レポート

上海の中国人カップル

公開日 : 2008年05月10日
最終更新 :

上海の人民広場でのこと。

中国人の若いカップルに英語で声をかけられる。これで3回目・・・。

しかも皆、同じような若い普通のカップル。不思議なことも
あるものです。上海ではカップルが外国人と話すのがブーム?

3度目の正直か、少し話しをする。お決まりの「日本人にはみえない、中国人かと思った」

(ならなんで英語で話しかけた?)

「英語がうまい、日本人は英語は皆ヘタなのにあなた違う」

(英語うまくはないが、お前よりな・・・」

「実は彼女は日本語を習ってます」

と女の子を見ながらいう。

「日本語使ってみて」と私。

「こんにちは、元気ですか」と彼女。

「はい、元気です」(日本語)私。

「あなたは学生ですか?上海の人ですか」。日本語)

「・・・」答えられない彼女。

「いや、まだ勉強始めたばかりです」フォローを入れる彼。

しばらくすると、「泊まってる、何日いる」とこれもお決まりの品定め。

「バンコクからここまで2ヶ月以上かかってるよ」と私が言うと少し引いた感じ。

しばらくするとついに本題。ビルを指差して

「あのビルからは上海の眺めがすごくいい」と彼。

「あそこにいいカフェがあって、そこからあなたは上海の景色を全部みることができますよ」と想像展開。

「へー、眺めよさそうだね。でも、あしたグランドハイアットに行くんだ」と私。?の彼に筆談で”金茂”と書く。

「あー、あそこは値段高いです、コーヒー200元、300元です」と彼。

「いや、上るだけなら80元だよ」私。

「・・・」

「行ったことあるの?」と私。

「いや、ないです」と彼。

「上海に住んでるの」

「いや、蘇州から来ました、旅行で・・・」

「へえ、それならこの先の”江氏兄”のヌードルは美味いよ、昆明にたくさんあったけど上海にもあるんだねと」と私。

「それから、イタリアンならサイゼリアがこの先にあって安い。日本の会社で有名だよ」とさらに続ける私。

「あなたは上海のことよく知ってますね」と彼。

「いや、まだ3日目、あ、ごめんね、約束があるからそろそろ行くね」と私。

「あ、さようなら」と彼。

「グッドラック、よい旅を!」と最後までフレンドリーな私。


すでに上海では有名になったカフェのぼったくり詐欺。最近はこちらの警戒心を弱めるためか

ごく普通の若い男女のカップルです。私が声をかけられたのは3回と南京東路から先の人民広場スターバックスのそばでした。

上海では銀行閉店中は銀行入り口で胡散臭い両替屋が。

そして路上では偽ブランド屋が声をかけてきます。

*この二人のご尊顔はブログにアップしてあります。

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2件のコメント

  • Re: 上海の中国人カップル

     中国は10回以上行き、いろいろな都市に足を運びましたが、
    上海だけは魔都ですね。

     男一人で歩いていると、いろんな輩が手を変え、品を変え
    声をかけてきます。

     もちろんこのように「日本語勉強している彼女が…」のパ
    ターンも相変わらずで笑えますね。

     願わくば他の都市も上海のようにすれた連中が増えなけれ
    ばいいですが、どうでしょうかね。

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    魔都

    そうですね。だんだん戦前の”魔都”だった上海のような街
    になっていくのでしょうか(笑)

    仕事で北京にいた時は、コールガールがよく声をかけて
    きました。大理は大麻売りのおばちゃん。

    (う~ん、お客にみえてしまうのか・・・)

    地域によってネタが変わるのでしょうか。

    でも私の訪ねた中では上海がダントツ危ない感じでした。

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  • Re: 上海の中国人カップル

    最近、大連でも似たようなのに声掛けられましたよ。

    あのなぁ、俺はお前らがオシメしてる時から大連来てんだよ・・と思いながら軽く応対しました。

    上海は相変わらず多いですね、この手のボッタクリ連れ込みバー、曖昧・・・が
    昔はカタコトで“ミルミル” 見るだけでいいからの意味。“クルクル” 直ぐ女の子来るからの意味。 
    アチラも日本語上手くなったんですねぇ。

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    古き上海でも

    上海も中国に来たばかり、右も左もわからない状態の
    旅行者が多いからでしょうか。

    実はそういう私も20年前に鑑真号で着いたばかりに
    ぼったくり食堂に連れてかれたことあります。

    私は兌換券を持っていなかったのですが、同行者が
    1万円程度の兌換券を人民元に同レートで替える条件
    で”日本語勉強中の上海大生”が奢ってくれました。

    店の親父が最初に女の子の写真アルバムを持ってきた
    時にやられたと思ったのですが・・・。

    ウブでした(笑)

    アイスコーヒーを飲める店が一軒だけ、冷えたバドワイザー
    を和平飯店で飲んで感動した時代の話。

    まだ、いい時代だったのかも知れません。

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