地球の歩き方ラオス編、新刊が出たので早速手にしました。
旅行関係のラオスの変化はとても早いので、宿、レストランなどは新しいガイドが有効です。
ラオス北部について見ると、前回の版はルアンパバーンのゲストハウス情報が詳細で町の宿がほとんど網羅されていましたが、今回は並以下のゲストハウス情報を思い切り整理したようです。
シェンクワンやウドムサイなどの地方の町の情報が充実してきました。
バックパッカーご用達のガイド本からの脱却を図っているようです。
しかし、現在の旅行の実情を考えると、ラオスはまだごく普通の旅行者が個人で路線バスやボートを利用して移動するのは楽ではありません。
かといって、宿も行程も旅行社におまかせでガイドつきの専用車で周遊するだけでは興趣が半減します。
歩き方編集者がどんな旅を提案しているのか、わかりづらいガイドブックになりました。
若い人が個人旅行するには、ホテルよりゲストハウスを紹介するほうが適切です。
しかし、日本人旅行者は若い人より中高年のほうが多いかもしれません。
中高年旅行者が快適に、かつラオスの風土になじみながら旅行ができるような環境が整備されていけば、ガイドブックもそれにあわせてより良いものになっていく、ということでしょうか。
Qがありませんでした。
ひとつだけ。
チャンパサック、ワットプーの案内図にある暁のテラスという構造物はだいぶ前に撤去されてなくなったと思いますが今回の新刊にも掲載されています。
再建されて、現存するのでしょうか。