レポート

兎たちを追っかけて、ブリュッセル&ウィーンへ(嘘) 後編

公開日 : 2005年06月01日
最終更新 :


どうしようか迷いましたが、エリアが分かれてたので、
以下↓のブリュッセルレポートの続編であるウィーンレポートは、
こちらに投稿してみました。
http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/thread.php/id/13/-/parent_contribution_id/13/

<4日目> 5/7(土) ブリュッセル → ウィーン泊:その参
から始まります。

  • いいね! 0
  • コメント 9件

9件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    05/06/01 18:11

    たくさんの兎

    フロイト博物館(記念館?)に行かれたんですね。
    私も行けたら行きたいと思っていたところでした。
    (もう一つのところにありましたが、ここは美術館ではないですよね。^^;
    こんな時、掲示板に自分で訂正出来る機能があったらいいのにと思うのは私だけではないはず!)

    私もこの初春のウィーンに行ったのですが、レポートの途中で過去ログになってしまいました。(_ _)
    言い訳をすると、私の場合、レポートが進むにつれて、あとは自分の世界という感じになってしまうのです。
    素人なりに著作権のようなものが無いということにもちょっと引っかかったり・・。
    でもまぁ、たぶん、ズボラというのが大きな理由なんですけどね。

    そんなこんなで、レポートは一気に仕上げるのがいいかもしれませんね。
    面白かったです!これから行く人は大いに刺激になりますね。

    ブラボ~!?

    • いいね! 0
    • コメント 1件
    05/06/01 23:34

    誤:フロイト美術館 / 正:フロイト博物館


    ご指摘有難うございます。ほんと、思いっきり間違えてますね・・・。

    確かフロイトの子供だか孫だかが絵を描いていた様な気もしますが、
    本人が画家だったなんで、聞いたこともないですしね(汗。

    ついつい、十把一絡げで博物館も美術館とタイプしてしまうので
    気をつけてたつもりなんですが、最初につまずくとは、お恥ずかしい。
    ほんとこういう時、訂正が出来れば、と思います。
    (やろうと思えば、そういう風なシステムに出来る筈なんですけどね。)

  • 05/06/01 14:18

    <8日目> 5/11(水) 機内 → 成田着


    ・ゼクト@オーストリア航空機内

    さて、ここで最後のミッション(なんていうのは大袈裟だけれど)が
    残っている。オーストリア航空機内でゼクトを頂く、がそれである。
    最初のドリンクサービスで、「ゼクト」とお願いするが、なんて言ってるのか
    わかんないと言われる。頑張って何度も言い直すが通じない。焦っていると、
    隣に座っていた女性が、助け舟を出してくれ、GETする事が出来た。
    お姉さん、その節は有難うございました。

    日本酒は辛口のが好き(っつっても呑めないん)だが、ワインは白の甘口のが
    好きである。このゼクトは、甘口ではなかったが、炭酸が入ってるので、
    呑みやすい。なかなかいける。
    調子に乗って、もう朝食の時間なのに、トイレに行った帰りにもらいに行く。
    やはり、「ゼクト」では通じない。やけくそになって、「スパークリングワイン」
    と言ったら、通じた。思い切り日本語読みだったのに・・・。
    ゼクトをもらって、“ダンケ シェーン"というと、アテンダントの女性が、
    にっこりと笑って返答してくれたので、最初に言葉が通じずにブルーになっていた
    気分が、一気に晴れた。
    些細な事だけれど、旅の最後の気分って、旅全体の印象に影響する様な気がするので
    嬉しくなり、その後きた朝ご飯を食べながら、おいしくゼクトを頂いた。
    (※いくらなんでも日本にいる時は、流石に朝からアルコールは呑まない。)

    しかし、ガイドブックにも「ゼクト」で載ってるのに、一体ドイツ語ではどう
    言えば通じたのか、謎である。
    「スパークリングワイン」でもらえるとわかったから、いいんだけど。


