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ロバ二エミ、ノールカップ間の道路状態、見所

公開日 : 2008年05月19日
最終更新 :

真夜中の太陽を見に、ロバニエミからノールカップまでレンタカーで往復したいと思っています。距離にして800kmあるようですが、この間の道路は整備されているのでしょうか。道が悪くて時間がかかる気もしますし、逆に整備されていて高速並みに飛ばせるような気もします。丸2日でトンボ帰りはつらいでしょうか。また、途中の見所もあれば教えてください。ただ目的地を目指して走るだけになるのでしょうか。。。

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2件のコメント

  • 08/05/20 04:13

    Re: ロバ二エミ、ノールカップ間の道路状態、見所

    1.道路状態

     概ね良好です。
     ルートに依りますが、Ivalo, Inari, Karasjok経由だと、RovaniemiからInariの先までは広めの片道1車線(中央線あり)でカーブも起伏も緩やかな、快適な道路です。
     Inariの先でKarasjok方面に左折してからノールカップまでは、市街地を除きほぼ全線が狭めの片道1車線で、カーブや起伏もきつい場所がしばしばあります。路面整備はまずまず良好ですが、中央線がないので、大型車とのすれ違い時や、降雨時、路面が濡れているときには速度を落とす必要があります。

     Enontekio, Altaを経由する場合、Rovaniemi-Enontekioは広めの片道1車線(中央線あり)でカーブも起伏も緩やかな、快適な道路です。Enontekioから先のフィンランド領内も比較的快適な片道1車線です。
     Enontekioからノールカップまでのうちノルウェー領内は、ほぼ全線が狭めで中央線なしの片道1車線で、カーブや起伏もきつい場所が所々あります。

     いずれのルートを通っても、ノールカップの手前で島に渡るため、長い海底トンネルを通ります。料金(高い)はクレジットカードで払えます。


    2. 注意点

     通行量も少なく警察のネズミ捕りもほぼないのでスピードを出したい欲求に駆られますが、所々にレーダーがありますので、ご注意を。フィンランドは罰金が所得に応じて桁違いに高額になることで有名ですし(外国人への執行について、私は実態を知りませんが)、ノルウェーは一般道(市街地の外)の最高速度が80km/hという厳しさで有名です(フィンランドの一般道は夏で最高100km/h)。実際にはノルウェーでもたまに100km/h程度で飛ばす人を見かけますが、そこまで出さない人が大半です。両国とも市街地は更に低めの制限速度ですし、レーダーの数も飛躍的に増えます。
     状況を把握するまでは、他の車と同じ速度でついていくか、その区間の制限速度を頭に叩き込み(標識は、基本的に制限速度の変化する地点にしかないとお考え下さい)遵守するのが無難です。
     viamichelinのルートマップを拡大してスクロールしていくと、レーダーの位置も表示できます。

     また、トナカイが路上に出ているときには、ルールとして車ではなくトナカイが優先です。実際に、彼らが立ち去るのをのんびり待つ以外、前に進む方法はありません。見通しの悪い場所や林の中では、トナカイの飛出しに常に要注意です。衝突すると、人間の死亡事故につながります。そうでなくても、警察を呼んでの事故処理や、賠償請求といった面倒なことになります。高速道路よりは神経を使いますし、それほど飛ばすことはできません。

     北へ行くにつれガソリンスタンドは見当たらなくなります。主な町で昼間のうち(明るいと時間の感覚がなくなるので、意識的に時計を見て)に、確実に給油しておきましょう。Rovaniemi以外の町ではレストランはとても少ないですが、食事もガソリンスタンドのレストランでとれます(フィンランドではメニューも多い。ノルウェーではグリル程度)。食事も燃料もフィンランド側が安いです。

    3.ルート、見所、その他情報

     ルート・所要時間等はwww.viamichelin.comで一目瞭然です。上記のレーダー位置や、各国の規制情報、燃料コスト、景色の良い区間、見所、ホテル等の情報も表示・検索できます。

