泡立ったバスタブの中で、優雅に鼻歌を歌いながらバスタイムを過ごすことに憧れていました。
海外旅行の際には、いつもシャワージェルとかいうのをバカバカとバスタブに入れて、
グルングルンかき混ぜるんですが、泡立つことはなく、
マリリンモンローのような泡になったことがありませんでした。
今回の旅行でも、シャワージェルをたんまり入れてお湯を張り始め、
その間に洗顔をしていました。
さて、そろそろ湯加減でもみるか、と思ってカーテンを開けたら・・・
泡、泡、泡、アワワワワ~!!!!
ウォ~! 誰かこの泡を止めてくれ~ という状態になっていました。
とにかくお湯を足すのを止め、体をバスタブに沈めると・・・
溺れそうになりました。
というのも、やたらと長いバスタブで、例えるなら大林素子さん向きという感じです。
バスタブの底はツルッツルッ滑るし、滑ると顔まで湯に浸かってしまうので、
横になったら、バスタブ内の片側にしかない、
たったひとつの取っ手を必死につかんで体勢を維持しないと、
土左衛門になってしまうんです。
バスタイムでリラックスしてるんだか、筋トレしてるんだかわからない状態で、
さて泡を流すか、と立ち上がると、泡もバスタブからこぼれそうになるんです。
泡って、固まりになるんですね。泡はちっともつぶれずに、発泡スチロールのような状態なんです。
でも発泡スチロールじゃないから、所詮、泡だから掴めないのです。
えっちらおっちら、泡と格闘しながらようやく流しきり、以後気をつけようと思いました。
そして翌晩、前日よりも少ないシャワージェルを入れたんですが、
また同様に土左衛門と筋トレの狭間でのバスタイムでした。
こうして、4晩続けて泡まみれになりました。
【教訓】マリリン・モンローも楽じゃない