でも日本ではマグロを酢で〆るなんてことは通常しませんから、
    これまた驚きでした。イタリアの人は大丈夫なのかしらと思いつつ。

    パスタは、もう文句なし。
    茹で加減といい、ソースの味のしみ込み具合といい、そのソースの味加減といい。
    とっても庶民的で、親しみやすいやさしい味でした。
    友人は、同様の前菜と、インペパータ・ディ・コッツェを食べたのですが
    前日にマルサーラで食べたものより、ずっと美味しかったです。
    素材のよさを生かし、余計な味付けをしていないところが最高。
    でも胡椒はちゃんと利いていて、きりっとしているのです。

    ガス水と白ワイン1本もいただいたので、もうこれでお腹一杯。
    セコンドはもともと飛ばすつもりでしたが
    ドルチェすらも無しにして、カフェだけいただきました。

    このお店、本当にすごい人気で、
    私たちが食事をしている間にぞくぞくと客が入り、2時ごろには満席でした。
    パレルモ辺りから車を飛ばしてくる人も多いようでした。

    イメージで言うと、ポルティチェッロは、
    東京から見て、横浜ぐらいの距離にある伊豆といったところ。
    伊豆の漁港のような感じで、パレルモからとっても近いのですもの。
    (普通列車で17分だから横浜より近いですね。普通しか停まらないけど)

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    06/08/23 20:11

    その7 マルサーラ

    島暮らしを終えて、マルサーラに1泊しました。
    このときにドンナ・フガータに行くのがベストだったのですが、
    あいにく土曜で、見学は月~金でしたから、島にいる間に訪れたわけです。
    それでもこの街に1泊したのは、
    昨年車で通りかかり、街並みがとてもエレガントだったので
    ゆっくり散歩したいと思ったからです。

    ここでの1泊は、ドゥオーモ近くのちゃんとしたホテル。
    部屋はきれいだし、ベッドは2つあるし、タオルもついているし、
    シャワーは外せるし、テレビはちゃんと見えるし、
    当たり前のことでも、そのときの私たちには天国のように思えました。

    マルサーラは、特に目ぼしい見所があるわけではありませんが、
    街並みがエレガントで、散歩をして気持ちのいいところでした。
    夕食は、歩いていて名前が気に入った店へ。
    その名もIl Mare Colore del Vino「ワイン色の海」。
    気さくなワインバーという感じでした。

    私は、イカ墨のスパゲティと、
    インペパータ・ディ・コッツェ(胡椒をきかせたムール貝)を選びました。
    ここのイカ墨のスパゲティが侮れない美味しさ。
    イカ墨ソースの味が濃くて、小ぶりの甲烏賊がごろんごろんと入っているのです。
    うひゃあ・・・ワインが飲みたくて入った店なのにこんなに当たりでいいのか!
    ボリュームも満点で、言うことなし。
    コッツェはそこそこでしたが、安くて美味くて満足できる店でした。

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    06/08/23 20:10

    その6 島暮らし

    ファヴィニャーナでは、そのほかの日は、海で泳いだり、昼寝をしたり、
    バスで島巡りをしたり、魚介の美味しいトラットリアへ食べに行ったり、
    のんびり、ぐうたらと過ごしました。

    A氏に、魚介の美味しい店として紹介していただいたトラットリアは、
    日本の雑誌にも出たことのある店で、
    私たちが行ったら、お店のおじいちゃんがその記事を見せてくれてお話をし、
    それ以来、店の前を通るたびにあいさつをしていました。

    この店には2度行き、この店自慢の魚のクスクスや
    マグロのムッシャーメ(塩漬け?)、マグロの燻製、カジキマグロの燻製、
    蛸のサラダ、海老すり身の揚物、鰯のブジャータ(ショートパスタの1種)など
    魚介三昧を楽しみました。

    クスクスは、蒸し器で蒸しては、水をふりながら手でぱらぱらと混ぜ、
    これを3回繰り返すという大変な手間がかかるのですが、
    ここのは、クスクス自体が魚介の味がしましたから、
    おそらく水ではなく魚の出汁をふって混ぜていると思われます。
    それにカサゴのような魚をトマトソースで煮て、
    魚とソースは別々に供され、
    プリモとセコンドを兼ねていただくようなメニューになっています。

