レポート

フィリピン

公開日 : 2007年04月13日
最終更新 :

これからの人生の可能性を広げるチャンスでもある英語能力。
もちろん英語を身につける近道は留学であることは言うまでもありません。
もちろん、時間と費用の余裕がある人なら留学が近道です。留学は語学能力だけでなく、いろいろな経験を積むことで人生の視野を広げることでしょう。

留学において一つ自分なりのコツをお話します。
私はNZのオークランドに4ヶ月間英語留学をし、またフィリピンで1年の留学をしました。そこで気づいたのは英会話上達は話す時間に比例して上手になるという極めて単純なことでした。

フィリピンに来てから私は留学の順番が逆だったということを感じました。
正直な話、フィリピンという国が好きで留学に行く人は少ないと思います。費用が安くて効果の面で優れているから行くのであって、ある程度目標とした英会話能力を身に着けると自分の行きたい国へと行きます。言わばフィリピンはプレ留学地です。

NZは美しくて申し分のない国として私の記憶に残っています。が、英語留学としてNZは如何でしょう。クラスは少なければ5人、多いクラスは20人を超えるため、先生は学生に喋らせません。学生が3分ずつ喋るとしても時間が過ぎてしまい授業が出来なくなるからです。質問もYes, Noで答えることしかしないのがNZの英語授業でした。

学生の割合は殆どの場合、日本人30%、韓国人30%、中国人30%でその他の国からの学生が10%です。中には英語勉強のために自分の国の人と話すのを避ける学生もいます。
ネイティブの人もなかなかきっかけがないので友たちになるのも難しく、結局は自分の英語の間違いが気づかない学生同士で「英会話」の練習をしているのです。

その後、フィリピン留学をしました。
フィリピンは基本的に授業の半分くらいがマンツーマン授業であり、グループ授業と言っても1:4、あるいは1:8の授業で集中できる環境です。1:8の授業はネイティブ講師のケースが多く、気になる発音などもチェックできます。何よりもマンツーマンだからこそ、いっぱい喋れていっぱい聞ける!
費用の問題はその後の問題です。個人的にはフィリピン留学がNZ留学よりずっと効果が優れていると思います。特に初心者は本場留学の前にまずフィリピン留学を行く「べき」です。フィリピンで耳を慣らしある程度スキルを積んでから自分の望む国へと行ったほうが絶対いいと思います。

また殆どのフィリピンの学校が食事が含まれており洗濯や掃除なども代行しているので勉強に集中できる環境です。

フィリピンの中ではマニラやセブ、バギオ、イロイロなどの留学都市がありますが、それは人の好みです。マニラは物価が高くて空気も他の都市に比べて良くないですが、日本からの直行便も多いので便利です。また「夜の文化(?)」を楽しむなら良いかもしれません。バギオは1年中涼しいところですが、湿気が多い方です。マニラから片道7時間くらいかかりますからその疲れで1日また休むとしたら2日くらい損をするかも知れません。まだ日本人留学生も少なく、なにより涼しいので暑さに苦手な人にお勧めです。セブは成田からは直行便が出ています。他の地域からはよく分かりません。日本人(留学生ではなく!)が多く生活している都市でもあり、観光地として日本にも広く知られています。イロイロはマニラから国内線で移動して50分の距離の島です。セブの縮小版だと言えるでしょう。

地域選びは学校選びほど大切です。私の個人的な経験から言うと1.セブ 2.バギオ 3.イロイロ 4.マニラだと思います。

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