Day 4 サフランボルからイスタンブールへ サフランボルで一泊後、お昼のバスでまた7時間かけてイスタンブールに戻ることにした。 その前にやはりATMで現金を引き出そうと、広場そばの銀行に行ったのだが 『ゴメン、ゴメン。お金を入れ忘れたので使えないよ』と銀行の人に言われた。 さすが、トルコ。一筋縄では行かない…。 ほぼ満席のバスはまた7時間かけてイスタンブールへ。 『どこで降りるんだ?』と車掌(?)に聞かれ、スルタン・アフメットと答えたのが運のつきだった。 イルタンブールまであと20キロくらいのところで突然おろされミニバスに乗るように指示された。 一瞬不安になったが『スルタン・アフメット』と言ってただうなづいている。 ところが乗ってみると乗客はみなハレム地区に行く人ばかりでこのバスはハレム行きだという。 ハレムってどこさっ。嫌~な予感がして地球の歩き方の地図をみてガーン!!! スルタン・アフメットとハレムって海峡を挟んでいて、しかも陸路だと10キロはある。 イスタンブール初心者の私にハレムからどうやってスルタン・アフメットに行けというのだ…。 ああ、あのまま素直にバスを降りずに乗っていればバスターミナルから地下鉄とトラムで楽に帰れたのに。 日も暮れはじめますます不安になった私は、ミニバスの乗客たちに どうやってスルタン・アフメットに行けばいいか尋ねたのだが 英語がわかる人はほとんどいなかった。唯一英語が話せるお姉さんは一言、 『ベリー、コンプリケーテッド(すごく複雑よ)』と言って途中で降りてしまった。 そのうち乗客たちが運転手さんも交えて私のためにいろいろと相談しはじめた。 想像だが多分『バスは複雑だしトルコ語もできないし困ったわね。船がいいんじゃないの?』 というわけで船で海峡を渡ることになった。 乗客の一人の女子大生が一緒にバスを降りてくれて、なんと船の切符売り場まで付き添ってくれた。 おかげで無事にスルタン・アフメットにたどり着くことができた。 本当に皆さんお世話になりました。 久々にはらはらドキドキを経験した。