レポート

「母との旅行」にアドヴァイスくださった皆様

公開日 : 2007年07月31日
最終更新 :

少し前、「母との旅行」のタイトルで、ドイツ、オーストリア、スイス旅行について、相談にのっていただきました留学生です。先日、その母との手作り旅行を無事に終え、親切にアドヴァイスしてくださった皆様にお礼を言いたく、もう一度やってきました。

ミッテンヴァルトの感想を書いてくださった、*伊豆様、Clio様、今回やむをえない事情で(母の体調等で)ミッテンヴァルトにはいけなかったのですが、のどかな村にたたずむフレスコ画の家々をやはり見せてあげたい、と探し(正確には、私がどうしても見たかったのです)、スイスでの滞在地のすぐ近くに、シュタイン・アム・ラインという小さな村を見つけ、いってきました。雨上がりに輝くフレスコの村・・・ただもう、素晴らしいの一言でした。素敵な旅のヒントを与えてくださって感謝です。

現地人宅を訪ねてみたり、市場やスーパーを見るのこそおもしろい、と勧めてくださった、Terra Africa様。アドヴァイスをいただいて納得、ヨーロッパ圏で知っているだけの知り合いに連絡し、返事を待ちました。そしてその全員から「出来る限るのことをするから、期待していいよ」と言ってもらい、予定を大幅に変更し、訪ねました。これが大正解でした。実際に現地では、出来合いの旅行では味わえない、笑いと涙と温かさでいっぱいの、すばらしい経験をもらいました。青空市場に出される花や青果も母には珍しくて、飽きることなくいつまでも見入っていました。

奥様とのオーバーアマガウ滞在からアドヴァイスをくださった、Kiya様。そんなチロルの絵に魅せられ、ザルツブルクから電車で少しの、ハルシュタット(宿泊地は、さらに郊外の湖畔の静かな村、オーバートラウン)を選んで行って来ました。初夏の青山と、どこまでも澄んだ湖、かわいらしい家々・・・。雨が降っても晴れても、心があらわれるように美しく、世界遺産の村ハルシュタットまでの道は、電車やバスに乗るのさえ惜しくて、湖にそって四時間、歩きつづけました。

お母様・おば様との旅行では、お2人はニュルンブルクが一番のお気に入りだった、と教えてくださった、ラツィオ様。母もやっぱりニュルンブルクを存分に楽しみました。カイザーブルク内のユースホステルに泊まり、そこから見渡した中世の街並み、また、ちょうどこの時期この街を挙げで開催されていた「世界オルガン・コンクール」の熱気、荘厳なゴシック教会に響くパイプオルガンの音色、忘れられません。ぜひまたお母様とよい旅行なさってください。

コンサートやオペラなど、音楽イベントを取り入れてみては、とアドヴァイスくださった、ボーや様。白熱するニュルンブルクのオルガン・コンペティションもよかったですし、またモーツァルトの地、ザルツブルクのホーエンザルツブルク城内のコンサートも素敵でした。美しい中世そのままのつくりの大広間の、窓を開け放し、夕焼けの光がさしこむ中、初夏の夕焼け雲がゆっくり流れていくのを見ながら、演奏に聞きほれました。過去と現在が入り混じって自分の中に入り込んでくるような経験をしました。

ザルツブルクのすぐ近くからお便りくださった、ムーミンママ様。若い頃みた「サウンド・オブ・ミュージック」が忘れられない母にとって、ザルツブルクは、そんな若い頃にもどったかのような喜びようでした。またオーバートラウンからハルシュタットまで、緑したたる山道を、ハルシュタット湖の絶景を見下ろしながら四時間歩いたのも素晴らしい思い出です。モーツァルト・ラードウェグ、忘れずいつか行ってみます。

マルコポーロ3様。今回、母はジャーマンレイル、私はインターレイルパスを使って、(特にドイツ内は)北から南まで移動したということもあり、車窓からの風景を心行くまで堪能しました。風力発電の真っ白な風車がまわる、北ドイツ、シュレスヴィッヒ・ホルシュタインの広大な平野から、ダイナミックなバイエルン、そしてチロルへと、多様に移り変わる自然。また、北と南では全く違う、建築様式。電車内のコンセントさしこみ口をつかい、もっていった小型ポットで熱いお茶を入れ、朝市で買った果物やパン・チーズをつまみつつ、のんびりした電車旅行。それがこんなに楽しいものだとは。

事前には、不安も心配もありましたが、見ず知らずの私に親身になってアドヴァイスくださった皆様のおかげで、この上なく素晴らしい、かけがえのない手作り旅行ができました。この場をお借りして・・・ありがとうございました!

  • いいね! 0
  • コメント 1件

1件のコメント

  • お帰りなさい!

    留学生さま。ぐーてんたーく!

    今年の夏のドイツやオーストリア、スイスは夕立や雨が多くたいへんでしたね。

    旅を満喫されたご様子。
    また、機会がありましたら是非いらしてください。

    • いいね! 0
    • コメント 0件