続き 4 自分はやはり怪し過ぎるので、OKはしなかった。 ビジネスの話はもう止めようと言うと、分かったとりあえずもうお昼だから飯でも食ってけと言う。飯の中になにか薬でも入ってたらマズいと思い腹は減っていないと断る。 じゃあ、飲み物はどうだ?ビール好きか?と聞いてきたので、ジュースをくれと頼んだ。 ビッキーがジュースを買ってきて、30分ほど世間話をしたのちビールももらう事にした、彼らへの警戒心が少し解けてしまった。 ビールを飲んだその後気分が急に変わり始めた。 色々どうでもよくなるような感じだ。 そして自分から聞いてしまった、もしさっきの話が本当なら、他に同じ事をやった人の書類を見せてくれと。 サニーは、勿論見せるよと、パスポートの顔写真のページのコピーと、ビザのページのコピーと※仮に買ったという事にしないとおかしいから、そのために宝石を買った事にした領収書のコピーを見せてくれた。 ビールと世間話ですっかり気を許してしまった自分は、OKやってやるよと自分からすすんで引き受けてしまった。 本当か!インド人全員よろこぶ。 ※飲み物を飲んだ後気分が異様に変わったのを覚えている。そしてサニーが自分に説明を始めた。 いまから、パスポートのコピーを取りに行く、その後、一応買った事にしないと変だから、カードで実際は1ルピーも引き落とされないが、買ったという事にする。そして、君の家の近くの郵便局か、君の家に宝石を送るためにポストオフィス(DHL)に行く。自分はサニーの説明を了解し、まずはサニーとコピーを撮りに行き、彼らの家にもどる。 そこで、サニーがアタッシュケースから宝石を取り出し、10種類ほどの小粒の宝石を合計百粒。目の前で俺に確認させながら紙で包装する。