    ・成田着 → 帰宅

    成田にも無事つき、税関もさっさと抜けて、後は帰るだけである。
    京成の駅に向かうエスカレーターに乗った時、ポケットからSDカードが
    転げ落ちた。
    パスポートより大事(といって過言ではないかもしれない)写真が!と慌てて
    拾おうとした時、体重がかかり、スーツケースが倒れそうに・・・。なんとか
    食い止められてほっとした。
    将棋倒れの加害者になんてなってたら、とんでもない事である。めちゃめちゃ
    冷汗をかいた。


    そして、帰りは交通費をケチって、京成の、スカイライナーではなく特急に乗った。
    隣に座っていた若い女性2人組は、お年寄りに席を譲った上に、1人はこれから
    学校に向かうという話をしていた。
    海外旅行帰りにそんな体力が残っているなんて、若いって凄い・・・凄すぎる・・・
    と感嘆。
    しかし、この特急が割と混んでいるのを見て、日常的に乗る人々の邪魔になるから、
    やはり特急ではなくスカイライナーで帰るべきであったかと、反省した。
    だが、約千円の違いは、大きすぎる・・・。情けないが、悩ましい。

    最寄駅に着き、スーツケースの重さに耐えられず、ワンメーターの距離をタクシーで
    帰宅。(特急利用で浮いた千円がここで活きる・・・・・・。)

    これにて、旅は終了。自分にしては、上出来の旅であった。
    (借金が)癖になりそう、である・・・・・・・・・。


    ----------
    最後に。
    こんなだらだら長々なレポートをお読み下さいました方、お疲れ様でした。
    読み難さにお詫び申し上げるとともに、お付き合い下さいました事に
    お礼申し上げます。
    有難うございました。

    • いいね! 0
    • コメント 2件

    ぶらぼ~!

    すごい。詳細な上に飽きさせない書き方はすごいです。
    ともすると、長いレポートって失礼ながら飽きちゃったりするんですが、楽しく読ませていただきました。
    ブリュッセルはますます行きたくなっちゃったし、この間行ったばかりのウィーンは反省する事しきりです。
    やっぱり一人旅の方が、濃い旅程を組めますよね。
    今度は友達、置いて行こう。(笑)

    お役立ちレポートをありがとうございました。
    カーテン・コールなら、ブラボーものです!

  • エリア指定なし

    どうも、この掲示板の見方がわかってないんだけど、
    エリア指定なしの所に、m25嬢は、「死せるダーリン」
    を載せるの?

    だったら、そこにコメントするかぃな・・・
    まだまだレポート読めていないのである!
    (本日月初め)

    • いいね! 0
    • コメント 1件

    セルクライエスはいつも寝そべっている・・・

    m25嬢の死せるダーリン・・・
    汝の名は「セルクライエス」

    触った人たちに幸福をもたらすと言われている・・・
    Brusselsでは毎日、Gland Placeをふらふらするたびに、
    スリスリ触ってきたが・・・?

    まだ、宝くじで8億円は当たっていない・・・

    「汝の幸運まだ我が(lll)に来たりず?」

  • 05/06/01 14:14

    <7日目> 5/10(火) ウィーン発

    さて、はや最終日となった。
    午後のフライトだと早起きしなくて済むので、めちゃめちゃ有難い。
    かといって夜便でもないので、観光する程の余裕はない。
    が、ホテルのすぐ近所に、フロイト博物館があり、9時から開いている。
    朝食を終えたのが9時過ぎで、出発予定が10時過ぎ。
    駆け足の観光もどうかと躊躇したが、折角の立地を利用しないのももったいないと
    思い、とりあえず行ってみる事に。

