レポート

韓国 良洞民俗マウルと白岩温泉の旅 ①

公開日 : 2005年09月27日
最終更新 :

【企画】 夏休みに韓国に行こう =第3弾=

いきなり第3弾のレポートです。
ショートトリップですが、それなりに楽しんできました。

第1弾は7月 
一人でぶらついたのは光州と求禮の華厳寺だけ。
あとは旅クマ姉さんとソウル滞在だったので修行のうちに入らないのでパス。

第2弾は8月 
ソウルと釜山だけだったのでこれもまた修行ではない。

第3弾・9月 
ソウル-釜山を経た後、3日目から一人旅。
(旅クマ姉さんはソウルに戻った。)

9/24 
前日からの東莱温泉のモーテル泊で朝6時起床。
近くの温泉ホテルの銭湯に行きゆっくり湯船に浸ってサッパリする。
朝食後、荷物をまとめて釜山高速バスターミナルから慶州に向かう。

慶州到着10時半。慶州は外国人観光客が目立つ。
私も外国人なんだけどね・・・
良洞民俗マウル方面行きのバス亭がわからなかったので地元のおばちゃんに聞いた。
市外バスターミナル前のバス停に待つこと30分。安康行きバスがやってきた。
念の為運転手にも通るかと訊いた。大きくうなずき、乗りなさいと言う。
バスは市街地を抜けるとすごいスピードで突っ走る。田んぼが目立ってきた。
車内に停留所一覧表が貼ってあった。もうすぐ着くなぁ~。
40分ほどで良洞停留所に到着。運転手に挨拶をして降りる。
停留所を降りて右に線路を見ながら歩く。
少し行くと良子洞駅が見えてきた。
電車を待っていた日焼け顔のおっちゃんが笑ってマウルの方角に指を指す。
おっちゃんにもアンニョンハセヨ~と挨拶。
コスモス街道を歩く事15分、良洞民俗マウルに到着。

ここは安東河回マウルよりもひっそりしていて観光地化されていない素朴さが売り物。
もちろん韓屋には人が住んでいるので邪魔にならないように静かに観光した。
空気がきれいで天気もそこそこ良く、風が気持ち良い。
犬を飼っている家が多いと思った。あちこちで犬を見かけた。

村の入口付近には食堂が3軒。
昼も過ぎ、おなかもすいたのでそのうちの一軒に入りテンジャンチゲを注文。
民泊もやっている食堂もあった。

マウルにあまり長居してもなんなので2時間ほど見学後、
今度は浦項に向かう。
もと来た道を歩いていて、どんなバスに乗っていけばいいのか
調べるのを忘れた事に気が付いた。
バス亭に戻ってゆっくり考えるか、と呑気に考えていたら良子洞駅が見えてきた。
これに乗って行けたら終点が浦項だったよな~と思いつつ、
本数が少ないだろうから無理かもと半分諦めで駅の時刻表を見てみると、
なんとすぐ統一号がくるではないの。
時計の針は14時03分。時刻表には14時12分と書いてある。
なんて私って幸運なんでしょ、とニンマリ。
駅の時刻表によると一日8本(4往復)しか止まらないらしい。
(家に帰ったあと時刻表で調べてみたらムグンファ号も若干停車するらしいが
駅の時刻表には載っていなかったよ)
この駅から乗ったのは私だけ。

浦項駅到着は14時半過ぎ。
駅近くにあった地図の看板を見ると市外バスターミナルはここから3キロ先。
市内バスに乗ろうか迷ったが、気候も良いので散歩がてらあっちこっちのんびり歩きましょうという気分になった。
バスターミナルに辿りついたのは15時半。
最終目的地の白岩温泉行き直行バスの最終便が15分前に出た後だった。

ということで、乗り継ぎで行くしかない状況になった。
ガイドブックも地図もシガッピョも何にも持たずに来たので
とりあえず自分の記憶ではヨンドクから白岩温泉行き直行バスが出ていたと思ったのでとりあえずヨンドクに止まるバスに乗って浦項を後にした。

②に続く
    

  • いいね! 0
  • コメント 4件

4件のコメント

  • 韓国 良洞民俗マウルと白岩温泉の旅 ③

    到着後、すぐに宿探しである。
    ここは小さい温泉街なので、荘旅館やモーテルはせいぜい5、6件だ。
    ぐるっとひと回りして、〝正統派〟旅館にお世話になることにした。(名前は忘れた)
    この旅館は韓国にありがちな怪しいネオンが一切無い、真面目な旅館である。

    オンドルの効いたポカポカの部屋に荷物を置いて、夕食に出かける。
    カルグクスの文字を見つけたので一軒の食堂に入る。
    店のアジュンマは、昔ライオンに噛まれた日本の女優に似ていた。

