レポート

南極クル-ズ「Last Minute Offer」 その(3)

公開日 : 2010年02月07日
最終更新 :

南極クル-ズ Antactic Dream号

1日目
コントロ-ルにてパスポ-トチェックと荷物のセキュリティ検査を受けて午後4時乗船開始。
レセプションに旅行社よりもらったバウチャ-とパスポ-トを渡しキャビンに案内される。
キャビンは想像以上に窓が大きくこれから11日間のクル-ズが楽しみ。
午後6:10出航
午後7:30よりウエルカムディナ-。

午後11:00、恐怖の揺れが始まる。持参した酔い止め薬を服用。

2日目
朝7:30の朝食時、手すりに摑まらないと歩けないほどの揺れ。
乗員に言わせれば「他の月に比べればこの揺れは可愛いもの。」との一言
午前2回、午後2回の南極についてのレクチャ-。

3日目
午前2回、午後2回のレクチャ-。
手すりを持たないと歩けない揺れは続いているが3度の食事は取れる。

出航してから48時間後の午後6:10完全に揺れは止まりました。
船の回りには氷山が浮いて半島の土が見えます。
この時期は白夜で一晩中暗くなることはありませんでした。

4日目
午前→Aitcho Is(アイチョ島)上陸
(ゾディアクに乗る順番はチンストラップ班とジェンツ-班の2班に分け交互に後先で上陸します。)
この島にはジェンツ-ペンギンとチンストラップ(あごひげ)ペンギンがいっぱいいてそれぞれお母さんペンギンの前には可愛い小さなchicks(ひな)が2匹。

午後→Yankee Bay Is(ヤンキ-ベイ島)上陸
島には氷河のかけらがたくさん打ち寄せられておりとっても綺麗。
数えきれないぐらいのジェンツ-ペンギンの親子。可愛い!

5日目
午前→Enterprise Is(エンテタ-プライズ島)にゾデイアククル-ズ。
廃船や海に浮かぶ氷河を見る。天気は快晴で空の青さと氷河の蒼い輝きが何とも言えない美しさ。

午後のCunerville Isの上陸の予定が変更になってレクチャ-に変わってしまった。
少し残念。この時期南極クル-ズ船がたくさん航行していて島に上陸する人数が限られているので上陸の予定でも出来ないこともあります。

6日目
早朝5時ぐらいよりル-メア海峡通過。
午前→Petermann Is(ピ-タ-マン島)上陸
ここはジェンツ-ペンギンとアデリ-ペンギンが入り混じったルッカリ-があり、丘を登り頂上からは回り360°氷河の浮いた綺麗な景色が見えました。

午後→ルメ-ル海峡でのゾディアククル-ズ。
いろいろな氷塊と海のコントラストが最高に綺麗。氷塊に乗ったアザラシも可愛い。

7日目
午前→Danco Is(ダンコ島)上陸。
深い積雪の中を標高差200mぐらい登ると頂上からは南極半島や氷河の浮かんだ海のダイナミックな景色が一望出来ました。

お天気がいいのでびっしょり汗をかいてしまいました。

午後→いよいよContinental Landing Neko Harbour(ニコ・ハ-バ-)上陸。
今にも崩落しそうな氷河や可愛いペンギンでいっぱい。

夕方から船はサ-ビスでDall Man Bayをグルッと一周、ゆっくり航行してくれました。

8日目
午前→Deception Is(デセプション島)上陸。
この日は風が強く波も高くゾディアクに乗るのも降りるのも四苦八苦、波を存分にかぶり上から下までびしょ濡れ状態。

強風で波が高くゾディアクによる移動は危険なので午後の温泉は中止となりました。

9日目
揺れに備えて酔い止め服用。
午前1回、午後2回のレクチャ-。

船の揺れはだんだん激しくなる。

10日目
朝からひどい揺れ、朝食時大きなコ-ヒ-給湯器は揺れで滑り落ち、お皿は落ちて次々に割れ、縦に横にと海に浮かべたお椀のようにロッキングロ-ル。
This is drake。 と外国の方は揺れを楽しんでいるようでした。

午前は揺れが激しい為レクチャ-中止、午後レクチャ-1回の後、船専属のカメラマンが撮ったこのクル-ズのビデオ観賞。

午後7:30からフェアウエルディナ-で盛り上がりました。

この時には揺れも完全におさまりディナ-にはお寿司も出て楽しめました。

11日目
朝7:00Antarctic Dream号はウシュアイア港に接岸、8時には全員下船。


感想
南極での気温は5℃前後、出発した関西より暖かく感じられました。

船の揺れも乗員に聞いた所、1月が1番揺れが少ないとの事。

1月中旬の南極、航行中に何隻もの他の船と出くわしたり、並行して航行したり、小さなヨットが航行していたり、何万トンものスタ-プリンセス?を遠くに見たりと、退屈しないで過ごせました。

Antactic Dream号、乗員もリ-ダ-も優しく、乗り合わせた乗客もこじんまりした人数なので顔が覚えられ、とてもアットホ-ムで良かったです。

船酔いが心配、そしてペンギンの可愛いヒナが見たい方、1月中旬の南極クル-ズをお勧めします。

(乗船前日ウシュアイアHotel Alto Andino宿泊、ホテルからはビ-グル水道が一望出来ました。)

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2件のコメント

  • 10/02/13 20:17

    クリッパ-・アドベンチャ-号の「Last Minute Offer」。

    狙っていた「Last Minute Offer」は17日出航のアンタ-クティック・ドリ-ム号、16日出航のオルロヴァ号とクリッパ-・アドベンチャ-号、この3隻でした。

    オルロヴァ号は1月に入るともうキャビンは埋まっていましたがクリッパ-・アドベンチャ-はUS$8190角窓のキャビンが最後の最後まで空いている状態、一体いくらで「Last Minute Offer」を募集したのだろうと今更ながら気になっています。

    グレ-ドの高い船なので「Last minute Offer」なるものは募集しなかったのかもしれませんが空室にして出航するのはあまりにももったいない気がします。。

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  • 詳しいレポート

    ありがとうございます。
    とても参考になります。

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    10/02/07 21:13

    追加です。

    目指せ100ヶ国さん、つたないレポ-ト読んでいただきありがとうございます。

    書ききれなかった事を書き記します。

    チップ→10日目、午後2:30より船内での買い物の精算とチップの回収があります。
    チップは小さな袋を渡されて、その袋には1日USD10と書かれていてドル札を入れて回収箱に入れます。


    パスポ-ト→出航日に預けておいたパスポ-トは最終日(11日目)ウシュアイアの岸壁に接岸した後手渡されます。


    最終日、一般乗客はバスにて送迎がありますが「Last Minute Offer」の乗客は皆それぞれ自分でタクシ-乗り場まで荷物を持って移動します。

    一般乗客→dependent
    Last Minute offerの乗客→independent

    と呼ばれます。