     時間があれば、Rovaniemi, Inari, Enontekio等各地のサーメ文化の博物館や、Altaの洞窟画博物館を訪れたり、KittilaやSaariselkaといったリゾートの景色を眺めながらの休憩もどうぞ。海沿いの道や、フィヨルドの崖、湖・湿地と林の連続する地域など、移動自体が変化に富んで楽しいと思います(慣れると麻痺してきますが...)。


     良いご旅行を。

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    08/05/20 04:55

    補足

     viamichelinのルート検索結果から、各国の交通法規の情報を出すには、国境の場所の「Entry into 国名」をクリックすると別ウィンドウで出てきます。

     1.の「Inari-Karasjok-Nordkapp」の記載の一部につき、訂正です。
    誤:「中央線がないので、...速度を落とす必要があります」
    正:「中央線がなく道幅が狭いうえ、舗装状態も若干良くないので、...速度を落とす必要があります」

     なお、海底トンネル(Nordkapp Tunnelen)は近年開通したもので、片道1車線、中央線も照明も安全施設も完備です。他の方が書いておられるSkarvberg Tunnelenも、このトンネルの60kmほど南で通ることになります。

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  • Re: ロバ二エミ、ノールカップ間の道路状態、見所

    私達は1989年夏にスエーデン、ルーレオから時計回りにノルウエー、フィンランド、スウエーデンと北極圏をドライブしました。

    当時は余りドライブする人もいなかったので道も空いていました。

    ノルウエー側はフィヨルドもあるのでカーブの多い場所も有ります。

    ロバニエミからノルウエーに掛けては道も良く100km/hr~130km/hr程度まで出せます。(制限速度は110km/hrでした。)
    フィンランドからノルウエー国境に近づくと殆ど直線ですが上り下りの多い道路となります。

    所々で車の急ブレーキを掛け滑った跡が見受けられます。多分カリブとの遭遇でもあったのかも?

    飽きる景色が続きます。

    少し遠回りになりますが、景色の綺麗なハンメルフェストや岩絵で有名なアルタをご見学されると良いです。

    Kafjordへ行く途中で思いがけないトンネルが有りました。
    トンネルを入るといきなりカーブです。明かりは全くなく比較的長いトンネルでした。(2000~3000m)
    トンネル内は一車線なので対向車が来たらどうなるのか心配でした。(所々に待避場所があると思いますが、非常に緊張していて前ばかり注意していたのでそのことを忘れて対向車の無いことを祈って突っ走りました。)
    トンネルを出る時もカーブがあるのでトンネル内は真っ暗です。
    このトンネルは現在でも存在する場合は要注意です。
    (当時ルールを知りませんでしたが、デンマーク領のフェロー諸島へ行った時、トンネル入口に優先の有無を示す標識がありました。)

    ノールカップに行くにはKafjordからフェリーに乗らねばなりません。
    フェリー乗場へ行くと、驚くほど車が止まっていて、一台目のフェリーに載れませんでした。偶々その日は臨時便があったので島に渡ることが出来(約1時間30分)、ノールカップまで走りました。(夜が遅く、白夜のはずでしたが暗く、カーブも多いのでここでも要注意です。船を降りて約45分掛かりました。)

    ロバニエミ~Kafjord間ですが、
    余り見所はないのですが、IvaloでInari湖の水上飛行機の遊覧は多くの島があって良かったです。直ぐ近くにロシアとの国境が有ります。
    あまり見所とは言えませんが、Karasjokでは博物館がある程度です。

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    08/05/20 10:31

    ありがとうございます!

    チャーチル様。
    早速のお返事ありがとうございました。
    ガイドブックによると、ノールカップ付近のフェリーは1999年に海底トンネルに変わったようですが、その前のトンネルは今もあるのでしょうか。安全なトンネルになっているといいのですが。。。
    ラップランド北部の情報はガイドブックにもほとんど載っていませんので、大変参考になります。どうもありがとうございました。

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