レポート

NY-DC小旅行の乗物1…アムトラック

公開日 : 2009年02月15日
最終更新 :

今回のNY行き、オバマ大統領の就任式をおっかけたくてワシントンまで小旅行に行くことにしました。あこがれのグレイハウンドはもちろんのこと、もうひとつのあこがれ、アムトラックにも乗りたい・・・となると、片道ずつ乗るしかないか・・・。

ウエブで予約できるのですが、乗物は飛行機以外は日本からは極力予約しない主義なのと、アムトラックはともかく、グレイハウンドは予約なんかいるか・・・今は違うのかも知れないけど。とはいえ、NY-DCの時刻表はウエブサイトから印刷。持っていくことにしました。

 行きはアムトラック。朝、3時~5時台発を目指したのですが適当な便がアムトラックしかなく、二日前にペン駅に。ご存じの通り、DC-NYは飛行機に対しても十分競争力を持ち、それなりの便数が走っています。ペン駅の予約窓口に行く前に自動券売機に挑戦しましたが、失敗。窓口で買うことに。窓口でAAA割引を受けるためJAFカードを出したのですけど、会員番号が入れられず、断念。帰ってJAFに聞くと、会員番号はいらず、クラブ番号だけでいい。というのだけど、だめだったけどなあ。ベストウエスタンのウエブ予約も同じ。

 もらったチケットは航空券と同じで、へえと感心。アムトラックは自由席。と聞いていましたが、確かに席の指定は書いてないみたいです。ちなみに「アセラ」ではなく「リージョナル」で75ドル。5:45発、DCのユニオン駅9:05到着。

 当日は4時台に起き、50st8th駅には5時に到着。この駅はUPdownとDowntownが、別入口の対面式ホームなのですが、それを間違えて、駅員に断って入り直す(Unlimitedは改札に入って、すぐにもう一度はいることができない)ハプニング。この時間はA線が各駅停車でE線上を走っているのですが、どちらも来ないし、ホームが一つ下のC線も来ないし、ホームを結ぶ階段で見張る・・・で、先に来たC線に乗ったのが5:20。NYはおかげさまで地下鉄は鍛えられました。次はパリが目標。・・・・

 ところが5:30に着いたペン駅のアムトラックのコンコースでは、ホーム番号が出ていない。朝ごはんを買って待ってると、5分前に案内。客が多い時はどうするの。

 これがアムトラックの列車・・・アメリカ大陸で長距離列車に乗るのは初めてで、これが米国発展を支えた鉄道なのね。とか妙な感慨を持ちつつ、乗車。クワイエット車両に乗車。適当に座りましたが、座席配置や窓枠なんかも飛行機チックで、飛行機の方が米国の鉄道をまねしたのか・・・とも思いましたが、どうなんでしょう。検札の仕組みが分からないのでとりあえず座って待っとくしかない。

 なんと定刻発車。アナウンスは一切ありませんでしたが、この辺は中国並みです。地上に出てニュージャージーに渡ったあたりで、車掌が来ました。チケットの半券を切り取って、座席の上の網棚に検札済みのシールを張る。なるほど・・・・。

 食堂車とかには行かず、ひたすら車窓から眺める。・・・・東海岸は予想したどおりでしたが、テレビで見るような米国らしい光景(?)はなく、すこしがっかりでしたが・・・・フィラデルフィアに入る時が少し感激。ボルチモアからは人がどっと乗ってきて、確かにリージョナルだなあ。と妙に納得。空港駅からはあまり乗ってこなかったですが。・・・アナウンスはまあ親切なんですが、全て人力。せめてスペイン語放送くらいすればいいのに。

 ユニオン駅に入る時は風情がありますね。・・・これまた定刻よりやや早く到着。ペン駅はどっちかと言うと通勤がメインなので、新宿的な感じ(雰囲気は異なりますが)ユニオン駅は長距離がメインなのか、長距離客向けの施設が色々あって東京駅的。・・・気温20度台・・・・滅茶苦茶寒い。就任式の時もこのくらいだったはず。・・・・で、帰りの切符をとるべく、バスデポに向かいました。

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2件のコメント

  • Re: NY-DCのバス

    今はBOLTなど新しいバスの方が安くてキレイです。

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  • Re: NY-DC小旅行の乗物1…グレイハウンド

     その昔、日比谷にグレイハウンドの支社があったころ、何回か資料を取り寄せたことがありました。取り寄せた全米の路線図を机の上に張って、いつかはこれに乗ってアメリカ大陸を旅行する。・・・・それが夢でした。私は日本にドリーム号しか夜行バスが走ってなかった頃からのバス好きですけど、その私から見ても、ドリーム号とはだいぶ異なる。・・・・予約はいらないし、もし定員オーバーすれば、予備のバスを走らせる。車内は広いし、デポには何でもあって・・・・。

