Re^3: エルサルバドル滞在中か滞在経験のある方いますか?

ずうっーと、コメント出るのをお待ちになっていたのですね。

年代層と予定滞在期間、都市、また滞在目的、スペイン語理解度などが分からないのでごく標準的なところで 記していきます。

1.アパ-ト:日本的な敷金礼金と言うものはありません。オーナー、物件によって 最低何カ月は借りて下さいなどの条件とデポジット(預かり金)を何か月分納めるかは異なるようです。
 私の場合、サンサルバドルで2軒の不動産屋さんに紹介された物件、同行して10ヶ所見ました。その月の家賃と1か月分のデポジットを契約時に払いました。デポジットは最後明け渡す際に内装、家具や備品の汚損、欠損に対して双方にて査定を行い 原状回復の補修費用を差し引かれます。自然の日焼けや単に古くなったものに対しては一般的には支払い不要です。

 私の場合日本の公的機関の派遣ですので、保証人、最終契約の立会をやってもらえました。
 こちらでの所属会社や知り合いがない場合 保証人を立てることが出来ませんが、いまのところ物件は結構空いているようですので、大家さんが人物を見て貸してくれると思います。ただし、パスポートコピーの提出やデポジットを多めに要求されるかも知れません。尚、契約書は全てスペイン語ですので 内容確認のため スペイン語の分かる人を立ち会わせるのが無難かと思います。(A4用紙4枚ほどあります。不動産契約の基本様式に双方の確認サインをします。定型文ですので、信頼できる不動産屋なら 内容分からなくて署名しても問題はないかとは思いますが、これはなんとも言えません。)

 住まいの安全面から日本人はESCALON地区(日本大使館、ラディソンホテルなど近くにあります)SAN BENITO地区(ヒルトン、シェラトンホテル、イタリア、スペイン大使館)SANTA HELENA地区(アメリカ大使館、ホリディインホテル)に借りている人が多いようです。

2年3年以上の長期予定なら、家具無しのアパートを借りて(当然家賃は下がります)自分たちでベッドや調度品を購入(またはレンタル)も一案です。

2.通貨:かつてのコロンと言う貨幣はもう発行流通しておらず、米ドルを使用しております。日常使用や日本からの送金など両替の手間心配なく、非常に便利です。

3.治安:大使館からのアドバイスで 旧市街セントロ地区へは昼間も下車せず、立ち入らないようにしています。(歴史的建物も多く、市場や露店もすごい人出で賑やかなのですが、外国人、お金持と見られると狙われやすいと聞きます。)また日が暮れてからの移動はタクシー乗車を勧められています。
昼間に 買い物や散策、移動している分には特に危険は感じませんが、日没後は交通量の減少、歩行者が少なくなる為 注意せよとの事です。

 各家の扉は鉄扉、塀の上には隙間なく忍び返し、鉄条網が敷かれ、アパートや居住区ごとにガードマンが到る所にいます。また商店、ショッピングセンター、オフィスビルの出入り口にも必ずガードマンが立っています。これが中南米のセキュリティーの感覚、自己防衛手段なのでしょう。車には盗難防止の警告音発信装置が付けられ、傍を通っただけでも反応するものもあり、ピーピーとうるさい限りです。(大きな雷鳴にも反応します。)

補足:映画【サルバドル】ただ今、GyaOで配信中で、アクセスしてみましたが残念ながら海外では見られない設定になっています。戦時下の異常環境とは、異なりますので 強姦、強盗、殺傷事件が頻発している危険地帯ではありませんが、貧しい地区や無職の比率も高いので、生活のための窃盗や車上狙いはあります。また陸路での中継国ですので、麻薬や密輸品の通り道になることもあるようです。これらにも関与する組織MARAS(マラス)と呼ばれるグループも存在、内部派閥、対抗グループとの抗争での発砲事件などもニュース報道で見ることがあります。

 日本の都市部での暴力事件が多いのと同様に、人口が集中している 不特定の人が出入りするサンサルバドルと近郊衛星都市においてはより注意して行動が必要と言われています。

 単にロングステイを楽しまれる意向なら、より安全でのんびりとした
地方都市での滞在が良いかも知れません。お金を使う場所、食事のバラエティー、刺激は少ないですが 気分的にもかなりゆったりします。
殆どの所から首都へ出てくるのに3時間と掛かりません。

 まだまだ 気になることが一杯あるでしょうから、思いついたら何でもお問い合わせ下さい。
私はあと1年半以上おります。家内も12月に来る予定です。

  • いいね! 0
  • コメント 1件

1件のコメント

  • Re^4: エルサルバドル滞在中か滞在経験のある方いますか?

    詳細かつ丁寧な返信ありがとうございます。貴重な情報、大変感謝です。

    私と妻ですが
    年代層 30代半ば
    予定滞在期間 とりあえず1年。節約の具合によって延長。
    都市 未定(節約と滞在目的からすれば都市中心ではないと思います)
    滞在目的 キリスト教の布教活動
    スペイン語理解度 現在挨拶程度(英語が通じる地域は無いですよね?)

    と言った所です。

    1.アパ-ト:不動産屋さんに直接行き契約する、ということになりますね。

    所属組織がどこまで支援するのか現在確認中です。もしかしたら現地の方が住居を世話してくださるのかもしれませんが、基本的に全て自分でやるつもりです。

     2.通貨:米ドルなのですね。米ドルにしても日本との送受金はどうされているのでしょうか?愛しのエルサさんは銀行口座はどうされているのでしょうか?先日、みずほインターナショナルチャッシュカードをつくりました。おそらく南米においては使用できないだろうと思いましたが、とりあえず口座開設してみました。日本との送受金について一番良い方法は何でしょうか?

