レポート

チリ~ボリビア~ペルー(高山病について)

公開日 : 2010年05月31日
最終更新 :

旅程を作る時から出発まで、高山病について心配でした。
迷った末に、かかりつけの医師にお願いして、ある予防薬とDIAMOXを処方してもらいました。薬価は1錠約30円(保険適用)ですが、診察料等が2千円位かかります。DIAMOX錠250mg、1日1錠とありました。高地に入る24時間前から服用始めました。ふだんは全く薬を飲まないので、割って朝と昼は1/4づつ、夜は1/2錠服用しました。飲んで即、手の指先がしびれて圧迫感があり、不快でした。効用があったかどうかは、自分でもわかりません。2日(2錠)服用しました。標高4,800m位を通過していて、中程度の頭痛がありました。日頃、(暑い時)水分不足で起こる頭痛だと感じました。他の高山病の症状はなかったので、夜、頭痛薬(EVE)を2錠服用しました。翌朝、元気になりました。単なる水分不足だったような気もします。ウユニ・ツアーでは、途中、トイレもありません。トイレを気にしていると、水分不足になるので、私は自分の健康を優先して、十分な水を飲むことにして(ボリビアには悪いけれど)そこいらで用を足していました。ウユニ・ツアーを終え、ラパスに到着しました。頭痛や症状はないけれど、登り坂がきつく、休みながら、ゆっくりと歩くしかありませんでした。クスコでは、平常に近い体調でした。高地にいることが全く気にならない。空気が澄んでいる気さえして、とても爽やかな気分でした。

リマ空港の薬局で、高山病の市販薬1箱40ソルとのことでした。
ウユニ・ツアー中、20人近くの中で、体調が悪かったのは私だけ。他の若者達は、皆、元気いっぱいで、走り回る、踊る、きつい衣服を着て、大量に飲食、アルコール毎晩、睡眠不足、配給のミネラル・ウォーターも殆んど飲まず。私は、持参した衣類のほとんどを着用して、毛布5枚かけていた晩に、水着で寝ていた人が2人いた。

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6件のコメント

  • ふーくん、お陰様で無事にラパスやチチカカ湖に行って参りました。情報ありがとうございました。

    あなたの高山病情報をもとに自分なりの対応をとりラパスやチチカカ湖(コパカバーナ)に無事行って参りました。どの様な行程を採ったか等、ご報告致します。なお、ご報告が遅れましたのはラパスの後、ブエノスアイレス、サンパウロを経て、この20日に帰国したためですのでご了承下さい。

    1.行程
    1)サンパウロ(800m)からラパス空港(4000m)への直接訪問は避けて、まず、サンタクルス(400m)で一泊。ボリビアの雰囲気に馴れた上、富士山新5合目に位置するコチャバンバ(2600m)でもう一泊。高山病が出る様であればラパス取り止めも選択肢に入れて宿泊。
    特に問題ないと体感したので翌日の朝便でラパスに入る。南雲さん経営の日系ホテル『一番』から
    アントニオさんが向かえに来てくれ安心しつつゆっくりと空港からホテルに向かう。その途次に、
    憧れのイリマニ山の雄姿を拝観出来てラパスに来たことを実感する。南雲さんが容易されたコカ茶を午前中ベッドでゆっくり休息しながら全部飲み干す。不安を感じなかったので2時間後に車でイリマニ山を最も美しく拝観出来るところにアントニオと一緒に悪い道を一時間ばかり行く。峠に差し掛かったところでイリマニ山が素晴らしい雄姿を現す。これで、第一の目的を達成する。
    2)南雲さんのアレンジで翌朝8時、チチカカ湖のボリビア側観光地コパカバーナに4時間のバスに揺られて行く。ラパス市内で乗客を乗せてゆくのに1時間程度かかったが、その後はトイレ
    休憩が1回と半島から一端バスをおり、海峡(湖なのでその様に言わないが)を渡る船に乗る
    以外は一路コパカバーナに向かう。リオデジャネイロのコパカバーナ海岸とは全く様相が違う
    現地に到着。照会されたホテルにチェックイン。1時半の太陽の島行きの船に乗る。過ってインディオが住んでいた島と言うことで1時間半かけて到着するが、最終4時半の船に乗り遅れない
    様に島歩きは止めて船着場付近をぶらぶらして時間をつぶす。水が透き通るくらいにきれいだ。
    3)次の日は来た道を戻るのみ。とは言え、行きはバス前方に向かって左の窓側に席を取って
    チチカカ湖が良く見える場所であったが、道すがら右側にワイナ・ポトシ(6088m)など
    ボリビアのアンデスの山々が連なる景色を垣間見ていたので、同じく左の窓側に席をとる。
    4)無事にラパスに帰還したので、明日の出発の名残りに南雲さんと日本食堂『健ちゃん』に
    行き、チチカカ湖で捕れた鱒の刺身に舌鼓を打つ。

