スイスフランTCの実際の使用感について

ゆきママは既にスイスに行ってしまわれたかもしれませんが、これからスイスを旅行される方のために、2005年7/28~29、実際にスイスフラン建てのTC(アメックス)500CHFを現地で使用した感想を述べます。

①7/28、19:00頃、チューリヒ空港駅の切符販売窓口で「空港駅~ツーク」間の2等2枚をTCで買おうとしたが、使用を拒否される。駅員氏は「窓口に向かって左手の銀行へ行き、そこで換金してからまた来なさい」と。
その場はクレジットカードで支払い(マスターのクレジットカードは、この後すべての駅で問題なく使用できました)、その後、現金を得るために銀行窓口へ。手数料はかからず、200フランを大過なく現金化しました。

②7/29、前日、国鉄窓口でTCの使用を拒否されたため、以降の旅程でのTC使用をあきらめ、残額の300CHFを全額現金化しにツーク(一応ツーク州の州都です)の Zuger Kantonalbank(州立銀行)へ行く。

銀行というものの、日本の銀行のようにずらりと窓口が並ぶわけではなく、客の姿も皆目見えず、中は黒大理石、吹き抜け、観葉植物の3セットが揃った、やたらスマートなオフィスで気圧される。受付があってハンサムなあんちゃんが座っている。あんちゃんに、恐る恐る「TCを現金化したいのですが」と言うと「そちらのソファに腰をかけてお待ち下さい」。同じく順番待ちをする現地の男性と目礼(口元礼?)を交わし、母と緊張しながら案内を待つ。かなり待つ。そして通されたのが行員の個人オフィス。パーテーションで区切ったなどという簡単なものではなくて、磨りガラス入りの本物の個人オフィスだった。それからが長い長い…。

ここでも手数料は取られませんでしたが、上記のようなシステムをとっているため、たかが300CHFを換金するのに30分以上費やしました。急ぐ旅ではなし、異文化に触れ合えて(ちょっとしたカルチャーショックでした)面白かったのですが、急ぐ方には…。(苦笑)

③結論。以前カナダを旅行した際に、カナダではグレイハウンド、宿代、食堂の支払は言うに及ばず、スーパーやガソリンスタンドの横ちょにくっついたような雑貨屋でまでTCが現金のように使えたので、今回のスイスもそれでいけるかな、と期待しましたがスイスは違いました。「地球の歩き方」スイス編('04~'05)p312の投稿の通りです。

7/28~8/7の11日間、スイスを個人旅行で回っての感想ですが、スイスではクレジットカードの普及・利用率が非常(異常)に高いため、TCよりはクレジットカードを何枚か持っていった方が良いでしょう。とりあえずの現金は、日本から万札を握りしめて行って、到着後にチューリヒかジュネーブの空港で換金すれば足りると思います。
クレジットカードについては、使用できなかったのはタクシー位でしょうか(当たり前ですね…。そしてタクシーはバカ高い!)。氷河急行の食堂車での支払、ユングフラウ鉄道の切符代不足分の車内精算などというのまでカードで済ませられました。もっともユングフラウ鉄道は、下車後、車掌さんについていって山頂駅の窓口で精算したのですが。生協等のスーパーでもカードは使用できました。以上、長々と書いてしまいましたが、どなたか、これからスイスへ旅行される方の参考になれば幸いです。

  • いいね! 0
  • コメント 0件

0件のコメント