クリスマスと年末

その時期だけの楽しみも．．．

私は、イタリアには数回行っていますが、休みの関係で今までクリスマス、年末年始、お盆の時期にしか行ったことがありません。

雪で飛行機が遅れたり（ミラノ）寒かったり、大変なことも多いですが、この時期にしか見られないもの、できないことを探すのも楽しいですよ。

4年前の12月24日にヴァチカン博物館に行ったときは、10時くらいに到着して待たずに入れました。中のレストランもすいている印象でした。

たしか24日まではサン・ピエトロ広場にあるプレゼピオに幕がかかっているか？キリストの人形が置いてなくて（うろおぼえですみません）、25日過ぎるとキリストが生誕したプレゼピオに変わっていました。

24～25日をオルビエートで過ごしたときには、閉まっている店も多く、午後3時くらいにはほとんどすべての店が閉まってしまい、がっかりしたのを覚えています。

28～30日までアッシジに泊まった時には、おみやげ屋さんも切り売りピザ屋さんも夜8時くらいまでは開いていて、観光客も多く、特に不自由やさみしさは感じませんでした。ただ雪が降って、路面がすべって歩きづらかったです。

ヴェネツィアは、クリスマスだったか？年末年始だか？思い出せませんが、観光客が多く、店もレストランも開いていて、市場や美術館も堪能できました。

ローマでは、1月1日に行くあてもなくサン・ピエトロ広場にたどり着いたら、延々と続く華麗なパレードと窓から手を振るローマ法王を見ることができ、とってもラッキーでした。

31日の夜は、ヴァチカンのホール？で行うコンサートをＴＶで生中継するので、ホテルの部屋で気に行った歌手の名前をチェックして、ＣＤを買ってくることにしています。

この時期は田舎に行くと大変ですが、ローマ、ヴェネツィア、アッシジはそれなりに楽しめると思います。

観光にはかなり苦労します。

宿は心配する必要はないでしょう。
キリスト教圏の人たちは、クリスマスは家族と過ごすのが基本ですから。

ただし、地方から都会に出ている人たちが２５日までに帰省しようとするので
２４日までは、列車は、区間によってはかなり混みます。

主な観光名所は２５･２６日、１月１日は休みです。
ただし、ところによって２６日は開いていることもありますから、
行きたいと思っているところについては、個別に調べておく必要があります。

２５日でも教会は開いています。
（教会内の、別料金で見られるところは休みだったりしますが）
クリスマスならではの、プレゼピオ（キリスト誕生のシーンを再現する、人形などの飾り）を楽しむことができますよ。

困るのが、地方の公共交通機関の休み。
国鉄は、それなりに走っていますが、都市から近郊へのバスなどは
２５日と１日は全く動かないとか、午前中全面運休とかあります。
イタリアの定番観光都市（ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアなど）を回る分には
それほど困ることはないでしょう。

お店は２４日までは開いていても、２５・６日はまず閉まります。１日も。
それから、１２月３１日の夕食は予約しないと、ろくなところで食べられなくなります。
そのほかの日も、この時期は庶民的な店は、休んでいることが多いです。

クリスマスのイルミネーションなど、この時期ならではの楽しみもありますから、
下調べはをきちんとしていけば、かなり楽しめると思いますよ。