    ・フロイト博物館

    フロイト博物館は、外観だけでなく、内部の階段や踊り場付近も、どことなく
    風情が漂う建物だった。
    ブザーを押しながら表の扉を開けて中に入り、更に階段を上ってすぐ左のドアの
    ブザーをまた鳴らして、館内に入れてもらう。
    幸か不幸か、言葉が出来ないが故に解説も本も見なくて済むので、あっという間に
    観終わった。壁にかかってる見取り図をみると、受付の裏にもまだ部屋がありそう
    なんだけれども、なんだか入れそうな気配ではない様に感じられたので、
    確認もせずにさっさと諦め、後にした。
    ちょっと物足りないくらいで、滞在時間は30分にも満たなかったが、
    診察室に足を踏み入れ、ここでカウンセリングなんかやってたのかと思うと
    感慨深く、更にこの空間がシュルレアリスム誕生にかんでいたのかとも思うと、
    なんだか感極まった。


    ・CATへ

    観終わるとそそくさとホテルに戻り、チェックアウトを済ませ、タクシーを
    呼んでもらう。今回もタクシーはすぐに来て、ホテルの前ではなく2階の
    フロント脇で座って待っていたら、そこまで上がってきて、スーツケースを下まで
    降ろしてくれた。有難かったのに、チップを弾み損ね、後で後悔。
    タクシーはリンクに沿って走った様で、2日間通ったミュージアムクオーターを
    眺めつつ、CATに到着。料金は意外とかかり、10euroを超えていた。
    これにCAT代9euroをプラスすると、タクシーと10数euroしか変わらない。
    まあ、10数euroの違いは大きいが、あんまり得した気にはなれない。

    さて、オーストリア航空はここでチェックイン出来るので楽チンで有難い。
    スーツケースの重量は・・・19kg!心の中でガッツポーズする。
    お前はごみを捨てに来たのかと突っ込みたくなる程、服やら資料やら捨ててきた
    甲斐があったというものである。
    CATの券売機でクレジットカードの扱い方がわからず手間取ったが、何とか購入。
    空港へは15分程度なので、あっという間に着く。


    ・シュヴェヒャート空港にて

    早めに着いたので、郵便局に入ってエアメールを8枚書いた。
    前日に出した時は1枚1.25euroだったので10euro札を1枚出すと、
    足りないと言う。サイズが大きいものは、1枚1.75euroだった。
    前日にも大きいサイズの葉書を出したのだが、全て1枚1.25euroで
    請求されていたので、まさか料金不足で届かないなんて事にならないかと
    心配したが、無事に着いていた。
    でも、前日はもらえた、“優先”のシールはこの日はもらえず。
    人に寄って対応に差が有り過ぎる様な・・・。

    出国審査を抜けて、免税店のデメルを見ると、スミレの砂糖漬けは、19euro。
    なんか安くない。デメル本店ではいくらだったか忘れてしまったが、店で買った方が
    安かったなんていうのだろうか?買う気がそがれてしまった。

    後はお土産のタバコと缶ビールを買い、しばし待ったのち、搭乗ゲートへ。
    しかし、シュヴェヒャート空港、搭乗ゲートの中も外も、椅子が少ないのは、ちと辛い。

    • いいね! 0
    • コメント 0件
  • 05/06/01 13:53

    <6日目> 5/9(月) ウィーン泊:その弐


    ・雑貨屋(?)

    ミュージアムクォーターの近くまで来た時、ふと雑貨屋らしき店のショーウィンドーが
    目に入った。安い小物とかありそうなので、お土産を探しに店に入る。
    お店のマダムの流暢な英語にカタコトの英語でやりとりしたのだが、買い物の楽しさを
    満喫した。
    こちらが一通り見終えるのを待って、こんなのがあるのよ、と品物を出してくる。
    興味を示すと、小さな動物の置物、小さな木の札に動物を掘ったもの、などなど、
    これとあれと・・・と、シリーズものを全部、種類が被らない様に並べていく。
    これはいくら?こっちは?と値段を尋ねると、1つ2euro程度だったので、
    お買い得だといくつか選んでいると、小さな木の塊を出してきた。なんだろうと
    顔を上げると、塊を下から指でぴょこぴょこ突付く。木をくり貫いて窓が描いて
    あるので、下から突き上げるとお城か要塞の体を成す。突き上げ具合で
    好きに建物を形作れる。
    商品のユニークさとマダムのしぐさのユーモラスさに、思わず、いや迷わず
    お買い上げした。
    人とのコミュニケーションやお買い物を楽しむって、こういう事なんだ~、
    思ってたより小難しくないんだ、とすっかり嬉しくなって、いい気分で店を出た。


