8/15夜に以下のような体験をしました。
トラステヴェレ地区で食事を取り、トラムとバスを乗り継いで、
メトロのFURRIO CAMILLOより少し離れたホテルに帰るつもりでした。
ところが、トラム3番がなかなか来ず、(後で分かったのですが別項に書いたとおり運休の模様です)
仕方なく来たバスに適当に乗りました。
そのバスが、明後日の方向の終点に着いたのですが、別のバスに乗り継ぐと、メトロの BARBERINI駅に着くことが分かりました。
BARBERINI駅に着いたのは22時過ぎです。
当然、乗り換えのメトロはあるもの、と思っていましたが、既にどの入り口も閉まっていました。
これはどうしたものかと、地図を広げていると、男が寄ってきます。
なんでも、自分はアテネでコックをしており、VITTORIO何とかというホテルに行くのだがどうして行ったらいいか分からないというのです。
年齢は、50歳くらいでしょうか。
地図を見て、おそらくTERMINI駅の一つ向こうだろうと言うと、TERMINI駅まで歩こう、そして、ついでに飲み物を一杯おごろうと言い出します。
(改めて考えるとこの時点でTERMINI駅の方向へ歩き出すと言う時点で怪しいことこの上ないのですが、)どうせ同じ方向ならと、一緒に歩き出しました。
途中で、イタリアの南部出身という、60代後半とおぼしき初老の女性に会い、その店ならこっちだと言います。(この辺、私にはどうしてそうなるのか意味不明でした)
そして、何故か裏の路地の怪しい店を紹介されました。
もう、おかしいこと決定的です。
でも、変なことしなければ大丈夫だという(今考えれば恐ろしい)考えがあり、そのまま入ってしまいました。
中には、大勢の女の人が待っています。
彼女らの中で、飲み物を1杯飲めばいいというのです。
そして、私はコーラを頼みました。
出てきたコーラは、炭酸がほとんど抜けており、いかにも睡眠薬を入れてかき混ぜましたという雰囲気をかもし出しています。
そして、ボーイが出てきて、私の横に着いたマダム(40歳くらい)にも飲み物をついで良いか、と聞いてきます。
どうせ自分で払うものではないし、と思い、OK、と言いました。
ボーイはその言葉を復唱した後、マダムにシャンパンらしき飲み物をつぎました。
男が、乾杯!といい、飲み物を飲みます。
しかし、私はそれを飲めば、どうなるか分かりません。絶対全部飲んではならないと思いました。そこで、2口ほど口をつけただけで、
今日はトラステヴェレ地区で料理の注文を間違えて(事実)、お腹の調子が悪いのでこれ以上飲めない旨をしきりに言いました。
ボーイは、わかった、といって、男と私に明細書を渡しました。
なぜ私に明細書が来るのか、と聞くと、マダムの飲み物の分だそうです。
男にも確認しましたが、私自身の費用しか持つとは言っていないので、マダムの飲み物は払ってもらわないといけないと言います。
しばらくの会話があった後、私がこれはどうしようもないと思い、
ついに警察についての話を出しました。
私 「そんなことならば警察に行って話をしよう」
ボーイ「警察に行く前に最初にお金を払ってもらう必要がある」
私 「お金を払う必要があるかどうかは、警察に行ってから警察に決めてもらう。最初に警察に行く」
しばらくしてから、ボーイは、どうしようもないと思ったのか、
出てもいいと言われて、金も払うことなく出ました。
いま思うと、殴られたり、それ以上の暴行を加えられてもおかしくない状況だったと思います。私も以後気をつけますが、みなさんも、気をつけて。