    3.治安:わかりました。

    補足:組織MARAS(マラス)というのはかなり広範囲かつ大規模なグループのようですね。外務省HPをみますとホンジュラスの渡航についてもマラスの危険について記されていました。

    追加の質問1 渡航費用について

    片道10万という認識でよろしいのですか?
    エルサルバドルまでの最も安価な渡航経路、航空会社などを教えて頂けないでしょうか?
    一度米国に入り、米国でエルサルバドル行きのチケットを購入するのが良いと聞きましたが、実際の所どんなものでしょうか?

    追加の質問2 家賃と車について

    全般においてリゾート的なものは求めていないのですが
    家具付き2LDK程度の相場はいくらくらいでしょうか?

    また、そちらでの車(走ればOKです)購入も検討しているのですが、こちらの相場も教えて頂けると助かります。

    以上の点、お忙しい中とは思いますが教えてください。
    よろしくお願いします。


     

    • いいね! 0
    • コメント 1件

    Re^5: エルサルバドル長期滞在に関して

    滞在趣旨よく分りました。

    スペイン統治後、インディヘナ、ピピル他土着民族にキリスト教を徹底させたので全土にカトリックが浸透しています。都市の規模、地方に関わらずどんな小さな村にも教会や伝道所があります。その後の変化で多少プロテスタント信仰もいるようです。

    こちらでの英語の通用度は日本と似たり寄ったりの感じです。小学校から英語の授業が組まれていますが、日常生活での必要性がないので話せる人は多くはありません。(アメリカへ200万人も出稼ぎに出ているのでもっといてもよさそうなのですが、行ったきり戻ってこないのかも知れません。)外国人への物件紹介に慣れている不動産屋さんは少し英語分かる人もいます。

    布教で来られる際に、支部があったり、何らかのかかわりある教会なり組織を紹介してもらっておくと、心強いと思います。特に最初は右も左もわからないので、基本情報をもらったりするのに役立ちます。

    ビザなしの観光目的で入国しても90日滞在は通常可能ですが、1年以上の滞在予定とのことですので、必ずビザを取得の上出発して下さい。ノービザで入ると次の滞在延長申請が面倒です。

    銀行口座:私の場合、派遣組織が指定する銀行が決まっているとのことで BANCO AGRICOL へ着後 口座開設しました。日本の銀行支店はありません。
     香港英国系HSBC(HONGKONG SHANGHAI BANK)がごく最近地元の BANCO SALVADORENO を統合し全てHSBC の名前で営業しています。
    もう一行、BANCO CUSCATLAN も国内支店の多い銀行です。エルサルバドル到着後 このいずれかで口座開かれればよいかと思います。但し口座開設に際して 先に在留許可証明が必要になります。(これも到着してからの手続きです。)
     外資系ではカナダSCOTIA BANK があります。CITIBANK も提携先の現金引き出し機では下ろせますが銀行自体はありません。日本のCITIBANC 支店で留学生や長期滞在者用に現地での引き出し専用の口座/カードを作ってくれますので、非常用に便利かと思います。これも併せて検討下さい。

     トラベラーズチェックは通用度が低いのですが、上記の銀行などで米ドル現金に換金して貰えます。高額紙幣100ドル,50ドル札は市中では受け取りません。銀行で20ドル以下のお札に変える必要があります。(高額紙幣は偽札の疑いもあるとの事で銀行、高級ホテルでしかチェック出来ないからです。)

     クレジットカードは VISA が有効です。JCB は使える所が相当限られます。

    航空券:短期間なら単純往復の航空券を購入するのが安いのですが、、
    例1):地球の歩き方 旅の情報収集
    http://www.arukikata.com/air/T0052122_200709.html
    商品コード:T0052122  
    【成田発】<180日有効>コンチネンタル航空で行く中南米
    有効期限
    6日~180日間有効   \163,500より

    例2):http://www.arukikata.com/air/T0052123_200708.html
    商品コード:T0052123  
    【成田発】<片道航空券>
    コンチネンタル航空 出発地 成田
    片道航空券エコノミー   \86,800~

    *戻る日は確定できないでしょうから、片道航空券の購入になると思います。アメリカの LAX や SFO などまでの航空券を買って、別途サンサルバドルの航空券を買い足す方法もありますが この部分の航空券代が決して安くないので、多分コンチネンタル航空のヒューストン経由が荷物のことも考えると一番良いと思われます。


    追加の質問2 家賃と車について

    住む地区と安全面を考えるとやはり700~800ドルの予算を見て下さい。
    共益費、駐車場込。3LDK の物件が多く、2LDK は中々ありません。
    かなり古い物件や地方都市の場合 も少し安くて済むかと思います。

    こちらの運転が結構乱暴(急ブレーキ、急発進、車間距離あけずギリギリまで突っ込んでくる)なのと、通勤がバスで10分程なので私は車に乗ること考えるのは止めました。(市内バス たったの25セントです。)
     従って余り自動車の料金情報は注意して見たり聞いたりしておりませんのでしっかりした事お知らせ出来ずすみません。今度価格相場を聞いておきます。

    中古車は本当に古いもの 5000ドル位から新聞広告などに出ています。程度は分りません。中古車販売店あります。新車は倍以上します。
    トヨタ、ニッサン、三菱、スズキ、マツダなど日本車人気で沢山走っています。また韓国の現代や KIA もよく見かけます。
     上手に車種年式を選んで買って、程度良く乗れば 手放す時 極端に目減りすることなく売れるようです。

    ガソリンは1ガロン 4ドル弱ですので 日本とさほど変わりません。

     また、具体的に出発月など決まり、予定が煮詰まってきましたら、生活用品や 生活費、食費、保険、医療関係のことも気になることでしょう。遠慮なく 何なりと質問下さい。