レポート

プーケットでの幼稚園ボランティア

公開日 : 2008年05月13日
最終更新 :

プーケットの公立幼稚園。規模は、年中20人×3クラスの年長20人×クラス。そのそれぞれに先生がつく。但し、年中クラスは2人の先生で見る。幼稚園に日本人は私一人。英語を喋れる先生が一人。
私は唯一英語を喋れるその先生のクラスで2週間お手伝いをすることになった。

やったこととしては、日本語の歌を教える・お絵かきの手伝い・お昼の配膳手伝いなどがあるが、メインはやはり『子供と遊ぶ』に尽きる。言葉は通じなくても不思議と子供とコミュニケーションを取ることに不都合を感じることは皆無だった。むしろ子供たちがタイ語のできない私の“先生”になってくれていた。自分が覚えたての言葉を私へ教えてくれた。

その幼稚園は非常に教育熱心で、英語の他に中国語の勉強をする時間があった。また、これは先生の教育方針でもあるのか思っていた以上に自分のことは自分でやる子が多かった。それだけに留まらず、“助け合い”の精神の発達度合いに驚いた。何かを出来ない子がいれば、率先して手伝ってあげようとする。時には、喧嘩ややんちゃもするし、人の話を聞かずに騒ぎまくる。けれど、「おはようございます」と「さようなら」の挨拶をしない子は一人もいなかった。

そして、最も印象に残ったこと。それは子供たちのおやつ。
彼らは毎日放課後になったら自宅から持ってきたおやつを食べることが許される。
そこにギラギラしたパッケージの市販のお菓子を見たためしがない。
彼らの鞄の中に入っているおやつは、とっても素朴だけどお母さんやおばあちゃんや近所のおばさんが作ってくれたおやつだった。

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