明日からいよいよ、ベトナム→カンボジア→タイに行きます。 そこで、よく持ち物リストに「下痢止め」とありますが、掲示板などでみなさんの意見を見てると、「へたに下痢止めは飲まない方が良い。かえって症状が悪化する」等々の意見をよく目にするのですが、ちょっとした下痢でもすぐ病院に行った方が良いのでしょうか? 私は普段、下痢に全く縁が無いのでよく解らないんです・・・それでもやっぱり下痢止めは持って行った方が良いですか?よろしくお願いします。
感染症はダメです 下痢と言っても、急性と慢性とでは、また神経性のものと感染性のものとで は全く異なります。 まず慢性の場合は、下痢止めを使うことはあり得ないので、除外。神経性の ものや水の飲み過ぎは飲んでも構いませんが、元を絶てば直ります。問題は 細菌(一部ウィスルによるものもある)感染です。赤痢や出血性大腸菌など は腸の上皮細胞に進入しこれを破壊するので、失血がひどい。一方コレラは、 毒素が入ることにより、細胞の塩と水の吸収・排出バランスが壊れ、大量の 塩と水分が体外(腸管)に出ます。これが激しい下痢の実態です。まず、体 内の菌を死滅させること。これには抗生物質が有効です。体内から菌と毒素 を出すことと失った塩分と水分を補えば、コレラは怖くありません。当然、 下痢止めで抑えてはいけません。下痢も一種の応答反応です。風邪やインフ ルエンザで咳をしたりくしゃみをすること、鼻水を出すこと、熱を出すこと はは、体内から異物を出し、それ以上の進入を抑え、これらを殺そうとして する生体防御反応です。ただ、咳がひどくて眠れない、呼吸が苦しい、高熱 が続き苦しい、脳が損傷を受ける可能性などがあれば、度を超したときに対 処療法として、薬の投与があります。当然、この判断は医師がなすべきこと です。ですから、明らかな食べ過ぎ飲み過ぎ、ストレス以外では、下痢止め を服用すべきでないのです。下痢止めに限らず、市販の薬に頼り過ぎるのは、その地域の状況が分からないだけに危険と言わざるを得ません。 コレラなどは胃の酸で普通は死滅しますが、水の取りすぎとか体力が弱って いる場合などは、腸まで達し、そこで増殖します。健康な人なら、少しくら いの菌を取り込んでも大丈夫なのはこれが理由です。10年ほど前にインドネシアに観光に行った日本人団体が多くコレラに罹り、バリ観光が大打撃を受 けました。高齢者や胃の弱いかたが中心で、日本人以外には出ませんでした。刺身というとまず腸炎ビブリオですが、生ものを好む日本の食生活が、熱帯 地方で通用するかよく考えるべき事例だったと思います。 正露丸(征露丸)は抗生物質ではありません。抗菌剤と言ったほうが妥当で しょうか。クレゾール、フェノール類ですから消毒薬みたいなものです。殺 菌作用はありますが、細菌が破壊した組織に対するダメージも相当なもので(薬=毒の典型)、「あっ、やばい物を食べてしまった」というときや、消 化器系組織を破壊しない細菌感染には有効ですが、逆に症状を悪化させるこ ともあるので、使い方を間違えると命取りにも繋がりかねません。消毒液を 服用するようなものですから。薬に対する正しい教育は日本では全くと良い ほど行われていません。専門知識を持った人からしか購入できないはずですが、実際はそうではないのが現状です。 まず、危険な物には手を出さない。衛生的な店で食事をする。手洗いをしっ かり。地元の人間には何でもないのに、旅行者には害を与える食べ物も多く あります。情報把握と健康管理をしっかりしましょう。
みなさん本当にありがとうございました 答えて下さったみなさん、本当にありがとうございました。 早速、まずは正露丸を買ってきました! 生野菜、フルーツ、水道水、氷等に気をつけます。 尋常じゃない下痢症状が出たら、すぐ病院に行きますね♪ ありがとうございました。
下痢の程度によりますね。 性質の悪い下痢は、 粘液・血液の混入、異常な悪臭、精液臭、 頻回なもの、一般状態の悪化などが、指標になります。 こうした場合は、本来なら 医師にて便中細菌培養の後、 抗生剤の投与ですが、 アモキシリンなど、タイでは 日本よりはるかに安く、誰でも手に 入りますから、そうした抗生剤を 自己責任にて内服した方が良いと思います。 それまで達していない下痢の場合は、 普通の下痢止めの適応があります。
私としては 岡山1さん、こんにちは。 専門的な意見ありがとうございます。 しかし >粘液・血液の混入、異常な悪臭、精液臭、 >頻回なもの、一般状態の悪化など・・ があれば、薬局でアモキシシリンを買うよりは やはり確実に医師の診察を受けるべきではないでしょうか? このような状態では、基本的に飛行機には乗れませんし、 ペニシリン系の抗生剤が果たして効くかは、はなはだ疑問です。 下痢による脱水状態では、経口からの水分摂取は難しい場合があり、 (腸管から吸収されないので) その場合、点滴による補液、電解質補正が必要になります。 また、重症な食中毒の場合、数日間の経口摂食停止が必要になる場合もあります。 従いまして、私としましては、 上記の症状の場合、まず医師にかかり、必要であれば便培養を行い、 培養結果と抗生剤の感受性試験の結果がでるには通常数日かかりますので、 もし全身状態が不良ならその間入院するということをお勧めします。 下痢の場合は、とりあえず、整腸剤を服用していただき、 それでも改善しないようでしたら、 医師の診察を受けられてはいかがでしょうか?
下痢止め 結論は、かかりつけの医者に相談して下痢止めを処方してもらう。 大抵は、ストレス等の過剰反応のよる下痢の場合が多いので気になる場合は(軽い下痢)寝る前に飲まれた方が旅が楽になります。持っているだけでも安心。但し反対に便秘にならないように要注意。 病院に行かなければならないような下痢はまれですし感染してもすぐに下痢になりません。短期の旅行なら日本に帰って来る頃に発病するのではないでしょうか? この下痢は経験がなくても、通常の下痢とは違って激しいのですぐ異常に気がつくと思います。
Re: 下痢止めは飲むべき?飲まない方が安全? 基本的には、日本にいるときと同じではないでしょうか。 つまり、ちょっとゆるいな、疲れのせいかな、くらいなら、整腸剤でもいいでしょうが、むむ、これはただごとではない、となったなら、即、病院。 いずれ、たかちゃんさんが書き込まれると思いますが、確かに、むやみに下痢を止めるのは良くないらしいです。 取りあえずの処置としては、大量のスポーツドリンク(1リットル以上)を飲んで、脱水症状に陥ることを防ぐと同時に、菌を腸から洗い流してしまうのがいいと聞いています。
Re^2: 下痢止めは飲むべき?飲まない方が安全? たかちゃんさんではありませんが・・・ 人体に悪い物を一生懸命対外に出そうと努力しているのを無理に止めるのは良くない・・・と言う理屈は医者ではない私でも判ります。 細菌による腹痛は正露丸で菌を殺すってのは・・・ダメなのでしょうか? 下痢が治るかどうかは知りませんが、あのクレゾール臭は頼りがいがあります。 正露丸が出るとつい語源は・・・なんて書きたくなりますが、この掲示板では多分常識過ぎると思いますのでパス。 在日ロシア人の知人にこの事を教えると、ウラジオストックは「東方を支配せよ」と言う意味だと切り替えされました・・・。