    以上が、大雑把にストーリーですが、高山病対策として大事なことを報告しますと、ペルーの大使館の医務官の方が書かれたサイトにアセタゾラミデ(スペイン語・・・ゾラミダ)が予防薬と
    してあったので、主治医にメールで連絡したところ、高血圧の私でもOKとの所見を頂いたので
    コチャバンバで購入、6~8時間置きに半錠づつのみ続けたことに因るところ大と感じております。
    ソロチピルは単なる頭痛沈静剤の由で、主治医からはレコメンドは無しでした。因みに前者の
    薬は20錠入りで1錠250mgであったので、半分にして服用していたのです(コチャバンバ
    の人には1錠づづ8時間毎に飲むように言われましたが)。アセタゾラミダの薬の名はEDEMOXと
    言い、日本円で500円くらいだったと思います。

    食事は南雲さんが毎朝、作って下さる日本食をゆっくり腹6分程度食べていた時はなんとも無かったのですが、コパカバーナで美味しそうな朝食が出たため綺麗に平らげましたところ、気分が少し悪くなり午前中はベッドで大人しくして回復。最後までの警戒が必要であることを反省しております。

    以上が小生の報告です。ふーくんや『地球の歩き方』社の方々には大変お世話になり、心より
    お礼を申し上げます。何かご協力することがあればご連絡をお願い致します。

    taro cienより

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    ありがとうございます

    taro cienさん、色々と教えて頂いて、有難うございます。

    体調が大丈夫だった様子で、良かったですね。沢山の情報が書かれていて嬉しいです。地名や山の名前は、後で、地図で確認します。コパカバーナは行ったことがありませんが、綺麗そう(透明な湖水と書かれていますね)なので、次の機会に是非、訪れたいです。

    薬の名前は、私の薬袋を見ると、DIAMOX(250mg)、1日1回、10日分とあります。医師は思案して、「高山病という病名はないから、メニエール病ということにしよう」と、処方してくれました。ウユニ・ツアーに出発する24時間前から半錠づつ、1日2回、全部で2錠半(2日半)、服用しました。最も高地(約5000m)を通過中、頭痛がしました。どうも、猛暑日に経験する脱水から起こる頭痛症状に似ているので、DIAMOXは止めて、市販のEVEを服用したら、翌朝、すっかり回復しました。DIAMOXは、手の指先がしびれる副作用があり、少々不快でした。

    東南アジアを旅行して、昨夜、戻りました。お礼が大変遅くなってしまいました。

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  • Re: チリ~ボリビア~ペルー(高山病について)

    『ふーくん』と呼ばせて頂きます。大変興味深く拝読致しました。

    小生64歳になる初老ですが南米は仕事の関係でボリビア(とガイアナ地域)を除き知っております。定年を過ぎてふっと人生を振り返る時、我々モンゴロイドの兄弟が北米大陸・パナマ地峡を通り遠い地、ボリビアまで来て住み着きボリビア人として生き続けていることに敬意を持っており、未だその地を一度も訪れたことがないことに積年の後悔を持っております。と言いますのはアルゼンチン、ブラジルに13年も駐在しながら例の『高山病』に怯えてチャンスを逃してしまったものですから、今回のブラジル訪問時に是非ともボリビアを訪れようと考えて来ました。

    但し、その夢の様な旅行が近づくにつれて段々不安が増大しております。現在一人旅でブラジルにおります。

    9年前に脳出血という大病を患いましたが主治医にボリビアの高地に行くが大丈夫か尋ねましたところ、血圧上コントロールされている以上、高地に行くことは問題無いと言ってくれましたが(今年6月モンブランに近いエギーュ・ドゥ・ミディ…3,842mの時も相談。この際は1~2時間と言う短時間でしたので問題なかったですが)、ボリビアのラパス空港は4,000mですし宿泊もしなければならない訳ですから、もしも高山病に罹ったらどうしようと思っております。宜しく皆さんの経験や高山病に対する対策、対応さらに罹った時の対処方法をご教授賜りたく投稿をした次第です。

    taro chien

    なお、20年前にマチュピチュに行ったときクスコで調子が悪くなったことがトラウマとなっております。

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    Re: Re: チリ~ボリビア~ペルー(高山病について)

    taro chienさん、こんばんは。

    私の主観ですが、低地から高地へ飛行機で飛ぶと、降り立った瞬間から、身体(心肺?)がびっくりしてしまって、適応するまで時間がかかるのではないでしょうか。スケジュールが許せば、陸路で上昇してゆく方が負担が少ないように感じます。