    美味しいんです。魚も、ソースをかけたクスクスも。
    でもけっこうな量なので、食べ続けているとあきてきます。
    2人で別々なものをオーダーして正解でした。

    マグロや、カジキマグロの燻製、ムッシャーメは、
    どれも薄くスライスしてあって、レモンを搾って食べます。
    適度にしょっぱくて、微妙に異なるそれぞれの味がして、
    冷えた白ワインによく合います。
    でも、きっと美味しい日本酒と合わせるのがベストだろうなぁと思いました。
    次回は、日本酒を持参しようっと。

    宿にチェックインする時に、ただ連れて行かれ、部屋を見せられ、鍵を受け取っただけで、
    私たちを案内してくれた人はオーナーなのか、
    どこに住んでいるのか、誰に支払いをすればいいのか、
    何も分からないまま滞在最終日になりました。
    途中で隣の母屋らしき家の表札に、A氏と同じ姓があることには気がついていましたが。
    ファーストネームが違っていたので、親戚なのでしょうか。

    最終日、A氏と案内してくれた人が一緒にやってきました。
    宿代を払い、港まで送ってもらえることになりその車の中で
    仲良く会話する彼らの様子を見て、もしやと思い訊いてみたら、
    彼らは兄弟で、貸し部屋のオーナーはA氏の弟だったのでした。
    そうか、飼育小屋は、身内所有の貸し部屋だったというわけね。
    ま、最終的には住み心地はよかったのだけど。

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    06/08/23 20:09

    その5 日帰りのお出かけ2つ

    さて、先にも少し触れましたが、滞在中に、2回日帰りでよそへ出かけました。

    1日は、同じエガーディ諸島の、一番遠くにあるマレッティモ島へのミニクルーズ。
    小さな美しい集落を訪れ(それでもそこが一応この島のチェントロ)、いくつもの洞窟を巡り、美しい海で泳ぎ、昼食と飲み物が付くというもの。
    今度はこの島に滞在するのもいいかも、と思うほど風情のある集落、
    洞窟と言ってもカプリのような奥深いものではありませんでしたが、
    それでも水が青く見える美しい洞窟の数々、
    そして本当に青い海で泳いだり、船から飛び込んだり…
    充実した1日でした。

    本当のイタリア的楽しみ方は、小さな舟を借り、美しいビーチを見つけては停泊して、
    泳いだり、日光浴したりといいうもの。
    次はそれをやってみたいとも思いますが、日焼けしすぎるようでちょっと怖い気もします。

    あとの1日は、マルサーラまで船で出かけ、
    大好きなワインメーカー、ドンナ・フガータ社のカンティーナ(セラー)見学をしました。
    この見学は、予約制なので、予めHPの方から予約を入れておいたのです。

    ドンナ・フガータとは、直訳すれば『逃げた女』で、
    私など、♪に~げ~た~にょう~ぼ~にゃ…なんて古い演歌を連想してしまうのですが
    実は、かつてムラ将軍率いるナポレオン軍の到来を恐れて
    ナポリ宮廷からシチリアのサンタ・マルゲリータ宮殿に逃れてきた、
    ブルボン家のフェルディナンド4世の妻である
    ハプスブルク家のマリア・カロリーナ王妃のことなのです。
    ドンナ・フガータ社のマークになっている髪をたなびかせた女性の顔は、
    彼女をイメージして描かれているものとのこと。

    ドンナ・フガータ社は、20余年前までは、
    主に酒精強化ワインであるマルサラ酒をつくる伝統あるメーカーだったそうですが
    当時、ただ多量に生産し、フランスなどの他国へ、
    ブレンドするための原料ワインとして輸出するのが主流だったシチリア・ワインに
    もっともっと可能性があると考え、良質のワインをつくることを目指して
    社名を変え、葡萄の栽培方法を変え、醸造方法を研究し、
    マーケティングも研究して成長してきたのだそうです。

    HPを開くと、トップページの絵のなんと魅力的なこと!
    生産しているワインのラインナップを見ても、
    名前やエチケットのデザインに、抜群のセンスを感じます。