    白岩温泉は山の中にあるが、実は海にも近い。
    ということで、蟹料理店がとっても多い。
    『アガッシ、蟹はいかが?』の呼び込みを全て振り切って旅館に舞い戻る。
    一人で食べたってねぇ。時期でもないし。


    9/25
    この日は7時起床。近所の高麗ホテルの銭湯に行く。中はとっても広い。
    サッパリした後、朝から開いている食堂でスントゥブペッパンを注文。
    熱々のチゲを食べていたらどんどん汗が出てきた。
    お風呂に入った意味が無くなった。

    今回の旅の目的を果たしてしまったので今日の予定を全く考えていなかった。
    1日6本運行されている東ソウル行き直行バスでソウルに帰るのはもったいないので、
    昨日温井バスターミナルでもらっておいた蔚珍郡の観光地図を見ながら
    一路蔚珍まで行くことにした。
    ピョンヘに戻り、蔚珍行きのバスに乗りかえる。
    この蔚珍行きのバスの運転手に乗っている最中色々と話し掛けられた。
    学生か、社会人か、日本のどこから来たのか、もう質問攻めだ。
    こういう場面はもう何度も経験しているのでまたかという感じだ。
    でも気さくで感じの良い運転手だった。

    蔚珍到着は12時少し前。中華料理店でチャヂャンミョンの昼食。
    この店は店員の愛想も良いし結構繁盛している。味も良い。
    天気がいいので歩いて市内観光をした。小さい町だし、取り立てて見所も無い。
    小さな市場があったが日曜とあって開いている店はまばら。
    この蔚珍、マツタケの産地のようである。あちこちでマツタケの専門店を見かけた。
    バスターミナルでもらったチラシによると、10/1~3まで第4回蔚珍きのこ祭りが開催されるようである。

    http://www.uljin.go.kr (日本語ページあり)

    きのこ好きな方、とりわけマツタケがお好きな方は是非どーぞ。

    本当は次に三陟や東海に行きたかったのだがここでタイムオーバー。
    明日の午後便で日本に帰るので今日中にソウルまで戻っておいた方が安全だ。
    そこで14時半発の東ソウル行き高速バスで帰る事にした。蔚珍ともお別れ。
    3列のリクライニングシートでゆったり座れる豪華板。テレビもある。
    プロ野球中継の後はバラエティ番組。結構笑える。
    途中、休憩所で各15分の休憩が2回あった。
    ホドカジャをつまんだり、フランクフルトとコーヒーでおやつ。
    この休憩タイムは実に楽しい。私は鉄道よりバスの旅の方が好きだな。

    日曜の夕方とあって道路は少し混んでいる。
    東ソウルバスターミナル到着は19時45分だった。
    1泊2日の短いズンドコバス修行の旅はこれにて終了。
    今度は何処に行こうかなぁ。

    • いいね! 0
    • コメント 1件

    ウルチン

    15年ほど前に、夏行ったら、
    旅館でシーズン料金として、
    相場の倍額請求されました。

    それ以後、イメージが悪いので、
    寄り付いていません。

    正統派の旅館と、
    ラブホテル派の旅館を、
    やはりネコさんは、
    使い分けられますか?

    鑑別がややこしいと思いますが。

  • 韓国 良洞民俗マウルと白岩温泉の旅 ②

    浦項市外バスターミナルを出発したバスは国道7号線を一進北上する。
    気がつくと右手に日本海が見えてきた。
    色はマリンブルー。波は高くなく、穏やかな海上。
    この辺一帯は海水浴場が多いらしい。
    モーテルや蟹料理のレストランが立ち並んでいる。
    夏場はこの国道7号線は海水浴客で渋滞していたんだろうな・・・と思った。
    今日の道路は空いている。バスはびゅんびゅん飛ばして行く。
    道端にはイカがたくさん干してあった。

    ヨンドク到着。田舎の風情たっぷりなバスターミナル。
    建物はものすごく古いがトイレだけは新しかった。ありがたい。
    さて、ここから白岩温泉(温井行き)の切符を買わなくては。
    切符は自動販売機で買うらしい。3台ある。
    おっちゃんが一人立っていて、行き先を言いお金を渡すと代行して切符を買ってくれる。
    これがおっちゃんの仕事らしい。でも自動販売機の意味が無い。

    壁に手書きで時刻表が書いてあった。白岩温泉の文字を探す。
    あったあった。結構たくさんあるじゃないか。よかった。
    金額も確認して、おっちゃんに行き先を言った。
    私『白岩温泉まで1枚』
    おっちゃん『えっ?白岩温泉?』
    私『ネー(はい)』
    おっちゃん『チャガオプソヨ(車が無いよ)』
    私『ウ、ウェヨ???』