     トビの通り、ワシントン行きの二日前にペン駅に行ったときに、ついでにPABTのグレイハウンド(GLI)の窓口に行きましたが、すでにしまっていて・・・当日券はどこかで買えるのでしょうが、アムトラックに比べて著しい格差・・・いやな予感はしていました。

     当日。DCのユニオン駅に着いたその足で帰りの切符ゲットのためデポに向かいましたが・・・・ここってかなり「怖い」道ですよね。人通りから完全に外れていて、商店もなにもない道を7分くらい徒歩。平屋建てのデポへ。唖然としたのは周りになにもない、公共交通機関がない。・・・・空港や駅じゃないんだから車でくることはないはず・・・タクシーから降りていた人は何人かいましたけど。

     中は・・・・まあ、タイや中国のバスターミナルに比べれば劣るし、これがグレイハウンドのデポ・・・・少しショックでした。食事をするところが1か所、キオスクも1か所。これが首都のGLIのデポなの・・・・・

     NY行きはチケット売り場も乗り場も専用なので分かりやすい。20人くらい並んでいましたが、「ビジネスマン」という感じの人はいない・・・・ワシントンは黒人の比率の多い街ですが、7割が黒人、残りが私も含めてアジア系とヒスパニック、白人は一人、学生らしき人が並んでいました。

     チケット売り場でカードを切っているひとがいない。・・・・私が出したセゾンカードはすぐにACCEPTしてくれましたが、クレカを持てない人が多いのかなあ。NY-DCもまだ安いチャイナバスも走ってますしね。まだ、ここは裕福な方なのか・・・・今の日本もJRが「安い長距離列車」を減らしていった結果、「貧乏人はバスを使え。」となってきていますが、米国の方が先を行ってそう。

     17:00のバス・・・17:30のピーターパン社(PPP)のバスの方が早く着くのに、GLIにこだわりました。予約しなくてもいいはずですが、この時間で乗りそびれると深夜のPABTになるので、それは避けたい。という思いがありました。値段は35ドル。チケットは3枚つづりで、アムトラックよりしっかり(?)しているというか。

     ワシントンの1日も終わり、16時半頃、デポに到着。ここは本当に明るいうちに着くか、タクシーで行った方がいい。と珍しく思いました。で列に並ぶのですが、なかなか来ない。・・・・先に17:30のバスが来ました。私にしては珍しく突っ込んで状況を聞かなかったのも悪かったのですが・・・17:00と17:30が入り乱れて並びだしました。で、結局バスは来ず、先に17:30の改札をして、余った席に17:00組を乗せて出発。17:00と17:30組が合わせて10数人取り残されました。予備のバスは・・・・出ない。次の19時のバスまで待てと。・・・・・

     今まで、中国、タイ、コスタリカ、アイスランドの4か国で長距離バスに乗ったことがありますが、「そのパスが来なかった。」という経験は初めて。しかも、子供の頃からのあこがれのあのグレイハウンドが・・・・。もう悲しいやらなんやらで、そもそも次のパスに必ず乗れるかも(第一来るのか?)分からず、おかげで。いいチャンスだったのに、列の隣にいた美しいアジア系の女の子に声をかける気にもならず。・・

     19時のバスは予定通り来て、GLIの車両。先頭の方にいたので前から2番目の席。でも、日本の4列シートのバスと変わらない。・・・GLIのバスはパンフだともっと立派な・・・・(ちなみにこの会社、2度倒産しているのは知ってて書いていますので、念のため。)。カーテンがないのが私的には気に入りました。日本の夜行バスは無理やりカーテンを閉めるのでなかなか夜景が楽しめず・・・・わたしはナトリウム灯がちかちかするあの車内の方がすきですけどね。・・・

     ところが、ワシントンを出てちょっとしたところから爆睡。・・・・だって3時間も待たせるんだもの。・・・・気づいた時はニュージャージー。もうすぐマンハッタンに渡るところでした。PABTには定刻より10分近く早く到着。42stの地下鉄駅には24時ちょうどくらいにはいましたが、土曜日のせいもあってホームから人があふれるくらい一杯でびっくり。一度ホテルに戻ってから食事に出ました。・・・

     ということで、がっかりな出会いでした。もう一度乗る機会があるかどうか・・・・神のみぞ知る。ということですかね。

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