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お正月の海外旅行について

公開日 : 2009年12月05日
最終更新 :

お正月休みの海外旅行について、ふと思ったんです。
お正月に海外へ旅行に行かれる方は沢山いると思うのですが、お正月に行って観光はちゃんとできるのでしょうか?
日本ですと少なくとも元旦はどこもお休みが多いですよね?(あくまで予想です)
なので日本へ来る外国の方はお正月にもし観光に来るなら少しもったいない気が・・・。
なので僕ら日本人も大晦日から海外へ旅行へ行った場合、やはり観光がちゃんとできない状態なんでしょうかね?
他国も大晦日からお正月にかけては観光名所はお休みが多かったり、町は静まり返ってたり・・・

ちなみに、ミャンマー、ベトナム、マレーシア、韓国、台湾、香港あたりが気になります!
ご存じの方教えて頂きたいです。

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1件のコメント

  • 国(文化)によって祝日は異なります。

    日本では大体仕事納めがあり、会社などによって差がありますが、12月28日ぐらいから1月3日ぐらいまでは多くの企業が休みで、正月(年末年始)休みとなっています。

    でも、ミャンマー、ベトナム、マレーシア、韓国、台湾、香港などの国、地域では全て1月1日は祝日となっていますが、普通の祝日の1つに過ぎません。なぜなら伝統的な文化に基づいたものではなく、政府が採用している暦の上で、新しい年が始まるから、一応お祝いしているという程度のものだからです。ですから、上記の国での1月1日の祝日は、日本で言えば「海の日」のような日と考えて問題ありません。

    日曜日も営業しているような店であれば営業していますし、日曜・祝日休業の店は休みになるというだけの、ごく普通の1日です。


    もちろん、どこの国も新年を祝う習慣はありますが、文化によって元になる暦が異なります。

    かつて中国文明の影響が強かった朝鮮半島や日本、沖縄、ベトナムなどの東アジア地域では太陰暦(旧暦)という同じ暦を使っていました。そのため、正月や端午の節句や七夕など多くの行事中国大陸、朝鮮半島、日本、ベトナムなどで行なわれてきましたが、日本だけが明治期に古い文化を捨てて、西洋化するために、本来は旧暦で祝うべき伝統行事も、新暦で祝うことにしてしまったのです。

    ですから、そのほかの国々ではいまでも旧正月(チャイニーズニューイヤーとか春節などとも言います)を自分達の伝統的な新年として祝っています。もちろん、端午の節句は旧暦の5月5日ですし、七夕も旧暦の7月7日です。中華系の国、地域やベトナム、韓国などでは旧正月こそ、日本人がイメージする「お正月」のように、国へ帰って家族と過ごしたり、長期休暇を利用して旅行に出かけたりするような時期なのです。

    ミャンマーやタイ、ラオスなどの仏教文化圏では仏暦に基づいた新暦が4月に盛大に祝われています。ソンクラーンといって、水を掛け合うことで日本では結構知られています。

    マレーシアはイスラムの国なので、イスラム暦の新年が祝われます。今年は1月だったそうです。マレーシアには華人も多いので、旧正月休みもあります。

    ですから、1月1日は普通の休みですが、それぞれの国の伝統的な暦に基づいた正月の時期はどこの国も普段とは異なり、交通機関やホテルの予約がしにくかったり、商店なども休みであることもあり得ます。ただ、逆にその時期だからこそ見られるような伝統的なお祭りや習慣、服装、食事などを体験できる可能性もあります。

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