    さて、見学コースにはいくつかあり、
    カンティーナを巡り、2~3種類のテイスティングを行なう無料コースの他に
    10名以上とか、20名、30名以上とかで申し込める有料の軽食付きや
    オーナー夫人との食事会付きで、ワインも5~6種類テイスティングできるもの等があり、
    私は、友人と2人ですから当然無料コースしか選べないのですが
    もし、私たちが滞在している期間にグループの予約が入ったら、
    それに合流させて欲しいとお願いしていました。

    残念ながらその願いは叶いませんでしたが、
    見学をしながら話しているうちに、私たちが本当にワインが好きで、
    ドンナ・フガータのワインにとても興味を持っていることが分かってもらえたようで
    テイスティングの時には、どれでも好きなものを選んでいいですよ、
    と言っていただけました。
    結局、飲んだことのないものを中心に白の一番グレードのいいものを1種、
    赤は2種、デザートワインを2種、
    しかも通常のテイスティングの量の倍の量ぐらいずつを飲むことができました。
    大満足です。

    この日、見学の予約時間までに少し時間があったので
    塩田へ行くことにしました。
    塩田といえばトラーパニ、と思うでしょうが
    トラーパニからマルサーラにかけての一帯が塩田地帯なのです。
    ツーリストインフォメーションで訊いてみたら、バスでも行けるとのこと。
    バスの時刻も教えてくれました。1時間に1本ぐらい、所要時間は20分ほどでした。

    運転手さんに教えてもらって降りたところには、
    モツィアという小さな島(リゾートホテルがあるらしい)への送迎の船がでているところ。
    その横に、風車のある建物があって、塩田の展示や塩の販売所がありました。
    遠くにいくつも風車が見えて、辺りには、白い塩の山がいくつもできています。
    塩を買い、写真を撮り、
    帰りはタクシーを呼んでもらって、ドンナ・フガータへと向かったのでした。

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    06/08/23 20:06

    その4 一族郎党の泊まり方

    結局、その翌日は昼も夜も彼らと一緒。
    その日の朝やってきた友人たちが巨大なバットにラザーニャを焼いてきたり、
    海で獲ったイソギンチャクのようなものに粉をはたいて揚げたり、
    鯵や海老を炭火で焼いたり、手作りパスタが出たり、またまた生うにが出たり…

    私たちは、食べ物を差し入れする余地もなく
    彼らはビールを飲んでいたので、ビールの差し入れをしただけで、
    すっかりご馳走になってしまいました。

    ところで、初めに心配した、大人数でどうやって2部屋に泊まるのか、
    答えは、簡単でした。
    2組のご夫婦が2部屋に泊まり、残りの人たちは近くのキャンプ場に寝るのでした。
    彼らは、2泊目の夕食が終わると、みんなでどこかへ遊びに行き
    翌朝、私たちはけっこう早くマルサーラまで日帰りで遊びに行ったので
    もう会うことができなくて、朝、テーブルにメッセージを残して出かけたら
    帰った時にみんなのサインのついたお返事が置いてありました。

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    06/08/23 20:05

    その3 「一緒に食べましょう」

    さて、3泊目の夕方、マレッティモ島へのミニクルーズから帰ってくると、
    共有スペースが、イタリア人一族郎党で大賑わい。
    数えてみると大人6人子供が5人もいます。
    ゲゲゲ、2部屋にこれだけの大人数でどうやって泊まるのよ、
    それに庭では、この宿のでっかいBBQコンロに炭を熾しているし、
    共同キッチンは占拠されているし、私たちの夕飯はどうなるの…

    案じつつ様子を見計らって、キッチンが落ち着いた頃に出て行き、
    料理を始めようとしたら、一族郎党を仕切っているらしき貫禄のあるオバチャンが
    「一緒に食べましょうよ。」と声をかけてくれたのです。
    炭で魚を焼いているオジチャン(こんな書き方していますが、多分みんな年下)たちも、
    食べるものはたくさんあるから、大丈夫と言ってくれました。

    確かに、たいそう立派な体格の面々だけあって
    魚も海老もパンもパスタもたっぷりありそうだし、
    日本人2人増えても大勢に影響は無い感じ。
    お言葉に甘えて、お呼ばれすることに。
    彼らは、近くのマルサーラから遊びにきている人たちとのこと。

