レポート

NWの事故/ラオスでみた事故

公開日 : 2009年02月20日
最終更新 :

いま、マニラ発成田行きのNWの事故がニュースで報じられてますが
2日前の帰国時にまさに乗ってきた便でした

危なかった~~

幸いにも死者は出ていないようですが
今回の事故は「乱気流に巻き込まれた」というもの。

帰国日をたまたま18日にしたからよかったものの
20日はもともと候補日に入っていた日程でした。

いつ起きてもおかしくない事故ですね。

・・・・・・

実はラオスにいたときも
チャンパサックからシーパンドンに向かう際
日暮れどき
ソンテオで移動したのですが
2~3台前のと思われるソンテオが事故ったらしく
車が道路脇に突っ込み
人々が路上に投げ出されて
動けなくなっている光景をみました

唖然とする光景でしたが
レスキューもくる気配もないし
近くに病院もない

かといって満員で荷台に座っているソンテオに
ケガ人をのせて
シーパンドンにいったところで
シーパンドンにも病院などなさそう

結局なす術もなく
自分たちを乗せたソンテオは
そのままケガ人たちを見捨てるかのように
その場を離れました

あのまま彼らは「放置されたまま」朝を待つしかないのであろうか

そして2~3本早いソンテオにもしも
自分が乗っていたら
自分も同じ目にあっていたのであろうと
考えずにはいられなかった

・・・・・・・・

ラオスは観光化されて
表面上は賑わっています

でも一皮むけば
発展途上国

コーラやスプライトは山奥にまであっても
病院などがない
という現実

・・・・・・・・

つくづく
こういう目に会わない旅行者は
運がいいだけなんだな、と感じる2つの出来事でした

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3件のコメント

  • 医療の問題は難しいです

    こんにちわ

    日本は医療の改善点が徐々に明らかになっていますが、発展途上国ではそれ以前の問題ですね。

    >日本では妊婦さんが病院をたらい回しにされ死亡する事件がありましたね。

    医療現場にいる人間にとってこのようなことは悲しいことです。
    細かいことを申し上げることは致しませんし、皆さんのご批判はお受けいたします。
    ここは医療関係の掲示板でないことは承知しておりますが一言だけ言わせて頂きます。

    私達医者も関係者も決して遊んでいたり、サボっている訳でなないことを理解して頂きたい。


    マンジンさま
    噂には聞いていましたがバンコクには素晴らしい医療施設があるようで次回の訪問時には現地の病院を覘いてみようかな?とか思いました。
    →バンコクで酒ばかり飲んでないで、少しは勉強しないといけません!

    交通の便が良い場所でありましたらご紹介下さい。

    トピづれで失礼致しました。




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    09/02/22 17:20

    日本の医療の問題点

    日本のお医者さんがみな遊んでいるとかサボっているなどとは
    自分は少しも思っていません

    素晴らしいお医者さんもたくさんいます

    ただし、日本の医療の問題点は以下にあると思います
    完全にトピずれではありますが、自分が思うことを書いておきます。

    ここは医療に関わっている人たちだけでなくて
    「政治」のほうが動かなくてはならない部分も
    たくさんあると思います


    (1)産婦人科などの医療施設、それも緊急に対応できる医療施設が、特に都市部において、その数が少なすぎる。需要に対して供給が追いついていない状況。
    (妊婦さんがたらいまわしにされて死亡した事件は、たしかどこもかしこも「満員」で断られたという経緯があったと思います。)

    ②どの分野にせよ、「看護婦さん」の数が、少なすぎる。結果、看護婦さんは、すごい重労働を1人で背負うことになる。
    (病院によっては充実しているとこもあるかもしれませんが、全体的にやはり少なすぎるでしょう。また、重労働に対して高い賃金が支払われていない現実も、憂慮すべきです。これでは、なかなか誰も看護婦さんになろうとしません。)

    ③これは②の問題と関係してくる問題ですが、医療界のなかでの働く人たちの「格差」が大きすぎる。つまり、看護婦さんたちが低い賃金で大変な環境で働かされる一方で、エリート医者たちは凄まじい高給とりでエバりくさっている。もちろんそうでない良心的なお医者さんもいるでしょうが、医療界内部の権威だの権力などの閉鎖的な力関係・組織構造が、利用者にとってよりよい医療施設を作る上で、明らかにマイナスに働いている。