    ・レオポルト美術館

    ようやく昨日来たミュージアムクォーターにまた戻ってきた。
    入ってすぐのフロアで1900年のウィーンだとか何とか称した展示をやっていて、
    クリムトも数点展示されていたが、風景画や肖像画等がほとんどで、いかにも
    クリムトといった作品は1点くらい。おお、クリムトだ~とは思ったものの、
    1点だけではなんだか物足りなかった。

    5/13から展覧会をやるとかで、クローズされている階や、展覧会の為に
    移動中で観れない作品もあったが、今回も下から上まで、一通りフロアを廻る。
    幸い、シーレの方は、有名な自画像や風景画が並び、その独特の空気を堪能出来た
    (様な、気がする)。

    一通り廻り、書籍が豊富だとかいうミュージアムショップへ。
    確かに豊富そうだったが、ただでさえ外国語は出来ないのに、独語の本は
    尚敷居が高いので、書籍は素通り。


    この時点で17時半くらい。まだ時間は早いが、お昼ご飯を食べていない
    (というか、ケーキだった)ので、お腹が空いた。
    ここのミュージアム内のカフェはおいしいと聞いていたので、カフェに入った。
    時間が中途半端だからか、空いていた。
    テラス席(テラスというよりガラス張りの壁だったかも)に行こうとすると、
    そこの席は18時迄と言うので、屋内の席に着く。

    何か食事メニューはないかと、ガイドブックとメニューをひたすら見比べた。
    大抵の店では、まだこちらがメニューにかじりついている段階で注文を取りに
    来るので焦ったが、ここはメニューから目を離してもしばらく来なかった程
    放っておいてくれたので、じっくりと検討する時間が取れて助かった。

    で。食事といえるメニューは、ヴィーナーシュニッツェルくらい。
    他所の店だったが、ガイドブックで皿からあふれんばかりのカツがのっている
    写真を見て、カツが苦手な自分は、こんなもの食べられんと思っていたのだが、
    これしかないので、しかたなく注文した。
    ビールは、独語圏という事で、黒生やろ~とDunkelにする。
    ちなみに、ビールはラージサイズを頼んだら、でかいゆえの反動か、テーブルに
    置いた時にこぼしてしまった。そしてこぼした後を、目の前で拭かれるという
    居たたまれない羽目に。

    ま、それはおいといて、ヴィーナーシュニッツェル!うまいのなんのって。
    レモンを絞らずに頂いても全然油ぎっていない。感動してひたすら黙々と食した。
    ただ、付け合せのじゃがいもは、なぜか油に浸かった状態でやってきたが・・・。
    予想外の収穫である。閉店間際のスーパーで缶ビールも仕入れ、ご機嫌で
    ホテルに帰った。

    • いいね! 0
    • コメント 1件
    05/06/03 13:54

    レオポルト美術館のカフェ

    初めてわたくしがレオポルト美術館に行ったときは、
    開館して半年足らずの時でした。
    で、そのときがわたくしの初ウィーン旅行。
    あこがれのクリムトやエゴン様の作品を観た後、カフェに入ったら
    (昼時)、超満員でカウンターしか空いてない。
    とりあえず座ってメニューを見たら、ドイツ語メニューしかない。
    (その後、一度も英語メニュー見たことないけど、あるのか?)
    全くドイツ語が分からなかったわたくしは、何が出てくるか分からない
    スリル(?)を味わうため、テキトーに頼んだらパン2つ、
    ハムエッグが出てきました。
    以来、レオポルト美術館に行くたびにこのハムエッグを何故か
    頼んでしまう。