    前菜はなく、まずはみんなでパスタ。
    スパゲティ・ジェノヴェーゼでした。もちろんジェノヴェーゼ・ペーストはお手製。
    大量のパスタを、人数分の使い捨て皿にばんばん取り分けて
    貰った人からどんどん食べていいのでした。
    適当に作って、適当に絡めた感じなのに、ちょうどいい塩分で
    バジルの香りが爽やかでした。

    それが終わると、テーブルにデーンデーンと大皿で置いてあるものを
    何でも食べていいのでした。
    (実は翌日の昼と夜もごちそうになったのですが、いつも必ず、
    熱々のおかずができていようとも、先ずはパスタでした。
    さすが、プリモというだけありますね。)

    この日は、港であがったものを買ってきたらしいイサキのような魚の炭火焼き、
    有頭海老を丸ごとフライパンで炒めたもの、
    そして自分たちで海遊びしながら獲ってきたシッタカをニンニク、オリーブオイルで炒め、
    イタリアンパセリを散らしたもの(美味しいけど、小さいので身を取り出すのが大変)と
    これまた彼らが獲ってきた生うに!

    生うには、パスタにするほどの量はないので、
    二つに割った殻ごと食卓に出されたものを自分の皿に取って、
    EXヴァージンオイルを少しいれてスプーンで混ぜ、
    千切ったパンを浸して食べるのでした。
    これが旨いのなんのって!!!
    日本でもチャンスがあったら試してみたいと思いました。

    この一族のパパ・ママたちは、皆さん立派な体格なのですが
    子どもたちはみんなスリムで、特に十台半ばと思われる2人娘さんたちは、
    とってもスタイルのいいすらりとした美人さん。
    でもその2人の食べっぷりの見事さたるや、私も敵わないかもと感じるほど。
    彼女たちの前の殻入れ用皿は、海老やうにの殻の山ができていきました。
    彼女たちもゆくゆくは、ママたちと同じ体型に…と確信しましたね。
    あ、私も彼女たちほどではないにせよ、食べましたよ、ちゃんと。
    どれもシンプル・イズ・ベストの素材そのまんまの味が素晴らしいのです。

    お腹一杯で、ご馳走様を言って部屋に戻ろうとしたら
    まだフルーツもカフェもあるのよ、と引き止められ、
    やっと食べることの忙しさも一段落してゆっくりとお話しました。
    3組のご夫婦の組み合わせと名前、それぞれの子どもたちとその名前を教えてくれました。

    覚えきれないので、手帳を持ってきて、
    簡単な似顔絵を描きながら名前を書き入れていると
    ○○のは、お腹を描けば分かるわよ、
    髪の毛は、ちょっとねとか
    △△はメロン2つね(立派なバスとのこと)などと皆で茶化しあって
    わいわいとそれは賑やかな一夜でした。

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    06/08/23 20:03

    その2 ファヴィニャーナの宿

    さて、20分と言われたら30分はかかるだろうという読みは当たり、
    30分後に行ってちょうど迎えに来た宿の人の車に乗り込みました。
    チェントロから近いといいな、なんていう私たちの願いはむなしく、
    車はチェントロからどんどん遠ざかり、あとで歩いたら25分もかかる場所でした。

    案内された部屋は、物置を宿泊できるように改造したような粗末なもの。
    天井は低く、窓が1つ(網戸ではなく網が貼り付けてある)、入り口ドアは木と網戸の二重。
    トイレ、シャワーは専用であるもののすぐそばの別棟。
    もちろん冷房はなし。タオルもなし。
    ベッドはダブル。(イタリア人は、同性同士でもけっこう平気で寝るのです。
    私と友人も慣れてはいますが、できれば別々がいいのは当然)
    そして一番がっかりしたのはテレビもないこと。
    ・・・
    (私たちは、ここを飼育小屋と命名しました。)

    ま、こんなこともあるかと、
    タオルも旅行用の薄手ではあるものの大小持っていましたし、
    海用のビーサンもあったので、バスタオルや足拭きタオルがなくても大丈夫でした。
    シャワーはお湯の出もよく、トイレも気持ちよく流れました。

    幸いなことに7月の猛暑は過ぎ去り、
    昼は30度弱、夜は20度前後の日々が続いたので
    暑くて眠れないということもありませんでした。
    夜は爽やかな風が吹き、毎日星がきれいに見えました。

