(3) >制限速度めいっぱい出し 車内はオンボロに見えても、やはり日本製車両は良いということでしょうか。 さて、ウドンタニーでは大学の宿舎に寝泊まり。翌日は野外実験、翌々日はバンチャンというところまで行って農村部の飲料水の調査。ついでに世界遺産となっている遺跡にも立ちよる。 ウドン市内の移動はもっぱらソンテウ(乗り合いトラック)である。ソンテウは全て路線番号がついており、目的地によってソンテウを乗り分けることになる。ソンテウ乗り場は路肩が白黄色の縞に塗り分けられているが、厳密にその場所でなくても合図をすれば乗せてくれる。下りるときには車内のブザーを押すと停まり、運転手に8バーツを渡す。これは市内均一料金のようである。 ウドン最終日、ノンカイまで路線バスで移動。朝9時頃に大学前のバス乗り場でバンコクからの夜行バスに乗る。夜行といっても途中で合図すれば乗せてくれるのである。ウドンからノンカイまでは一人40バーツ。やはりすこぶる安い。 一時間ほどでノンカイのバスターミナルに到着。とりあえず町をぶらぶらするが、メコン川沿いに長大なアーケード街があり、そこを時間を掛けて通り抜ける。通り抜けるとタイ人専用のイミグレがあり、ラオスに送る荷物が建物の前に山積みになっている。 ここからは国境の友好橋がよく見えるが、それでも3キロ近く離れているため、イミグレ前にたむろしているサムローをチャーター(3人で60バーツ)。 友好橋の途中にタイ国鉄東北線の終点、ノンカイ駅があるが、無人駅かと思えるような寂れ方。ウドンの駅の賑やかさとはかけ離れた印象である。駅を過ぎるとまもなく友好橋。橋の途中まで歩いて行くことが出来る。話に聞いたとおり、橋中央に線路が敷いてあるが、ラオス国境と思われる橋の中間地点までしか線路は敷設されていない。橋の下を見おろすと、河水浴場があり、泳いでいる人も見られる。 再びサムローで町へと戻る。帰りのサムローで100バーツと言われたが60以上は出せないというと、それでOKということに。市場で食事し、バスターミナルへと戻る。 バスターミナルではなかなかバスが出ない。漸く発車したかと思うと郊外でまた大停車。乗客で一杯になるのを待っているのである。ダイヤなどあって無きが如し。予定より30分ほど遅れてウドンに到着。 夕方、駅へ向かう前に駅前のショッピングセンターに立ち寄る。地方都市とはいえ、かなりの規模のショッピングセンターである。シネコンやボーリング場も完備している。一通り見て回り、センター内のスーパーで車内で食す夕食を買い込むと、駅へと向かう。 列車はこれまた時間通りに入線してきた。駅まで見送ってくれた知人にお礼を言うと、列車に乗り込む。今回はウドン19時20分発の夜行である。
友好橋の途中にタイ国鉄東北線の終点、ノンカイ駅があるが はじめまして、ノンカイ在住のladydayと申します。 >友好橋の途中にタイ国鉄東北線の終点、ノンカイ駅があるが、無人駅かと思えるような寂れ方。< 覇王樹さんがご覧になったのは旧のノンカイ駅ではないですか。メコン川沿いの駅舎はもう使っていません。現在のノンカイ駅は道路一本南の ところにあります。たぶんメコン川と線路の間の道をサムローで橋の下まで行かれたと思いますがその時にご覧になったのでしたらそれは今では使われていない旧駅舎ですね。 >メコン川沿いに長大なアーケード街があり、そこを時間を掛けて通り抜ける。通り抜けるとタイ人専用のイミグレがあり、ラオスに送る荷物が建物の前に山積みになっている。< 地元の人は「ターサデット」とよんでいますが外国人向けに「インドシナ・マーケット」ともいっています。以前はラオスとの渡し場もこの市場の真ん中にあったのですが、今は西側に新しくなりました。 タイ人が利用することはほとんどなく、もっぱらラオス人の商人が商品の調達にタイに来るのに利用しています。ターサデットを利用してタイとラオスの間を行き来するには青い表紙の渡航証が必要でタイ人とラオス人にしか発行されていません。また、ラオス人がその渡航証でタイに来た場合、ウドンタニ県までは移動が可能だそうです。
