レポート

SO B. IT -愛が終わるまえに-

公開日 : 2006年11月10日
最終更新 :

今年はどうしてもガーナに行きたかった。
でも、いろいろとあって行けそうにもない。

皆さん覚えているでしょう?

チョコレートを知らないカカオ獲りの子供たちを。

皆さん見たんでしょう?

親をなくしたアフガンの少女を。

皆さん知っているんでしょう?

恐怖で発狂したイラクの少年を。


旅行をする理由は人それぞれなんだけれど。。。。
今年はどうしてもガーナに行きたかった。

旅行に行くといつも貰ってばっかり。いろんな人から、いろんなものを。

シリアで飛行機に乗り遅れた私に「タマーム」と心配そうに声をかけてくれた掃除夫の少年。「お前はまたいつか戻ってこなければいけないぞ」とチケットを手配してくれたシリア空港の偉い人。アイトベンハットゥで裏道を教えてくれた少女。「なんなら、偽札でもいいよ」と笑った絨毯屋。俺の駄菓子を食べてくれと言ったペトラの少年。メムノンの巨像前で「ファティマ人形」をおまけしてくれた少女達。ファティマ人形というのは私が勝手につけたんだけど。笑。タダで飲ませてくれたチャイに小額のチップをあげたら、それでは申し訳ないからと売り物の化石をくれたハママトマイーンの青年。私が降りるバス停を乗り過ごそうとしてたら、知らん顔しながら窓をコツコツとならしてくれた娘さん。
まだまだ、まだまだ、まだまだあるんだけれど、書ききれないや。

言葉なんかなかったし、私は英語もしゃべれない。
でも、通じている。

SO B. IT(すべてを受け入れることができれば)エクスナレッジ刊 を読んで、いろいろと思い出して、いろいろと思いました。

私は恩返しができるかなぁ。

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1件のコメント

  • 06/11/10 16:06

    Re: SO B. IT -愛が終わるまえに-

    >チョコレートを知らないカカオ獲りの子供たちを。

    TVを観てて感じたこと。
    ・・・でも私には何もしてあげることができないんだ!

    チョコレートを食べてあげることであの子供たちも
    救われているのかも。


    中東のある貧しい国で街中を案内してくれた子供たち、
    その中の一人だけがゴムぞうりも履いていなかった。
    私の子供時代とが重なって心が痛んだ。

    聞くと家が貧しくって買ってもらえないと。
    私は他の子に気付かれないようにソッと一足買い与えた。
    その程度しか私にはできない。

    店の親父に頼んでこのゴムぞうりは盗んだものでないことを
    紙に書いてもらった。
    親から疑われたら可哀想、聞かれたらその紙を見せるように
    そんな配慮も添えた。

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    ありがとうございます

    レスありがとうございます。

    とても良いお話を聞けた事に感謝致します。

    >・・・でも私には何もしてあげることができないんだ!
    いえいえ、何をおっしゃいますやら。中東でなさったんですから、ガーナへ行かれればガーナなりに、心をとめる事がきっとあるでしょう。

    私も何か出来るなんて大上段に構えてはいないんです。。。。
    ただ、ほんのちょっぴり「幸せの交換」が出来ればと。。。

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