レポート

マラケシュ ぼったくられた? 失敗談

公開日 : 2009年12月14日
最終更新 :

今になって思えば、やはり怪しいおっさんでした。ただ、いい人だったのかなー?と不思議と腹が立たないんですよね。マジョレル庭園にて、かなり癒され、ホッとした気分になっていて、リラックスオーラが出ていたのかも知れませんね。失敗談です。。。マジョレル庭園からの帰り、私と私の彼(モロッコ人に間違えられる)は、アブドゥルというおじさんに出会いました。40歳くらいかなーもっと年かも。背は185以上の長身、赤い野球帽をかぶり、口ひげをはやし、ジーパンに黒いジャケット、茶色の靴、ソックスなし。英語で話しかけて、かなりフレンドリー。英語ができるのは、仕事がらだよ!といってましたねー。交差点の途中で話しかけてきました。(ちなみに、日本語に訳しております)おっさんは、今日は、ベルベル人のアルティザンが、カーペットをとっても安く売ってるから、見に行ったら?なーんて甘い言葉。あっちだよー。すぐ見つけられるよー!と、のこのこ行く予定だった方向と間逆の方向に歩く羽目に。そのおっさんとは交差点でさようなら!5分くらい歩いたところで、なんだかにぎやかにマーケットをやっている。写真でもとる?なんて彼と話していたところに、先ほどのアブドゥルがまたまた後ろから登場!やあ!君達、まだこの辺にいたの?そのベルベル人のカーペットはすぐこの先だから、よかったら連れて行ってあげるよ!どうする?と。胡散臭いんだが、ここで、彼の巧みなところは、決して無理に押さない。決めるのは私たち。合意して歩き出した。このおじさんのおかげで、凄くクネクネした道や、いろんな所を垣間見れたし、絶対にいけないようなところにもいけた。Zaouia of Sidi bel Abbes の門も写真に収めることができた。案内された場所はそのモスクに程近い店。アクセサリーやバッグ、服、スカーフ、陶器、色々あったが、ベルベルのカーペットも地下に売っていた、私たちは結局そこでガラスコップとカーペット(薄いもの)を140ユーロで購入。お金が足りなかったので彼はバイクの背に乗って銀行までお金を出しに行きました。その間、私には店に残るよう指示され、ジラバ?バッグ?何か買う?もちろん答えはNO! と、アブドゥル、隣の売り物の腕輪を私の手首にはめ、これはプレゼント!シルバー!と。まあ、みればシルバー925でないものですが。。。まあ愛想笑い。程よく彼も帰り、支払いを済ませ、店を出て、スーク方面に案内してあげる。とスパイス屋の前を通りがかり、お料理好き?スパイス買う?と私は既にこれが買いたいというものがあったので、サフランの花びらを購入。小さいな容器二つで4ユーロ(ヨーロッパでは希少で高いのでこれはお得でした)。買い物終了、スークの入り口が見えたあたりで、おっさんがピタッと足を止め、じゃ、ここでさようなら!そう、今日いろんなところに案内してあげたの、100ディルハムくれ。うちの彼、さり気にコインを出す。こんなはした金じゃない!モスクにも行けただろ?金をよこせ。うちの彼はさらにコインで粘る。アクセサリーを彼女にあげただろ?金!!じゃあこれでどうだ?と20ディルハムの札を出す。と、おっさんはすんなりおとなしくなった。そしてARE YOU HAPPY?と聞いた。だから私たちはHAPPY!と答えた。おじさんもHAPPYだった。その後、握手をして、おっさんは去っていった。なんだかキツネに化かされた感じ。家に帰ってから、購入したコップの一つの柄がちょっとまずかったことに気づき、カーペットも少々不思議な感じ。ぼられたのか?手作りだからか?と見るたびに思い出す、少々後味の悪い不思議な体験になりました。うちの彼はおっさんがガイドと知っててだまされたふりをしていたそうですし、銀行に金を取りに行った際に、20ディルハムを取り出しやすいポケットにいれ、何かあったら、それで片付ける予定だったとか。知らない私はハラハラ、ドキドキしていました。良い経験になりました。

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2件のコメント

  • 09/12/14 21:16

    Re: マラケシュ ぼったくられた?

     そうそう、こういうのは多少高くても現地援助と考えれば良いことをしたのだと思います。

    騙されて危険な目に合うのは避けるべきですが、いくらか高く買うのはやむを得ないと考えるようになりました。
    現地の人から見ると、外国人は手間暇かかるのですから、同じ価格だったら面倒で売りたくないでしょう。


    私は、タクシーなどでは危険を避けるために、言い値が良心的な運転手、メーターで請求する運転手を選ぶことにしています。
    その代わり、素直に目的地に連れて行ってくれた場合は、降りる時にチップをはずむことにしています。
    無事に目的地に着けたお礼のつもりで・・・

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  • これも経験

    本当に失敗談だったのでしょうか?
    こういう手段が、マラケシュに住む観光相手の人たちの生きのびる手段です。
    Happyの気持ちを大切に持てば、これもいい思い出でしょう。ささやかな現地援助。これもいいことです。

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