答えに窮する質問

他でも書いたのですが、他人の持つお金に関しては具体的な額を
言うのは困難というか無理です。何度か修行を重ねて、漸くその
人のスタイルができるというものです。そもそも、パッケージツ
アーなのか(初めてで個人旅行する人も居るし)、個人旅行なの
か。一番の違いは宿の手配です。これがすでに支払い済みかで、
全く異なります。

もし、個人旅行で、宿も現地決済で、普通のホテルに泊まるので
あれば、現金だけは極めて危険。一般的にTCはそのまま通用しな
いはず(ユーロ現金流通前にはTCしかなかった性か、良く使えま
した)。結局、TCも現金化せねばならず、盗難時に戻るという安
心感しかありません。カードは必須に近いものだと思います。

TCはアメックスとトラベレックス(VISA、トーマスクック)になる
ので、国内入手が簡単か、行き先での手数料なしでの換金が容易か
否かで、決まります。あくまで一般論ですが、前者は国内入手が容
易で、直営での現金化が主になりますが、日本ほどひどくはなもの
の、直営(提携は手数料をふんだんに取られる)は大都市にしかなく、
結局一気に換えることになると思います。提携銀行でも可能なので
すが、それを探すのと、銀行なので、時間が掛かるのが欠点。後者
は、空港には大抵あるので、その逆に近いかな。

宿に1日50ユーロ、食事はドイツは一皿料理とワインもグラス売り
なので、10数ユーロもあれば、きちんとした食事が可能です。
朝食が付いていれば、後は一食でも良いので、じっとして動かなけ
れば、さらに宿を徹底的に切り詰めれば、40ユーロ程度も可能でし
ょう。しかし、100ユーロ以上のホテルに泊まり、食事も豪華にすれ
ば、1日200ユーロでも足りない。これも個々人のスタイルです。
欧州での移動をどうするか。日本でパスを購入するか、現地でその
都度買うのかも、何処に行くかによって異なります。これも一般
論ですが、それを信条としているかたを別にして、「初心者」と名
乗るかたは、じっとしては居られないはずなので、交通費が掛かり
ます。

ドイツは欧州の中では物価は安いほうです。食事も質素だし、イモが
てんこ盛りなので、おなかもいっぱいになります。フランスは高いほ
うで、料理の味や質は価格に比例とまでは言わなくても、かなりの相
関があります。異常とも言える円安とユーロ高のために、、欧州での
出費は相当なものになると覚悟しておいたほうが良いでしょう。今は、
円安の日本へ観光に来て買い物をすることが韓国ではブームです。
以前と立場が逆転しています。恐らく、一ユーロは現地では100-120
円程度の感覚だと思います(誤解を与えやすい表現で、現地の人にと
っては、一ユーロは日本人の100円程度という意味)。