    食事のメニュー、ヴィンナーシュニッツェルしかなかったっけ!?
    スープとかはあったのを覚えてるが.....。

    とにかく、初めてのヴィンナーシュニッツェルが美味いのに当たって
    良かったですねぇ。 不味いのはホントに不味いからね。
    MU○○Kのとか(笑)。

  • 05/06/01 13:48

    <6日目> 5/9(月) ウィーン泊:その壱


    残念ながら月曜日なので、軒並み美術館はお休みである。
    そんな中レオポルト美術館は月曜も空いているので、迷う事なく行先は決定。
    やはりウィーンに来たら、シーレとクリムトは観ておきたいし。
    (であれば、ほんとはヴェルベデーレ宮殿も行っておくべき場所では
     あったのだが、今回は時間が足りずに断念。)
    が、まずはその前に、デメルのザッハトルテである。


    ・ザッハトルテ@デメル

    外面はこじんまりしてるようにも感じられるが、中に入るとなんとも重厚さの漂う
    空間である。
    普段なら場違いで居心地の悪い思いをするはずだが、ここ数日で予想以上に
    図太くなったんで、結構平気になってきた。
    お決まりのザッハトルテを注文後、なんだか一口サイズのパイともケーキとも
    つかぬものを発見し、追加でお願いする。結局この小さいのは何だったんだろう。
    (メニューから選ぶのではなく実物を見て頼んだので、名前を確かめ損ねた。)
    テーブルが2つしかなかったが、すぐ空いたので有難く座る。
    (後で、奥にもスペースがある事に気づいた。奥だったらもっと寛げたのかも。)
    飲み物は、折角だからここならではのものを頼みたかったが、そういうのは
    値もはるし、昨日の反省もあり、普通の珈琲を頼んだ。

    ホテルザッハーとは違って、クリームは添えられていない。ちょっと残念。
    ケーキはやはり甘かったが、ま、(ウィーンでは)こんなものだろう。
    デメルは地下に博物館みたいなのがあるらしいが、ものぐさが顔を出し、
    今回はパスする。
    デメルにはスミレの砂糖漬とやらがあるとかで気になっていたのだが、
    小さな箱が10数euroもする。高い。
    空港の免税店で安かったら買おうと思って、お土産は何も買わずに店を出た。


    ・シュテファン寺院

    デメルから近い事もあり、折角だから少しは観光らしい事もしようと、
    レオポルト美術館に行く前にシュテファン寺院に寄る。

    流石の大きさである。中もまた広い。美しそうな祭壇は、信者以外は遠巻きに
    観るしかない様でちょっと残念だったが、どちらを向いてもたいした装飾である。
    2階のステンドグラスが、よくあるきらびやかなものと印象が異なり、青と赤が
    鮮やかである。これも近くで観られず、残念だったので、絵葉書を買った。

    さて、馬鹿と煙は高いところに上る、というからには、塔にも登っておかねば
    ならない。
    この寺院には南塔と北塔の2つの塔があるが、どちらも有料なので、今回は北塔だけ
    にする。
    狭い階段を息切れしながら上る。有料の望遠鏡もあるが、眺めはよくとも
    鉄格子越しの風景なので、写真を撮るには辛いものがある。
    ウィーンの街全体が見渡せるが、土地勘がないので、どちらに何があるのか
    よくわからない。

    何気に眺めていると、外観工事の足場の隙間を、エレベーターが下りていく。
    工事用のエレベーターなんて初めて見た。
    タイミングが合わず、写真が撮れなかったのが惜しい。


    ・セセッシオン

    シュテファン寺院を後にし、レオポルト美術館に向かう。
    適当に歩いていると、途中でセセッシオンに出くわした。
    観たいと思っていたのをすっかり忘れていたので、ラッキーである。
    少し前に降り出した雨が上がるのを待って、写真を撮りまくる。
    植木鉢の足元を支えている亀たちがなんともかわいい。
    中も気になるが、今回は外見のみで我慢する。