    私がウユニツアーで、不調(頭痛)になったのは、水分不足からだと思います。高地は寒くて発汗もなく、喉の渇きも感じませんが、それでもどんどん水分補給をすべきだったと感じています。「慣れない高地では、亀のように、ゆっくり動く」というアドバイスも何度か読みました。

    ラパスに日本人経営のホテル(一番館?)があり、御主人がとても親切な方らしいです。予約する前でも、色々と相談にのって下さるようです。飛行機でラパス到着なら、空港からの送迎サービスもあるようです。私は、ラパスのバスターミナル近くに宿泊しましたが、何か問題があれば、一番館に移動して、お世話になろうと勝手に決めていました。幸い、お世話にならずに済みましたが、チリの高地を旅行中も、「ラパスまで辿り着けば、助けてもらえるから...」と、心強かったです。

    ラパスは魅力的な街でした。人が多くて活気を感じました。屋台も含めて食べ物屋さんが多くて、家で料理して食べることはなく、いつも外食なのでは?と思いました。香港の雰囲気ですね。地方の町でも、夕刻になると、道端の簡易食堂が一斉に開店して、どこも賑わっていました。毎晩、お祭りの夜店みたいな感じです。そして、トイレ屋が多数ありました。1回10円位の料金ですが、公衆トイレとは微妙に違って、ビジネスなんですね。窓口でお金を払うと、紙片の領収書とトイレットペーパーが渡される。中には、広々としてて、ゆっくり過ごせる施設もありました。

    とても印象が良かったことが一つあります。ボリビアは物価がとても安くて有難いです。ランチのセットメニューが100円位で食べられます。安いファスト・フードの食堂でも、皆さん、マナーがとても良いのです。プラスチックのナイフとフォークを、シルバーのように、きれいに使って食事されている姿を、快く眺めていました。

    ラパスの街に入る(到着)時、右側の座席がいいです。出発時は左側です。バスだと一瞬ですが、ラパスの街全体と雪の頂きがとても美しく見えます。

    是非、ボリビアに行かれることをお勧めします。気を付けて無理をしなければ、大丈夫だと思います。

  • 高山病を気にしすぎることはないと思いますけどね。

    このトピックがあったので、僕の高地経験をまとめてみました。

    『パネシージョの丘に登るとふらふらする。初めての高山病?それとも二日酔い?』@キト/エクアドル
    http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/south_america/el_panecillo.htm

    >>あれっ、これ、ひょっとしたら「高山病」かしら。
    >>エクアドルの首都キトの標高は、2800メートルだ。
    >>パネシージョの丘(3000メートル)に登った時は、ビールを飲んでいたよね。
    >>だから、ただ酔っ払っていただけの可能性もある。

    >>僕が、確実に高山病だと意識したのが、ボリビアのチャカルタージャ山(5300メートル)へ登った時。
    >>ラサ(3650メートル)では、確かに体調がおかしくなったが、このときもワインを飲んでたしね。
    >>中国からパキスタンへのクンジュラブ峠(4800メートル)では、まったく元気そのものだった。

    昔は、高山病のことはそれほど気にしてなかったのでは?
    僕自身も、周囲で本格的に高山病にかかって、深刻な状態になった人は見たことがありません。

    本当に問題な観光地では、
    それなりに、治療施設があると思います。

    それよりも、高山病のクスリというものも、副作用があるかも知れません。
    普通の人は、普通にしていればいいのでは?

    というのが、富士山の山頂が3776メートル。
    日本人は老若男女、富士山に歩いて登ってますが、
    その人たちが、高山病のクスリを飲んでいるという話は、聞いた事がないですからね。

    みどりのくつした

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    私もそう思います

    みどりのくしたおじさん、こんばんは。

    私は、行ったことのない国や場所について、心配しすぎるようです。

    高山病については、富士山や、クスコ、ラパスなら、それ程心配しません。3000メートル台だし、医療も何とかなるでしょう。登山は、引き返して下れば、ほとんど回復します。

    私が心配して、念のため、医師から(予防)薬まで処方してもらった(診察を受けるには時間もかかる)のは、チリ・ボリビア間のウユニ・ツアーが、2泊3日で、社会から隔離された5000メートル近い砂漠を移動して行くからです。誰か(例えば私)がひどい病気になれば、他の人達に迷惑がかかり、ツアーが予定通り進まなくなります。「400メートルの壁」はあると感じました。体調が悪くなる(頭痛程度)人の確率は、1割位でしょう。酸素吸入が必要になる人は1%以下かな。受診しなければならない人は、0.1%以下。生命にかかわるほど悪化する人は、0.001%以下。実際に行ってみた後の推定確率です。でも、「地球の歩き方」と「Lonely Planet」には、もっと慎重に書かれていました。外務省の注意も読みました。

