レポート

モロッコ・アトラス超えに関して

公開日 : 2008年02月08日
最終更新 :

以下、現地ガイドの友人に聞いた話です:

2006年11月にティシュカ峠が積雪により閉鎖され、友人の同行していた日本人ツアー客を含む多くの人々が足止めをくらいました。極寒の中、水と食料を求め峠から次の村まで多くの人が歩きました。そのうち日本人ツアー客の中の誰かが日本大使館に連絡を取り、大使館からモロッコ政府に救援の要請が出され、峠閉鎖から24時間後、ようやくヘリで水・食料および毛布が運ばれてきたそうです。結局、寒さのため乳児3名が死亡。事態を重くみた国王は、今後このようなことがあったら、ワルザザートの知事を首にするとし、除雪車が配備されました。それ以来、ティシュカ峠は、雪が降っても数時間の閉鎖だけで済むようになったそうです。

以前、峠がよく閉鎖されていたのは、少々の雪でも人々を峠に足止めさせることにより付近の村の店やレストランを利用させ、役人がそれらの村からワイロを得るためだったのだとか。

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1件のコメント

  • 立ち往生ですか??

    通常は状況により運転手は先に進まず折り返して迂回路を取るはずですが・・

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