    • いいね! 0
    • コメント 0件
  • 05/06/01 13:45

    <5日目> 5/8(日) ウィーン泊:その弐


    ・ブリューゲルトルテ@美術史博物館のカフェ

    とりあえず、美術史博物館に来た最大の目的は達成したので、
    カフェでブリューゲルトルテを頂く事にする。

    カフェは混んでいたので入口で並んでいたのだが、相席しようという人は
    どんどん中に進む。
    で、席に着いた途端、他のテーブルが空いたとみるやそこに移るので、いつまで
    たっても席に着けない。埒があかないので中に入って待つ事にしたが、それでも
    後から来た客がどんどん中に入ってくるので、いつまでたっても座れないのでは
    ないかと真剣に心配した。
    まったく、どうやればうまくいったんだろうか。

    ようやく席についてメニューを開くと、お目当てのトルテと思われる名前が
    載っていない。
    独語だろうと英語だろうと、ブリューゲルはブリューゲルの筈なのに。
    訝しがりながらウェイトレスにブリューゲルトルテがあるか訊くと、
    あるというので、本当に通じてるんだろうか、と思いつつも、頼む。
    飲み物は、温かいものは出来ないというのでアイスティーを頼んだが、何故か
    ピーチ味と思われる甘さだった。

    そしてトルテは・・・ケーキの上に丸い小さな紙製の絵が飾ってあったのだが、
    これが音楽家か貴族の様なおっちゃんの顔なんである。
    ・・・モーツァルトトルテと名づけそうになった。一体誰なんだ、このおっちゃんは。

    帰国後、ブリューゲルトルテを勧めてくれた友人に写真を見せたところ、
    どうもこれがやはりブリューゲルトルテとの事だった。
    しかし、メニューの件といい、得体の知れぬおっちゃんといい、謎だらけである。

    肝心の味の方は・・・別にアイスクリームではないのだが、ちょっと溶けかかった様な
    ぺったりした甘さだった。ザッハーの甘さで味覚が麻痺していたと思われ、
    正確なところはわからない・・・。


    ・白アスパラ3皿目 @ロイポルト

    食べる事も楽しみの一つとはいえど、言葉も出来なければ場慣れもしていないので、
    旅行時、飲食店に入るのは結構勇気がいる事だったりする。
    ウィーンは初めてなので尚更である。ハナからガイドブックにお世話になる事に
    していたが、なかなか決めあぐねた結果、“Leupold”を選ぶ。

    ガイドブックに「カフェとレストランに分かれている」と書いてあったので、
    そんなややこしそうなとこ、まごついたりしやしないかと心配だったのだが、単純に、
    入って左手がカウンター席、右手がテーブル席と、左右に分かれてただけであった。
    何の事はないが、やはり勝手がわかっていなかったので、間違えた。
    店に入ると、「ご自由におかけ下さい」みたいな事が書いてあったので、
    挨拶もそこそこにカウンター席に座ったら、食事するならあっち、とテーブル席への
    移動を促された。
    (カウンター席には、いわゆるカウンターだけではなく、テーブルより小さな
     専用カウンターが付いたテーブル席形式のものもあったので、そこに
     着席した。)

    で、席を移動すると英語メニューを持ってきてくれたのだが、これが痛かった。
    もともと英語が出来ない。独語はもっと出来ないが、ガイドブックには、
    主な料理名の独語一覧があったのでそれで調べる事が出来るが、もちろん
    英語までは載っていないので、調べる手立てがない。
    しまったと思ったが、「オーストリア アスパラガス」の文字を発見し、
    あるなら食べるべし!と注文した。

    「アスパラガス」の横に“moule”の文字が見えたので、まさかアスパラガスに
    ムールがついてくるのか?だったらお得だ(ってどういう組合せだ)と
    期待していたら、アスパラガスに添えられていたのは、お肉だった。
    ムールでないのは残念だったが、アスパラガス以外も味わえてラッキー、と
    おいしく頂いた。
    ブリュッセルのアスパラより太めで、ナイフを入れやすい固さ。やはりおいしく頂く。
    ブリュッセルだけでなくウィーンでもアスパラガス食べられて、ご満悦で
    ホテルへ帰った。