    この貸し部屋は3室あり、キッチンは共同で冷蔵庫も共同でしたが、
    初日は明日で帰るという親子3人のみ、翌日は私たちだけ、
    その翌日から2日は満室でしたがその後また私たちだけでしたので
    ほとんど問題はありませんでした。

    ダイニングスペースも共同でしたが、屋根があるだけで風通しのよい広い場所。
    専用であっても狭いところよりは、ずっとよかったです。

    さらに、庭には小さな菜園があり、プチトマト、イタリアンパセリ、
    バジル、茄子、ピーマンが植えてあり、
    葡萄の木、無花果の木、洋梨の木まであったのです。
    あいにく洋梨はまだ熟しておらず、
    葡萄は、白いカビのようなものがついていたのですが
    イチヂクは、生ハムと一緒にいただきましたし
    野菜は、必要に応じて採って、料理に使いました。
    プチトマトは、予め摘んで冷やしておき、毎日のように食べました。

    というわけで、初めは、宿を替えようかと思いもしましたが
    鍵は、門と部屋の2重で安心感もありましたし、
    部屋が狭いことは、その他の共用スペースが広かったことで補われ、
    キッチングッズが充実していたことや、菜園の充実度もあって、
    住めば都になってしまったのでした。

    宿の門を出れば、道を隔てて美しい入り江。
    岩がごつごつの間に小さなビーチがちょこちょことあり、
    みんな思い思いに、マイパラソル、マイチェア、マイタオルを広げて
    海水浴や日光浴を楽しんでいます。
    この島には美しい入り江がたくさんあり、海水は、それはそれはクリア。
    照りつけるシチリアの太陽に、青くきらきらと輝いています。

    ああ、夏のイタリアでビーチ暮らしのない旅は、考えられなくなってしまった私。
    それも、貸しパラソルやビーチベッドが整っているところよりも
    自分で見つけたマイビーチで泳ぐのが心地よい・・・
    ここでの6泊で、本当にリフレッシュできました。

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    06/08/23 20:00

    その1 パレルモからファヴィニャーナの宿まで

    パレルモのバッラロの市場を覘き、色鮮やかで美味しそうな夏野菜たちや
    その場で食べられるモツのパニーニや目の前で向いてくれる生牡蠣に誘われつつも
    朝食をしっかり食べたので何も食べず(私にしてはかなり理性的)、
    市場近くのアリメンターリで水を買うだけに止めました。
    日曜でも、中国人やインド人経営の店は開いているのがありがたかったです。

    昼のバスでトラーパニまで行き、港の近くで昼食。
    このお店、家族経営なのですが、皆様立派な体格で、
    さぞや食べることが好きなのだろうと思われます。
    魚介のスパゲティとフリット・ミスト(イカと海老)そしてキーンと冷えた白ワイン。
    フリットがカリッと揚がっていて、イカも美味しいのですが
    殻ごと揚げてある海老が新鮮なので頭の中身がすっごく美味しかったです。

    そして高速船でファヴィニャーナへ。
    今回は、知人(日本人)の取引先であり、友人でもあるという
    ファヴィニャーナで店を経営しているA氏に宿の予約をお願いしていました。
    ネットで予約できるレベルの宿よりは安いので、(2名6泊で360ユーロ)
    そんなにいいところだとは思っていませんでしたが…
    何しろ、電話での口約束だけ、宿の名前も、住所も知らされないまま
    ひとまず彼の店を訪ねていきました。
    (昨年、ペスカトゥーリズモの船を手配してもらったので店は知っていたのです)

    あいにくそのA氏は、不在。
    息子さんがいて、話は承知していたようで、
    宿(部屋貸し)の人の迎えの車が来るのに20分ぐらいかかるから
    それまでお茶でも飲んでいてはどうかというので
    近くの、自家製グラニータ(シャーベットとかき氷の中間ぐらいのもの)のメニューが豊富なバールへ。

    レモン、オレンジ、ミント、アニス、メロン、桃、マンゴー・・・
    たくさんある中から、私はラッテ・ディ・マンドルラ
    (甘くしたアーモンドペーストを溶いたもの。早い話が杏仁味です)
    友人は、スイカを選びました。
    スイカは、本当にスイカジュースを凍らせただけで、
    さっぱりした自然な甘味が美味しかったです。(杏仁の方は、ノンベの私には甘すぎ)

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