中央アジア、中東を周遊しています。
キルギス共和国のビシケクで日本人宿(オーナーは現地人)の南旅館(サウス・ゲストハウス)に宿泊しました。現地のゲストハウスは有名所で3つほどあるのですが、「南旅館」の宣伝チラシが他の国のゲストハウスに多くあって、このゲストハウスに向かいました。
まず、市内から遠く見つけづらかったです。実際はビシケク市内ではないと思います。アパートの一室の2部屋がバックパッカーに開放されてます(9ベッド)。日本語を話すオーナーは外国に移住していて、オーナーの母親と日本人の管理人がいました。長期滞在者もいました。
7月18日に、旅行者間で6000ドル以上の盗難事件が起きました。当日、やってきた男性旅行者がバックパックをおいて外出、帰宅したときにバックパックの中にあったはずの手帳が外に出されていて不審に思ったそうです。その後、バックがナイフで切られ、キャッシュカード、現金、トラべラーズチェックなどが入った貴重品袋が無くなっていたことに気づいたそうです。別の宿泊客のナイフも盗まれていたことが分かりました。
その後、被害者の要求で宿に警察が来て、全員の持ち物がチェックされました。結局、盗難品は見つからず、旅行者全員が警察に連行されて、手帳などについていた指紋と照合するために指紋と写真を撮られました(深夜―朝まで)。結局、刑事事件にすると一ヶ月以上足止めされるとのことで被害者は「盗難」ではなく「紛失」で被害届けを出し、トラベラーズチェックなどの再発行ポリスレポートをもらって、事件は終わりました。
盗難のあった日の昼間には、オーナー(海外移住のため)の母親の親戚が来ていましたが、彼らは捜索を受けませんでした。
日本人の管理人もきちんと管理しているわけでなく、始終外出、アパートのドアに鍵が閉まっていなかったことも分かりました。オーナーの母親も働いていて、このゲストハウスでは、アパートの鍵が旅行者全員に配られて出入りが自由になっていました。合鍵をつくることも可能で、以前の宿泊客(実際、何度もここに長期滞在していた日本人がいたそうです)、現地人の犯行など、疑い出したらきりがありません。
教訓として、宿泊費の安さはそれなりの理由があることを知りました。
警察に連行されるなど緊張して疲れましたが、良い教訓を得ました。このゲストハウスでは以前にも旅行者の本などが紛失しているとのことです。もしかしたら、日本人宿のパッカーのモラルが低下しているのかもしれません。