    が、ホテルでやや機嫌が斜めになりかける。
    この日もらってきた各種パンフを眺めていると、美術史博物館とレオポルト美術館の
    セット入場券があり、2euroお得だという。しかも、当日のみ有効ではなく、
    1週間くらい有効らしい。たかが2euroだが、美術館だらけのウィーンで
    敢えて選んだたった3つの中の美術館がセットだなんて、なんだか凄く悔しくなった。
    が、よく考えたら美術史博物館では学生料金だったので、セットでチケット買うより、
    得したのか・・・。なんだかな。

    • いいね! 0
    • コメント 0件
  • 05/06/01 13:41

    <5日目> 5/8(日) ウィーン泊:その壱


    ・ザッハトルテ@ホテルザッハー

    折角ザッハトルテの本場に来たのだから、1つでも多くケーキを食べたいと思った。
    幸いカフェはわりと早くオープンするので、美術館に行く前にまずザッハトルテを
    食べに行く事にした。

    ホテルザッハーには、左側にも右側にも飲食店らしき入口がある。
    果たしてどちらで食べられるのかわからなかったが、とりあえずショーウインドウが
    あり、観光客が出入りしている右手の店の入口から入った。
    ウィーンのカフェは勝手に席に着いてよいというのを知らなかったので、
    しばしぼーっと待った後、カウンターの人に声をかけるも、反応が冷たい。
    とりあえず、好きな席に座ってよさそうだと思われたので、空いていた席に
    座って待つと、ちゃんとギャルソンが来てくれた。
    が、まだメニューをろくに読み終わらないうちに注文を取りに来るので焦ったが、
    まあ、向こうも客の目当てくらいわかっているので、ザッハートルテでしょ、と
    注文完了。

    で、来た。こんもりと盛られたホイップクリームとザッハートルテが。
    甘~~いケーキを甘くないホイップクリームで中和するからいいんだ、と
    聞かされていたが、それでも甘い。
    しかも、飲み物も、名前にザッハーが入っていたというだけでウインナー珈琲の
    様なものを頼んでしまい、甘さ倍増。
    ちなみにこの珈琲、生クリームの上からグラスに入ったチョコレートソースを
    かけるのだが、甘いと思って砂糖を入れずに(=スプーンでかき混ぜずに)
    飲んだら、底にお酒が滞留していた。
    飲み終わる頃にどかっとくるアルコールは、きつかった。
    ・・・敗北。
    あまりの重さに昼食を取らなかったが、昼過ぎて尚、胃は重いままだった。


    ・ MUMOK

    とりあえず、ホテルザッハーとデメルで本番のザッハートルテを味わう!と
    いうべたなミッションのうち1つを達成したので、次の目的地、MUMOKへ向かう。

    この美術館は残念ながら撮影不可であった。なんだかよくわからない展覧会を
    やっていたが、とりあえず、下から上まで一通りさっと流す。足を止めるのは
    20世紀美術あたりである。
    明るくて広々とした館内はなかなか観やすくていい。

    どんな作品を所蔵しているのか一度来てみたいと思っていた美術館に来る事が出来、
    満足してすぐご近所さんの美術史博物館に向かう。


    ・美術史博物館

    美術史博物館と自然史博物館、よく似たどでかい建築物が向き合う様は迫力がある。
    写真を撮った後、中に入った。残念ながら入場券はカード不可の様だったが、
    お札を出すとおつりが返ってきた。どうも、学生と思われたらしい。混んでたので
    いちいち確認しなかったんだと思われる。

    そして美術館の中へ踏み出すと、重厚かつ華麗な空間に圧倒される。あまりの豪華さ、
    見事さに見とれるばかりで、クリムト作の壁画をそれとは気づかず見過ごして
    しまった。