(5) ladydayさま、初めまして。 >旧のノンカイ駅・・ 詳細な情報、誠に有り難うございました。駅は移転していたのですね。では、もし知らないで旧駅に行っていたらいつまで経っても列車は来ない、と。 ラオス人がウドンまで来られるというのは地元の方から聞きました。ノンカイ周辺では腰巻き風の民族衣装が特徴のようで、お爺さんらも巻いていますね。とにかく、ウドンの賑やかさと比べるとノンカイの町の落ち着いた雰囲気はなかなかのものです。 さて、では今度はバンコクに戻ってからの続き。 今日は王宮周辺を廻ってその後東急のあたりに行こうと頭のなかで計画を一気に立てる。但し、交通渋滞を考えると王宮周辺まで簡単に行けるかどうかは定かではない。ここは一計を案じ、地下鉄でシーロムへ、そこでスカイトレインに乗り換えて終点のタクシン橋、さらにそこで水上バスに乗り換えるというルートを組み立てた。スカイトレインも水上バスもまだ未経験なので、丁度いい機会である。 地下鉄は紙幣OKの自販機であったが、スカイトレインは紙幣不可。従って小銭がない場合窓口で両替して貰う必要がある。スカイトレインは地下鉄と違ってゾーン制。タクシン橋までは3ゾーンなので20バーツである。 終点で駅の下に降りるとそこが船着き場。詳細な水上バス路線図があり分かりやすい。暫く待っているとオレンジの旗をなびかせた急行船が来た。早速乗り込む。運賃は乗船後集金のおばちゃんが小銭をじゃらじゃら言わせながら来るのでその時払う。13バーツ。フアランポーン駅からトゥクトゥクで王宮まで行っても多分ラッシュの時間帯だと船を使っても大して時間的に変わりはないかも知れない。しかも、こちら経由の方が安い。 水上バスから河岸の景色を眺めながら進む。乗客の大半は王宮最寄りの船着き場(ターチェン)で降りる。勿論私も。 船着き場から続く屋台街を通り抜けるともうそこが王宮である。 (続く)
旧ノンカイ駅 ladydayさん はじめまして 旧ノンカイ駅の件、10年前私が降り立ったのは旧駅だったのでしょうか。 そうだとしたら、新駅の見学も兼ねてぜひまた訪れたいと思います。 駅が移転したのは友好橋を通る新線と連絡させるためなのでしょうか。 いつの日か、バンコク~ビエンチャン直通列車に乗りたいものです。 まだ生きていれば(笑) うまいカーオパットの店は駅のホームのはずれ、メコン河に向かって左側の バンコクと反対方向でしたが、まだやっているのでしょうかねぇ。
ノーンカイ >タイ国鉄東北線の終点、ノンカイ駅があるが、無人駅かと思えるような寂れ方。 97年9月、寝台列車で往復し駅前のホテルに飛び込みで投宿しましたが、 列車はバンコクとの4往復のみで朝から夕方までの10時間ほどは発着がなく、 昼間はそのような雰囲気でしょうね。 帰りの列車に乗る前、駅の構内はずれの線路を横切ったところにある、 裏をメコン河が流れる民家の軒先の食堂でおばちゃんが作ってくれたカーオパットが、 今までの中で一番美味でした。 次は、それを食べに行く旅にしようかなと思っています。 >ラオス国境と思われる橋の中間地点までしか線路は敷設されていない。 ビエンチャンへ日帰りで行きましたが、そのときはレールはまだ敷かれていませんでした。 1~2年のうちには鉄道も開通するという計画だったはずなのですが。 (2)の中に記載のあるバイパス線(新線)の風景、 タイ国鉄HPのトップ右上に載ってますね。
(4) >タイ国鉄HPのトップ右上に載ってますね。 ははぁ、なるほど、この絵でしたか。陸上だと土地の利権等面倒だったので、湖の上に線路を引いてしまったのでしょうか。少なくとも、湖は浅そうに見えましたので。 さて、ウドン発の夜行に乗り込む。私は今回は二等車の下段である。車内の様子は日本の開放A寝台(プルマン式)に似てはいるが、座席の幅がかなり狭い。最初から一人用として設計されているようである。 寝台はまだ組み立てられておらず、外人パッカーが席に座っている。彼はノンカイから乗ってきたようである。彼はカナダ人で、もう長いことアジア各国を巡っているようである。とにかく色んな国に行ったがインドは特にひどかった、あの国にはルールはない、と切って捨てている。 なんだかんだと話しているうちに9時を廻ってしまった。買い込んだ夕食も食べず仕舞い。これは明日の朝ご飯になってしまった。 翌日、快調に走っていた列車もバンコク市内に入るととたんに徐行ばかり繰り返すようになる。結局、フアラポーン駅到着は予定より30分以上遅れた。 駅頭着後、直ちに駅の荷物預かり所に向かい、キャリーバッグを預かって貰う。60バーツ。ガイドブックよりもかなり高いが、正規料金が一切掲示されていないので問いただしようもない。他の外人客は2個で140バーツ払っていたので、客を見て額を変えているのであろうか。 (続く)