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  • ラオスの救急医療体制

    K28さん、いつも優れた旅行レポートありがとうございます。

    ここ1~2年ラオスは市場経済が進展し、物価は高騰、街中にはバイクや自動車があふれるほどです。
    バイクは登録が間に合わず、ナンバーなしで走っているのもたくさん。
    無免許運転や飲酒運転も多いのではないかと思います。交通規則の徹底にはまだ時間がかかります。

    都市では交通事故は毎日のことです。わたしはよく事故現場に遭遇しますが救急車を見たことがありません。
    首都のビエンチャンでさえ、ラオスの病院は重大事故の対応ができるのか疑問です。

    こうしたところで交通事故の被害に遭えば、K28さんが不安に感じられたとおり手当が遅れたり、適切な医療が受けられなかったりというリスクがあります。

    自分はたまたま安全だったけど次はわからないのです。
    どなたも用心しながら旅行を考えて欲しいと願っています。

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    09/02/21 13:47

    救急車ないですよね

    ろっきいさん、こんにちは。

    本当に医療体制は、ラオスの辺境地域に
    もっとも必要なことかと思いました。

    コーラやスプライトは
    アタプーなどの辺境地域でも
    当たり前に見かけますけど
    病院も救急車も全然見かけない。

    一体病気になったりケガしたときは
    地元の人はどうするんだろう?と考えちゃいます。

    このラオスの交通状況(人と荷物を満載したソンテオが走る光景)を考えると
    そこらじゅうで事故が起きていても不思議ではないですが・・・

    仮にシーパンドン近くで事故った場合
    一番近い病院はパクセーということになるのでしょうかね。

    万が一こういう辺境地域で
    緊急を要するような大ケガでも負ったら
    大変なことになりますね。

    観光客で溢れかえっている光景の裏には
    こんな現実があるということを
    シーパンドンを訪れる旅行者は頭に入れておいたほうがいいでしょうね。

  • 危ないことはたくさん有りますね

    このところ、米国NY州バッファロ空港手前に、パイロットミス
    で操縦桿を手前に引いて墜落したらしいコンチネンタル航空のこと、
    さらに今日のNWA機407名乗客機の乱気流事故での47名も
    の重軽傷者をだしたこと、など米系航空会社の場合が目立ちます
    ね。ハドソン川不時着水機の英雄パイロット談が、もうむしろ、
    危なかったのだなあ、という思いが濃くなります。

    昔はどこやら「空飛ぶ棺桶」と呼ばれたエアラインもアジア系であった
    のでした。

    K28さんはラオスで陸路そんな目に会われたのですか。昨年、
    前後してラオス南部へメコンのDonDetへ昨年末滞在したときに、
    National Geographic誌を手にした米国人老人が
    居たので、その印象からお仕事はairlinesか?と聞いて、
    声をかけましたら、NWAの退職者で75才の人でした。
    若いときはUSArmyの少佐だったそうです。パイロットですが、
    ベトナム戦争に従軍したかどうかは聞きませんでした。
    帰国しても旅先で出会って話した外国人としてときどき思い出します。

    一昨年ミネソタの橋が落ちたときはシカゴに居て、米横断レンタカ~で
    デトロイトへ向かうときでした。ハイウェイの凸凹穴だらけな郊外
    を走りながら、米国の道路も危なくなってきたなあ、などと思ってた
    ときでした。昨年はカナダ北部でレンタカ~のタイヤ5本(スペアタイヤ
    も含め)次々にパンクとバ~ストに見舞われ、ボンネットが一部裂けて、
    左ライトも吹っ飛び、ト~ルカ~で47kmお世話になったりしたので
    した。修理代は各所で計$1300支払い、レンタカ~会社は保険で
    充填してくれましたけど...。

    旅先事故って、もう「運命」かな、と思いますね。


                      ひがしまち

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    09/02/20 23:13

    ニアミス

    2つの事故とも、「ニアミス」でした。

    もっとも「ニアミス」という言葉自体、もとは航空事故を意味する言葉なので、今回誤解をふせぐため使うのをためらってしまいましたが・・・。

    NWAはアメリカ空軍と強いつながりがあるということは聞いたことがあります。空軍パイロットの有力な再就職先だとか。ただしどんなに操縦がうまいパイロットであっても、乱気流のなかでの制御は困難きわまるのでしょうね。操縦が下手なパイロットであっても平穏な状態の空を飛ぶほうが、まだ安全なのかもしれません。

    アメリカでひがしまちさんの車のタイヤがパンクしたのは、別に舗装されてない道路でもなんでもなかったんですよね? ハイウェイで穴だらけとは。一見進歩しているように見える文明であっても、自然の、そして人為的な大災害の前では、まったく無力なケースもありますね。