    自動販売機にも温井ってちゃんと書いてあるじゃないの。
    時刻表にもあるじゃないの、と抗議した。
    どうやらバスの時間が終わったか、路線が廃止されたようだ。
    だったら時刻表をさっさと取り外してくれ~
    おっちゃんはここからピョンヘ(平海)に行ってまた乗り換えなさいと言ってくれた。
    ピョンヘまでの切符を買って、行き先〝ピョンヘ〟の表示前のベンチに座りバスを待つ。
    すぐに一台のバスが来た。4台向こう先にバスは止まった。
    別のおっちゃんが叫ぶ。『ピョンヘに行くから乗りなさい』
    私は えー?本当??と思いながらバスのフロントガラスの行き先板を見ると
    ちゃんとピョンヘの文字がある。
    どうやら空いているので適当な場所にバスが入線するようだ。いい加減やな~

    ということでバスに無事乗れてヨンドクともお別れ。次はピョンヘだ。
    安心したのか、だんだん眠たくなってきた。ウトウトする。

    これがいけなかったのか、失敗をやらかしてしまった。
    〝ピョンヘ〟ではなくて手前の〝ヨンへ〟というところで間違って降りてしまったのだ。
    眠い目をこすりながら慌てて降りたので、間違いに気が付かなかったのだ。
    てっきりここがピョンヘだと思っていた。
    だってここで白岩温泉までの切符が買えたんだもの・・・。

    気が付いたのは白岩温泉行きのバスに乗ってからだ。
    うーん・・我ながら情けない初歩的なミスである。でも結果オーライ。

    今度こそピョンヘ到着。日が暮れて薄暗い。白岩温泉まであと少し。
    乗客は皆降りて私だけになってしまった。
    すると運転手が私にもバスを降りろと言う。えーなんで。
    切符を見せると、わかったわかったと言いながら降りるよう指示。
    半信半疑でバスを降りると他のバスからも降ろされた乗客が何人かいたようだ。
    まとめられ一台のバスに乗せられて白岩温泉へ向け出発。
    こーいうことだったのね。
    バスは山の中へと入っていく。15分後、温泉街のネオンが見えてきた。

    すったもんだの末、ようやく白岩温泉到着。
    ジャスト7時でした。お疲れ様。

    ③に続く

    • いいね! 0
    • コメント 1件

    韓国になれてくると

    声が大きくなるし、
    厚かましくなるとは
    思いませんか?

    食堂で、アジュマーと、
    大きな声を出したり、
    分けの分からん時に、
    大きな声を出したり。

  • 良洞民俗マウルと白岩温泉の旅 ①→ワーパチパアチ

     やはりヤマネコだけあってワイルドですね。
    物凄い生命力を感じます。「ヤマネコ」ワールドの始まりですね。
    良洞民俗マウルは僕も行きたいところのひとつです(岡山兄から
    紹介されました)ここのところ、身入りが少ないのと休ませてくれ
    ないのとで、1月以来旅行していません。解禁になったら、真っ直ぐ
    韓国でしょうね。

     今後の展開楽しみにしていますね♪

    • いいね! 0
    • コメント 1件

    解禁→速攻で韓国にダイブですか

    こんにちは、ワイルドキャットのヤマネコです。

    良洞民俗マウルは慶州から一日か半日で行ってこられるので、ちゃちゃっと行ってこられるような場所だと思いました。

    今回も失敗がたくさんあった一人旅でしたが、失敗も収穫のひとつ。
    なんとかなるさ、ですよね。


    • いいね! 0
    • コメント 0件
  • 良洞民俗村は両班の村だから、

    威厳があったでしょ。

    良子洞駅なんて、無人駅だから、
    ここから列車に乗ろうとする
    発想すら、すっごい、勝れている。
    外から駅を見たら、単なる、線路ばただもん。

    旅クマさんと、韓国をかじってこられたとは、
    これまた、感心。

    ヨンドクは、夏でも、蟹がおりました?

    • いいね! 0
    • コメント 1件

    あの蟹は・・・

    お褒めの言葉をいただき、誠に恐縮です。
    ぶらり旅が好きなので全然苦には感じませんね~。
    田舎巡りは本当に楽しいです。

    良洞民俗マウルは以前からずっと訪ねてみたかった場所でした。
    ひとつ残念だったことは、村のど真ん中に教会があったことです。
    時代の流れとはいえ、ちょっとしらけてしまいました。

    それと、ヨンドクにも白岩温泉にも、ちゃんと蟹がいましたよ。
    ガラスケースの中に、ピチピチの蟹がいーっぱい。
    あの蟹は、まさか去年から持ち越しているものでは?
    どうなんでしょうか。

    それとも捕れたてピチピチな蟹なんでしょうか・・・

    • いいね! 0
    • コメント 0件