    ところで、質問があります。よろしければ、教えて下さい。
    私が旅行中、最も避けたいのは、大使館にお世話になること。確率は極端に低い(10万分の1以下)のですが、もし、海外で死亡した場合、遺体は日本に送還しないといけませんか?私は、好きで海外に行くわけですから、何か事故で死亡してしまったら、当該地でそこの風習に従って始末して欲しいのです。死後、日本に帰国する必要はありません。生きていれば、大使館に、何とか、日本に帰れるようにお願いします。

  • 人それぞれです

    私も今ボリビア旅行中です。
    5月28日にチリから抜けるウユニツア-を終えました。
    サンペドロで薬を買うつもりでしたが、どの店でも無いと言われ心配しましたが、それでも毎日ほとんど水は飲まずにチリワインを飲みました。
    結果は、ツア-1日目に軽い頭痛がしたくらいでした。
    考えてみれば、10年以上前に中パ国境のフンジェラブ峠に行ったのですが、5000m近くあったと思いますが、高山病のことなど考えもしませんでした。
    また、寒さもツア-1日目だけ。
    人それぞれです。

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    10/10/16 10:50

    アルコール

    私は高山病の心配はありませんが、10日ほど前に急に食後鼻血が割合多く出て止まらず救急車の世話になりました。

    気分は出血中も悪くなく病院で血圧を測ったら180と過去最高でした。翌日耳鼻咽喉科で見てもらいましたら鼻は異常なく原因はわかりません。
    私は遺伝性の高血圧で降圧剤は欠かせませんが、普段のジムの筋トレ中は今でも割合高めの平常値です。

    来年1月シベリア北極圏の寒極旅行を計画中ですが、再び出血がないか多少気にはなります。急な温度変化だけは気をつけないといけません。
    脳のMRI検査は12月に受けていますが小さな脳梗塞の後はいくつもあり私の年齢では珍しくなく毎年変化が無ければそれほど心配は要らないといわれました。

    昨年今頃チベット、マチュピチュ、キリマンジャロと4000Mから6000M近くまで登りました。
    チリワインの話しが出ましたので言いますが、キリマンジャロ登山前に禁酒、禁煙、禁シャワーと注意が出ました。
    高山病予防は水の補給を良くする様にといわれました。

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  • ♂はいいな・・とか思う時

    ふーくんさん こんばんわです

    高山病レポートも興味深く拝見しました
    水分を多くとる!・・・ 高地での健康管理に欠かせないことですが 問題はその後の「出す」
    ボリビアの大地にあやまる ふーくんさんがうらやましい
    本当に トイレが少ないです(笑)
    私は自分のレポートに ウユニツアーのトイレ情報を記述しました
    理由は 後進の女性旅行者のためにです 

    チリとボリビアの国境の高地を越せば、それ以上に高い場所には行かないのでラパスは楽でした。
    そういえば 安くて美味しい ボリビアワインをガンガン飲んでいました

    ウユニツアーのツアーメイトの様子 面白いですよね、国際色豊かですよね
    さすがに水着はいないけど、イタリア人は 半袖短パンで就寝
    チリ・アルゼンチン人は なぜ?と思うくらい元気でした
    スイス人は 母国から大きなビンに入った高山病の薬を定期的に服用・・・

    ソローチェピル ペルー・アレキパのバスターミナルでは 1錠3ソルでした
    何のために買ったのかといえば 次回の南米行きのためです(笑)

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  • 10/06/01 08:34

    Re: チリ~ボリビア~ペルー(高山病について)

    すぐには間に合いませんが、これからの為に普段からストレッチやウォーキングの癖をつけるようにすれば心配は要らなくなります。
    ラジオ体操は最近は毎日やっています。

    心肺機能は確実に上がります。
    私は今夏も人間ドックを受けますが昨年までは毎年あがっていましたがそろそろ止まるかと思いながらの毎年の検査です。

    脳のMRI検査も毎年やっていますが小さな脳梗塞の後は幾つもあります。あまり変化が無ければよいそうです。

    私は後期高齢者のため血圧降下剤など数種類の薬は毎日飲んでいますが、高山病の心配は全く無く昨年晩秋にチベット、チリ、ペルー(4000m)、キリマンジャロ(5800m)すべてokでした。
    寒さ対策も同様です。

    私は60歳から海外旅行や運動を始めても間に合いましたので努力してください。少しずつでも継続が大事です。
    そうすれば危険な山以外は行けない所は無くなります。

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