    とりあえず日本語のパンフを購入したが、これを見てもガイドブックの地図を
    見ても、なんだか部屋の位置がよくわからなかった
    (自分がわからなかっただけで、わかる人はわかると思われる)。

    適当な部屋から入ったが、すぐにブリューゲルのコーナーに当たった。
    ああ、やはりすごい。「雪中の狩人」に「バベルの塔」、「子供の遊び」まである。
    ブリューゲルを観るならばウィーンで、という評判通りだ、と感心する。
    充実のコレクションを一度観てみたいという願いが叶い、しばし独特の世界に浸る。

    • いいね! 0
    • コメント 1件
    退会ユーザ @*******
    05/06/02 17:56

    美術史美術館にて

    美術史美術館のクリムトの壁画は私も気がつかなくて、あとで愕然としました。
    よほど気を付けておかないと、意外と見過ごしてしまうもののようですね。

    ブリューゲルのコレクションはほんと、よかったですね。
    私は評判は知らなかったのですが、解りましたよ。
    ブリューゲルって、こんな絵を描いていたのかと関心してしまいました。
    面白いんですよね。

    個人的にはクラナハの絵に対面出来てよかったです。

    ガイドブックは、まず、一階の入って右側にあるショップで、高いけれどもこの分厚い図録しかないと購入を決め、
    そして帰りに寄ったのだけど、まだ閉館時間前なのにもう入れなかったのです。
    すごく心残り。

    2階にもショップがあって、ここでは買物しましたけどね。
    いくつかのブリューゲルの絵が表れる四角いキュービックみたいなものとか。

  • 05/06/01 13:37

    <4日目> 5/7(土) ブリュッセル → ウィーン泊:その参


    ・ウィーン到着

    ウィーン空港に着くとすぐ、リムジンサービスのカウンターに向かった。
    3社程並んでいるのだが、全部の値段を尋ねた上で選ぶ交渉能力はなかったので、
    電話中のところとカウンターがやや派手そうなところを外すという消去方で選ぶ。
    リムジンサービスには往復割引があるらしいのだが、帰りは日中なのでバスかCATを
    使う事にして、片道で頼んだ。35euro。
    タクシー乗り場はカウンターの左手を出てすぐだが、軒下ではないので、雨の日は
    辛そうだ。(実際、小雨が降っていた。)
    初めての都市という事で、あれこれ考えたり緊張したりしてるうちに、ホテルに着く。


    ・ウィーンのホテル“HOTEL GOLDENER BAER”

    ホテルは、“HOTEL GOLDENER BAER”。
    JTBのwebから予約した。ディスカウント価格ではなかったが、万一予約が
    漏れててもこの価格なら正規料金で泊めてもらえればいいや、と思える値段である。
    ウィーンにしては安いと思われる、1泊70euro弱。
    リンクのすぐ外にあるのでタクシーもホテル前につけられ、リンクも徒歩圏内と
    なかなか場所がいい。

    流石にそんなに部屋は広くなかったが、(通路を遮る形になったが)スーツケースも
    なんとか広げられ、バスタブはないけれどシャワーブースはちゃんとスライド式ドアで
    仕切られ、部屋の感じも悪くない。
    気になったのは、以下の3点。
     1.あるはずのミニバーがなかった(ドリンク類はフロントで購入可能)。
     2.リフトがなかった(少なくとも入口からフロントまでは階段)。
     3.やや古さを感じるかもしれないところ
       (部屋自体は不潔ではなく、むしろ居心地はよかった。
        備品がぴかぴかの新品ではないという程度で、気になる程ではない。
        ただ、入口から地下に通じる階段があるのだが、その周辺はなぜか
        掃除されておらず、埃だらけだったのがちょっと気になった。)
    でも、20kgのスーツケースを持って階段を上がるのが辛いのと、
    冷蔵庫で飲み物を冷やせない事以外に不満はないので、次回ウィーンに来る事が
    あれば、選択肢に入れると思う。

    • いいね! 0
    • コメント 0件