レポート

新世界デパートリニューアル

公開日 : 2007年03月04日
最終更新 :

 先日の朝日新聞で、ソウルの新世界デパートがリニューアルというニュースが出ていましたが、韓国にしては珍しく(?)旧三越百貨店京城店の当時の雰囲気をそのまま残して開店・・・とのことで少し驚きました。

 わざわざ日本に調査団まで派遣して、建設当時の外壁まで復元して・・・というので、かなり気合が入ってます。外観を保つためにわざわざ三倍の工費を費やしたそうで、そこまでして残そうというのは韓国らしくないというか・・・・。

 私が初訪韓したのはオリンピックの年ですが、当時は旧朝鮮総督府=国立博物館が残っていて、あれにはすごく衝撃を受けました。なんでまあ、こんな「異国の地」に、これほどまで立派な建物を作ったのか・・・・現代の日本人には感覚的に分からないですね。(とか言うと、また怒られそうですけど。)その時にシンセゲ(と書くほうがいいのか)デパートも行きましたが、いかにも「三越」という感じで、これも感慨を持った覚えがあります。

 それから「外国の日本の植民地遺跡」を見るのが趣味(?)にもなっていますが、他では旧満州・・・大連、瀋陽もいろいろと驚くものが残っていますね。旧三越大連店もまだ残っていますが、これもすぐに「三越だ。」と分かるような建物です。ちなみに三越が海外店の宣伝をするときは、これらの「戦前のお店」のことには、触れないですね。

 今年は盧溝橋事件、南京大虐殺70周年ということで、中国でもまた盛り上がりそうですが(?)・・・・リニューアルシンセゲデパートもぜひ行ってみたいですね。 

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