レポート

年末年始アンナプルナBCトレッキング

公開日 : 2007年01月09日
最終更新 :

アンナプルナBCのトレッキングから帰ってきました。予定通り往復7日間(行き4日、帰り3日)で無事帰ってくることができました。
こちらで行く前にたくさんの情報を頂きまして本当に有難うございます。今回のトレッキングについて報告の方させてもらいます。

・ビザ
 日本ネパール国交樹立50周年に当たる?とかで12月21日より期間限定みたいですが日本人はビザ代30USドルが必要ないとのことです。

・国内線飛行機
 タイ航空でカトマンズ着後すぐに国内線乗換えでポカラInの予定でしたが往路(カトマンズ→ポカラ)は天候不良で飛びませんでした。翌日からのトレッキングの日程はどうしても崩したくなかったので、仕方なくツーリストオフィスに頼んで100USドルでポカラまで車を手配してもらいました。車だとカトマンズ-ポカラ間は約5時間かかりました。
 ちなみに復路(ポカラ→カトマンズ)も天候不良で9:30発の飛行機が14:00頃にやっと飛びました。
 ネパールの国内線は予定通りには飛ばないという情報は聞いていましたがやっぱり本当なんですね。

・TRC制度について
 12月よりこの制度は一時休止となっているようです。agentが言うには制度開始後にトレッカーから猛反発にあったらしく、今のところはいままでどおり?なくても問題ないようです。一人で歩いているトレッカー(西洋人ばかり)にも何人か会いましたし。

・マオイスト
 ランドルンでマオイストのチェックポイントがありました。ガイドに交渉してもらい1日100Rs、7日間のトレッキングで700Rs支払いました。

・ガイド
 今回は結局アンナプルドリームアドベンチャーにお願いしました。ガイドのみ1日40ドルで、朝昼夜の食事、休憩中のコーヒー、トレッキング中の水、ホットシャワー等全て払ってくれたので、トレッキング中は1Rsも使わなかったです。個人で行くよりは割高ですが、お金の心配をしなくて良い分気楽でした。
 ちなみにガイドは荷物(約15kg)も背負ってくれました。自分で背負って登るつもりだったのでかなり助かりました。彼が言うにはポカラのガイドはみんな荷物を持ってくれるそうなので個人の場合ポーターは必要ないそうです。一方、カトマンズのガイドはみんな荷物を持ってくれないそうです。

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2件のコメント

  • 07/01/10 05:17

    Re: 年末年始アンナプルナBCトレッキング

    eihabuさん、お帰りなさい。

    レポート読ませていただきました、有り難うございます。
    詳しい情報はこれから行かれる方の参考になると思います。

    TRC制度も個人トレッカーの多い欧米からのクレームでしょうね。
    私も確かランドルンでマオイストに出会いましたが、私はネイティブ・スピーカー(英語の)でないから貴方の言うことがよく分からない、と言って払わずに来ました。
    ガイド付きだとそうはいきませんね。(^o^)

    アンナプルナBCは360度全て7000、8000m峰に囲まれた本当に素晴らしい景色のところでした・・・・というくだりでは、私も景色を思い出して鳥肌が立ちました。
    マチャプチャレBCを過ぎてから見えてくるアンナプルナの景色もすごかったですね。

    アンナプルナ・ベース・キャンプやマチャプチャレが舞台の冒険小説「エウサ・封印された神の子」(著者フィリップ・カー、徳間文庫)はご存知ですか。
    なかなか面白いですよ、行かれた方には特に。

    エベレスト・ベース・キャンプのルートも良いので、機会があれば是非挑戦してみて下さい。
    氷河の動く音、崩れる音しか聞えない静寂の世界です。

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    07/01/11 00:30

    Re^2: 年末年始アンナプルナBCトレッキング

    yogi56さん、こんにちは。
    ゴレパニに行くか迷っていたときにyogi56さんにアンナプルナBCが一番感激したということを聞いて、アンナプルナBCに決めましたが本当に行って良かったです。
     シヌワ辺りから徐々にマチャプチャレの横顔がfishtailに見えてくるところとか、アンナプルナサウスの裏側、ダンプスからでは見えないアンナプルナⅠ峰とか、BCまで行かなければ見られない山の顔を沢山見られて本当に感激しました。
     今回は初めてで冬ということもあり多少不安だったのでガイドを雇いましたが、確かにyogi56さんのアドバイス通り個人又はポーターのみでも良かったかなと思います。
     エベレストBCもぜひ行ってみたいところです。ただあそこは標高が高いから最低でも10日間はかかりそうですよね。
    冒険小説「エウサ・封印された神の子」という本は聞いたことありませんでした。余韻が冷める前にぜひ読んでみようと思います。

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  • 07/01/09 23:51

    年末年始アンナプルナBCトレッキング2

    (続き)
    ・気候
    今年は12月の中旬頃から2週間ずっと曇りでヒマラヤは見えなかったそうです。私が行った12月29、30日も曇りで全くヒマラヤが見えませんでしたが、12月31日以降はほぼ毎日晴れでした。
    気温は標高2000m位(チョムロン辺りまで)までであればトレッキング中は薄手の長袖、又は半袖でも良いくらいで、10~11月位の日本の山と同じくらいと考えてよいです。
    アンナプルナBCはやはりかなり寒くて夕方頃で-10℃位でした。ただ歩いているときはそれ程寒さを感じないのでマチャプチャレBC→アンナプルナBC間でも厚手のウールの長袖にマウンテンジャケットのみで丁度良いくらいでした。
    雪についてはアンナプルナBC付近で若干積雪はありましたが、アイゼンが必要なほどではありませんでした。まあこれも年によって違うそうで、昨年のこの時期はマチャプチャレBCでも結構積雪が積もっていたそうです。

    ・装備
    厳冬期は冬の日本アルプスと同等の装備とのことで一応参考までに以下の装備で登りました。この装備でとりあえず問題は特にありませんでした。

    ザック:60リットル
    ウェア:シェル:ゴアテックスのマウンテンジャケット
        インナーウェア:フェザーのダウンジャケット
        アンダーウェア:厚手(冬山登山用)、中厚、薄手の3種類の
                ウールの長袖
    ストック:伸縮式ダブルストックをポカラでレンタル(1日70Rs)
    グローブ:スキー用の厚手のグローブ、
          トレッキング用の薄手のグローブ
    アイゼン:6本爪の軽アイゼン
    シュラフ:使用限界温度-15℃、快眠温度-5℃のシュラフ
    シューズ:ゴアテックスのトレッキングシューズ
    スパッツ:普通のロングスパッツ

    ・その他
     ガイドブックはTRAILBLAZERから出ている「Trekking in the Annapurna region」というトレッキングガイドがお勧めです。地図も村ごとに細かく出ています。
     
     トレッキングのスタート地点はKandeというところからスタートしました。ナヤプルとフェディとの中間くらいの標高1770mの場所でpothanaまでそれ程きつい登りもなく1時間半で抜けることができます。僕のように7日間とか短期で往復する人には良いと思います。
     


     最後にアンナプルナBCは360度全て7000、8000m峰に囲まれた本当に素晴らしい景色のところでした。山をやっていて本当に良かったとこれほど思ったことはなかったくらいです。
    情報を頂いた皆様、本当に有難うございました。

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